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英中央銀行がマイナス金利を導入すればビットコインに追い風

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  • 2020.09.19.

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日本の銀行預金金利は、バブル期の定期預金では6.08%、普通預金でも2.08%となっていました。

しかし現在の銀行預金金利は定期預金で0.01%、普通預金では0.001%となっており、昔のような高金利になることはおそらくないだろうといわれています。

つまり銀行に預金したからといって、預けたお金が増えることはないということです。

 

しかし英の中央銀行が現在、マイナス金利を導入することを検討しているとの報道がありました。

マイナス金利とは、預けているだけで費用が掛かるというものです。

 

そしてこの報道を受け、ビットコインにとって優れた広告だとする説も流れています。

 

これらの報道や情報について詳しくご説明しましょう。

 

イングランド銀行のマイナス金利導入検討が報道

英の中央銀行であるイングランド銀行の金融政策委員会において、マイナス金利の導入について議論されていたことが2020年9月17日、世界の最新金融関連情報を取り扱うメディアBloomberg(ブルームバーグ)によって報道されました。

Bloomberg イングランド銀行マイナス金利導入報道

画像引用:Bloomberg

 

Bloombergの報道によると、英の中央銀行であるイングランド銀行の金融政策委員会で、マイナス金利を検討することが議事録に記録されていることが分かったとのことです。

 

イングランド銀行は中央銀行であるため、各銀行に対してマイナス金利を導入した場合、それらの銀行もマイナス金利にせざるを得なくなり、結果的に銀行利用者にマイナス金利がのしかかってくることになります。

 

つまり、銀行に預金をすると金利をもらえるのではなく、金利を取られることになるわけです。

 

マイナス金利導入の背景

Bloombergの報道では、イングランド銀行がマイナス金利を導入しなければならない理由を2つ挙げています。

 

ひとつは新型コロナウイルスによる経済へのダメージです。

そしてもうひとつが、英のEUからの離脱に関してです。

 

英は2020年1月31日にEUから正式に離脱していますが、現在は移行期間にあります。

ブレグジットが英の経済に及ぼす影響は直接的なものだけでなく、短期的にも、さらに長期的にもリスクが生じると懸念されています。

また現在はEUとの通商協定について協議されているものの、難航しているようです。

しかも交渉期限は2020年の年末となっており、先行きが見えない状態になっているわけです。

 

マイナス金利の現実味と議事録等の影響

イングランド銀行のマイナス金利実施に関しては、どのように実装するかを話し合う段階にあるようです。

つまりマイナス金利を実施するかどうかではなく、どのようにおこなうのかを検討するということであり、方法さえ決まれば実施される可能性が高いというわけです。

 

これらのニュースが2020年9月17日に流れたことよって、英の法定通貨であるポンドは大きく下落しています。

以下のグラフは米ドルに対するポンド価格を示したものです。

ニュースが流れた途端に、一気に下落していることがみて取れます。

Bloomberg ポンド下落

画像引用:Bloomberg

 

ビットコインへの追い風であるとするツイート

イングランド銀行のマイナス金利報道を受け、多くのビットコインを支持する人々は、法定通貨の信頼性を著しく損なうものであるとツイートしています。

 

この考えはビットコインを支持する人々だけが抱いているものではなく、多くの人々が同様に受け止めているからこそ、前述のようなポンド価格の下落につながったのでしょう。

 

なおマイナス金利報道に対してツイートしている人の多くは、この報道がビットコインに対して追い風になる旨を述べています。

そのツイートの幾つかをご紹介しましょう。

 

「こんな素晴らしい広告は買えない」

Bloombergのイングランド銀行マイナス金利報道をみた仮想通貨取引所GeminiのCEOであり、共同設立者でもあるTyler Winklevoss(タイラー・ウィンクルボス)氏は皮肉たっぷりに以下のようなツイートをしています。

Tyler Winklevoss Twitter

画像引用:Tyler Winklevoss Twitter

 

わあ、イングランド銀行はマイナス金利について話し合っています。

彼らがこれを採用した場合、彼らはあなたに借金を払うことになります。

Bitcoinのこんな素晴らしい広告を購入することはできません。

しかし、あなたは彼らのお金を使ってロングビットコインに行くことができます。

引用:Tyler Winklevoss Twitter Google翻訳

 

「イングランド銀行に感謝します」

仮想通貨デリバディブトレーダーであり、仮想通貨アナリストでもあるTone Vays(トーン・ベイズ)氏は、Tyler Winklevoss氏のツイートと似たトーンの内容をツイートしています。

Tone Vays Twitter

画像引用:Tone Vays Twitter

 

銀行があなたに借金を払うとは思わないが、彼らはあなたのお金を銀行に保管/保存するためにあなたに請求します。

ホドラーも!

Bank of Englandに感謝します。

BTCが採用されることを進めてくれます。

引用:Tone Vays Twitter Google翻訳

 

新型コロナウイルスがマイナス金利を促進?

英の中央銀行であるイングランド銀行がマイナス金利導入の検討を始めた背景には、ブレグジットという英の特殊な事情があるものの、新型コロナウイルスによる経済への影響も大きいはずです。

 

そして新型コロナウイルスの収束が見えず、今も世界中で拡大し続けていることを考えると、マイナス金利の導入は今後世界各国で実施される可能性があるといわざるを得ません。

特に米では以前からマイナス金利の導入が噂されており、FRBやトランプ大統領が否定しているものの、噂を完全に消し去ることができていない状況のようです。

 

もし世界中の国々がマイナス金利を導入し始めたら、Tyler Winklevoss氏やTone Vays氏がツイートで主張しているように、世界各国がビットコインを推進していくことになるはずです。

 

まとめ

英の中央銀行であるイングランド銀行が、マイナス金利導入を検討しているとする報道に加え、マイナス金利はビットコインの促進につながるとするツイートについてもご説明しました。

 

このような動きは、今後世界のあちこちの国で起きてくる可能性があります。

そしてその動きがビットコインを後押ししてくれるとすれば、ビットコイン価格はどれほど高騰するのでしょうか。

 

今後、マイナス金利関連のニュースには注意しておくべきでしょう。

 

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