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ビットコインは投資家の金からの投資移行と銀行危機で強気相場へ

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  • 2024.02.08.

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ビットコインは2021年11月に740万円超える高値となりましたが、2022年の年末には210万円台にまで下落しました。

その後、再び上昇を始め、本記事執筆時点では630万円台を推移しています。

このボラティリティの大きさはリスクにもつながりかねませんが、一方では投資で利益を上げることができる要素にもつながっています。

 

これまで多くの投資家は、ビットコインなどの仮想通貨に関心はあるものの、リスクの大きさなどを懸念し、積極的に投資をしてきませんでした。

しかしSEC(米国証券取引委員会)によって現物ビットコインETFが承認された現在、投資を開始する一般投資家が増え、現物ビットコインETFに流入する金額も一気に膨らみました。

 

このような状況下、これまでの金(GOLD)への投資から、ビットコインへの投資に移行する動きが顕著になっていることが指摘されています。

これは現物ビットコインETFの運用が開始されたことに加え、米国における地方銀行危機が再燃し始めていることで、これまでリスクが大きいとされていたビットコインがリスクオフ資産としての価値が認められつつあるという説も報道されています。

 

そしてこれらのことを背景に、仮想通貨関係者だけでなく、仮想通貨市場に参加している人々も、今後ビットコイン価格は大きく上昇すると考えているようです。

 

これらのことについて詳しくご説明しましょう。

 

金(GOLD)からビットコインへの投資先の移行が顕著

米資産運用大手であるARK Invest(アーク・インベスト)の創業者で、CEOでもあるCathie Wood(キャシー・ウッド)氏が2024年2月4日、自社のYouTubeチャンネル内で、投資家の金(GOLD)からビットコインへの移行が顕著になっていることを説明しました。

ARK Invest YouTube

画像引用:ARK Invest YouTube

 

ARK Invest のYouTubeでキャシー・ウッドCEOは未来学者であるBrett Winton(ブレット・ウィントン)氏と対談し、金(GOLD)に対し、ビットコインへの投資が上昇していることを指摘。

この背景には、現物ビットコインETFが運用開始されたことで一般投資家がビットコインに投資しやすくなったことがあるが、この傾向はさらに進むだろうと述べています。

 

そのもうひとつの理由としてキャシー・ウッドCEOが挙げていたのが、米国における地方銀行危機です。

すなわち銀行セクターそのものにリスク兆候が表れると、ビットコインがそのリスクから回避するための「リスクオフ資産」になり、ビットコインの価値が高まるということです。

この説を裏付けているのが、2023年3月10日にシリコンバレー銀行(SVB)が破綻した際、ビットコイン価格が40%近く上昇した事実です。

この事実はキャシー・ウッドCEOだけでなく、多くの投資家が目にしているはずです。

そして現在、また地方銀行危機が高まっており、それによって質への逃避や安全への逃避が起こるのではないかと説明しているわけです。

 

地方銀行危機の再燃か

上で説明したように2023年3月10日、米のシリコンバレー銀行が経営破綻し、FDIC(米連邦預金保険公社)の管理下に入りました。

そしてこの直後にFRB(米連邦準備理事会)は、BTFP(銀行ターム・ファンディング・プログラム)と名付けられた、金融機関の資金繰り支援策である緊急融資制度を時限措置として立ち上げました。

しかしBTFPはあくまでも時限措置であり、期間は最長1年となっていたため、BTFPが2024年3月11に更新されるかどうかは、資金繰りの苦しくなった銀行にとって大きな問題でした。

 

しかしFRBは2024年1月24日、パウエル議長が米国経済や米の銀行は非常に強く、銀行には救済措置がおこなわれるとの考えを示すとともに、BTFPを今年3月11日で終了することを発表しました。

 

このBTFPの終了によって破綻する地方銀行がでてくるのではと、多くの人々が懸念しています。

 

経営不安のあるニューヨーク・コミュニティー・バンコープ

現在、経営不安が懸念されているのは米でも中堅といわれる地方銀行NYCB(ニューヨーク・コミュニティー・バンコープ)です。

 

ニューヨーク・コミュニティー・バンコープの2023年10~12月期決算は、純損益で2億5200万ドル(およそ370億円)の赤字となっていました。

これは融資焦げ付きに備えるための与信費用の増加が原因とされています。

この赤字決算によって、2024年1月31日のニューヨーク・コミュニティー・バンコープの株価は40%近く下落し、翌2月1日にも11%下落しました。

 

これによりニューヨーク・コミュニティー・バンコープで商業用不動産向け融資がおこなわれるのかどうかが懸念され始めただけでなく、他の米地方銀行などにも影響を及ぼすのではないかと警戒され始めました。

 

もしニューヨーク・コミュニティー・バンコープがシリコンバレー銀行に続いて経営破綻したとすれば、ARK Invest のキャシー・ウッドCEOが述べていた「リスクオフ資産」としてのビットコインは、大きく価格上昇する可能性があるということになります。

 

BitMEXの元CEOも地銀破綻でビットコイン価格上昇を予想

ARK Invest のキャシー・ウッドCEOと似た主旨で、ビットコイン価格が大きく上昇すると主張している人物がいます。

それが仮想通貨取引所BitMEXの元CEOであるArthur Hayes(アーサー・ヘイズ)氏です。

 

アーサー・ヘイズ氏は2024年2月6日、Xに以下を投稿しました。

Arthur Hayes X

画像引用:Arthur Hayes X

 

ダンプを再開してください!

JAYPOWは、米国の経済と銀行は強い、または非常に強いと言っています。

$NYCBはそうではないと言っています。

市場と中央銀行家はどちらが正しいのでしょうか?

時間と複利は、ネオケインジアンですら避けられないものです。

救済が行われます、 $BTC = 100 万ドル

引用:Arthur Hayes X Google翻訳

 

つまりアーサー・ヘイズ氏は、パウエル議長が米国経済や米の銀行は非常に強いと発言したが、ニューヨーク・コミュニティー・バンコープの実情をみると事実は違うと糾弾しているわけです。

 

アーサー・ヘイズ氏は以前から銀行破綻の可能性について言及しており、それを回避するにはBTFPの期間延長するしかなく、もし期間延長がおこなわれなければ、幾つかの銀行が破綻するだろうと述べていました。

 

そしてパウエル議長の発言や、BTFP が期間延長されないことを受け、ARK Invest のキャシー・ウッドCEOが主張していたのと同じように、「リスクオフ資産」であるビットコインの価値が高まると述べています。

 

そして時期や細かな状況などについては説明していませんが、ビットコイン価格は100万ドル(およそ1.4億円)にまで上昇する可能性があると主張しています。

 

世界中の仮想通貨市場参加者が予想するビットコイン高騰

上記したようなビットコインを取り巻く状況を考慮しているかどうかは不明ではあるものの、仮想通貨市場に参加している世界中の人々は、その多くが今年4月に実施される半減期以降、ビットコインは史上最高値を更新するだろうと考えていることが調査によって明らかになりました。

Bitget Blog

画像引用:Bitget

 

この調査結果は、仮想通貨取引所であるBitgetが同社のブログ内で発表したもので、ヨーロッパや東ヨーロッパ、東南アジア、ラテンアメリカなど世界中の色々な地域に居住する仮想通貨に投資している人々9,748人を対象に実施した結果として発表されています。

 

調査結果として特徴的なのは、ほとんどの人がビットコイン価格は上昇するだろうと予想していることです。

 

全回答者のうち84%の人々は、4月の半減期を終え、次の強気相場を迎えた時には、ビットコインは以前の最高額を上回るだろうと予想しています。

 

そしてその後の取引は5万ドル(およそ742万円)から10万ドル(およそ1,485万円)の間で推移すると考えている人は55%でした。

 

ただ最高値については、15万ドル(およそ2,228万円)を超えないだろうと考えている人が多いことも明らかになりました。

 

まとめ

金(GOLD)への投資からビットコイン投資への移行、そして銀行破綻への不安、ビットコインがリスクオフ資産であることへの認知の高まりなど、今後ビットコイン価格が上昇する要因は多くあることが分かりました。

また今年4月に半減期を迎えると、ビットコインの価値はさらに高まっていくはずです。

 

これらの状況は、仮想通貨FXを取引するにあたり「買い」の絶好のタイミングではありますが、もちろん一直線に価格が上昇していくわけではないでしょう。

大きく上がれば、大きく下がることもあるはずです。

仮想通貨FXの取引においては、常に慎重な取引を心掛けてください。

 

海外の仮想通貨デリバディブ取引は、高水準のリスクを伴う投資であり、全ての投資家に適した投資ではありません。海外の高倍率のレバレッジは少額の資金で証拠金を上回る取引を行うことができますが、仮想通貨は急激な価格変動も多く、短期間に利益を出せる一方で、証拠金の大部分や全てを失ったり、取引額が証拠金を上回っていれば、証拠金額等を超える損失が発生するケースもございます。損失に耐えられない資金投資はするべきではなく、海外業者で仮想通貨FX取引を始めるにあたっては、投資目的やご自身の経験、リスクの許容範囲などを含めて慎重にご検討し、取引内容を十分にご理解いただいた上で、ご自身の責任と判断において取引を行ってください。

リスク警告

海外の仮想通貨デリバディブ取引は、高水準のリスクを伴う投資であり、全ての投資家に適した投資ではありません。海外の高倍率のレバレッジは少額の資金で証拠金を上回る取引を行うことができますが、仮想通貨は急激な価格変動も多く、短期間に利益を出せる一方で、証拠金の大部分や全てを失ったり、取引額が証拠金を上回っていれば、証拠金額等を超える損失が発生するケースもございます。損失に耐えられない資金投資はするべきではなく、海外業者で仮想通貨FX取引を始めるにあたっては、投資目的やご自身の経験、リスクの許容範囲などを含めて慎重にご検討し、取引内容を十分にご理解いただいた上で、ご自身の責任と判断において取引を行ってください。

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