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OKEx(オーケーイーエックス)レビュー

出来高が多く、ビットコインの無期限契約トレードでは最大100倍のレバレッジまで可能な、中国系の仮想通貨FX取引所です。

第1章 取引ルールとレバレッジついて

OKExは現物取引やアルトコイントレードもできますが、以下ではビットコイン無期限契約(Perpetual Contract、Perpetual Swap Trading)のトレードについて解説します。

※OKEx(公式ホームページより、以下同じ。)

※無期限契約については、公式ホームページのヘルプページ(英語)も参照。
https://support.okex.com/hc/en-us/sections/360003039191-Perpetual-Swap-Trading

無期限契約とは、先物契約と現物取引の中間にあるようなトレード形態です。
よく似たものとして、bitflyerのLightningFXなどがあり、OKEx以外ではBitMEXやByBitなどが提供しています。

一般的な先物契約には、期限が設定されています。
つまり、期限までは普通に取引できるけれども期限が到来したら、自動的に清算されるというものです。つまり、現物取引のように長期的にポジションを保有することができないという仕組みです。

しかし無期限契約では、先物契約のような期限が存在せず半永久的にポジションの保有が可能です。
そして、先物契約のようにロングポジションとショートポジションの両方を使ってトレードすることができます。

・ロングポジション:買いポジションともいう。買いから入って、決済時には売り注文を出す。相場が上昇すると利益になり、下落すると損失になる。
・ショートポジション:売りポジションともいう。売りから入って、決済時には買い注文を出す。相場が下落すると利益になり、上昇すると損失になる。

ロングポジションとショートポジションを活用することによって、相場の上下動に対してどちらであっても収益を狙うことができます。
例えば2017年のような上げ相場ではロングポジションで利益を上げ、2018年のような下げ相場ではショートポジションで利益を出すことが可能です。

また、無期限契約では証拠金(マージン:Margin)とレバレッジ(Leverage)を使用します。
これについても解説します。

証拠金という用語は、ドル円やユーロドルなどのFXをしている人にとってはなじみ深いかもしれません。
証拠金は口座残高とほぼ同じ意味で、これにレバレッジを掛けて取引するのが証拠金取引です。

レバレッジとは、簡単に言うと「てこの原理」のことで、OKExの場合証拠金の最大100倍の資金を動かすことができます。
つまり、利益のチャンスも損失のリスクも最大で100倍までに高めることが可能ということであり、トレードの難易度にも影響します。

もちろん、レバレッジは100倍までの範囲内で調整可能です。

そして、証拠金の計算に当たってはFixed(固定)とCross(変動)の2つの異なる方法を選ぶことができます。

Crossモードでは、相場価格が変動するたびに必要証拠金が変動しますが、Fixedモードの場合には固定です。
どちらのリスクがより高いかどうかということは、場合によりますから各自のトレード嗜好に合わせて選択してください。

また、大口トレードの場合にはレバレッジなどの取引条件が異なることがありますので、公式ホームページのヘルプページを参照してください。

※参照:
https://support.okex.com/hc/en-us/articles/360020152712-VII-Tiered-Maintenance-Margin-Ratio-System

第2章 流動性とシステムの安定性について

ドル円やユーロドルなどのFXをする場合には、その通貨全体の取引高の多寡を流動性といいますが、ビットコイン無期限契約の場合には各取引所におけるそれぞれの出来高の多寡のことを流動性といいます。

流動性(リクィディティ)は、取引をするうえでは極めて重要です。
なぜなら無期限契約の取引の場合には、買いたい場合や売りたい場合にはその取引に応じてくれる相手(板)が必要になるからです。

当然のことながら、流動性が高い取引所もあれば低い取引所もあります。
このとき、最新の流動性をチェックできて便利なのがCoinHillというサイトです。

※参照:https://www.coinhills.com/market/exchange/rank-for/btc/
※2019年1月6日閲覧

この一覧表によると、流動性(出来高)の高いところから順に、bitflyer、BitMEX、CoinBene、Coinbit、EXX次いでOKExという順番になっています。
この順番は、確認する時期によって異なるのですがOKExは世界でも流動性の高い取引所の部類に入る、ということがいえます。

ただ、それでもトップ2であるbitflyerやBitMEXと比べると流動性の低さは否定できないところでもあります。

一般に流動性の高い取引所になれていると「注文はすぐに約定するもの」という感覚が身についていますから、その状態で流動性の低い取引所に移動すると思ったように注文が約定せず、思うようなトレードができないことがあります。

したがって、より出来高の多い取引所を利用している場合には、流動性目的で取引所を移動するメリットはあまりないかもしれません。

次に、システムの安定性について解説します。
システムの安定性は、流動性とともに安定したトレードを行うために不可欠な条件です。
国内のビットコイン取引所(例えばbitflyerやZaif)は、ビットコインの価格が大きく変動する際には、システムダウンをしてしまい注文の執行が遅れてしまうという事態が発生しました。

そうなると、利益確定ができなかったり損切がうまく機能しなかったりと、トレーダーに与える不利益は計り知れません。

OKExのサーバーについては、流動性がトップクラスではないことも手伝ってか、サーバーダウンに関する情報がほとんど見つかりませんでした。
また、国内取引所であるbitbankとも提携していることを考えると、システムの安定性について一定の評価を得ていると考えられます。

ただ、システムの安定性という面ではBitMEXが筆頭に上がります。
同取引所は、流動性が世界第2位でありながらサーバーダウンがほぼ発生しないなど、安定した取引環境に定評があるので、結局のところ流動性やシステムの安定性といった「取引の安定性」を重視するトレーダーにとっては第1の選択肢にはなりづらいというのが結論です。

第3章 手数料及びファンディングという特殊性について

手数料は利益に直結するため重要です。
取引所によっては取引手数料がマイナスのところもあり、それを活用することで手数料収入を得ることもできます。

OKExの取引手数料は、以下のようになっています。

取引高が最も少ないLv1の取引手数料は、メイカーが0.020%であり、テイカーが0.070%となっています。

・メイカー手数料:指値注文をして板に注文を並べて約定するのを待ち、テイカーがその注文を約定させることによって発生する手数料。
・テイカー手数料:メイカーが出した指値注文を約定させたときに発生する手数料
 
ちなみに、bitflyerとBitMEXの手数料と比較すると以下の通りです。

メイカー手数料テイカー手数料
OKEx0.020%0.070%
bitflyer無料無料
BitMEX-0.025%0.075%

これを見ますと、OKExの手数料は世界の2大取引所と比較するとあまり良好とは言えません。
テイカー手数料は、OKExと比べてわずかに安いですが、メイカー手数料は大きく劣ってしまいます。

もちろん、先ほどの表のように取引高が多ければ、手数料の割引は受けられますが、相当な大口トレーダーでなければ両取引所に匹敵する手数料にはなりません。

次にファンディング手数料について、解説します。

無期限契約は、先物契約と異なり期限がないため現物(スポット)価格との乖離が問題になります。
この乖離を解消するための手数料が、ファンディング手数料です。

OKExの場合には、1日に2回ファンディング手数料が定期的に発生するようになっています。

※参照:
https://support.okex.com/hc/en-us/articles/360020412631-XI-Funding-Rate-Calculations

ファンディング手数料は、現物価格との乖離を拡大させる方向のポジションにとってはプラス(支払い)、逆に乖離を縮小させる方向のポジションにとってはマイナス(受取り)となります。
つまり、ファンディングをうまく活用すれば、乖離を縮小させるトレードをして利益を得ることが可能になります。

ただ、この制度を採用しているのはOKExだけではありません。
国内ではZaif(スワップ手数料とも、2時間おき)、海外取引所ではBitMEX(8時間おき)などが採用しています。

また、bitflyerに関してはSFD(Swap for Difference)という特殊な制度を採用しており、これはトレードごとに発生します。

したがって、乖離を利用して手数料収入を得ようと思った場合、最も効率が良いのはbitflyerであり、逆にファンディングによる恣意的な価格調整の影響を受けたくない場合には、BitMEXやZaifそしてOKExがよいということになります。

第4章 UIについて

トレードシステム(UI:ユーザーインターフェース)の使い勝手も、とりわけ海外取引所を選ぶ場合には重要な要素となります。

取引所によっては日本人の利用者を強く意識しているところもあり、初心者トレーダーでもメイン取引所としやすいところもあるからです。

OKExのUIは、必要なものを備えたやや中級者以上向けのものとなっています。
ただ、ボタンの配置などはわかりやすくほかの取引所での経験がある場合には、それほど操作に困ることはないと思われます。

日本人トレーダーにとっての一番の障壁といえば、やはり日本語非対応であるところでしょう。
トレードに関する基本的な英語を知っている必要があり、不慣れな人にとってはそれだけで抵抗感の原因となります。

ちなみに、海外取引所のすべてが日本語非対応というわけではありません。
例えばBitMEX(日本語対応済み)やbybit(日本語対応中)などは、日本人トレーダーにとって使いやすいものと思われます。

第5章 日本人トレーダーからみたOKEx

最後に、日本人トレーダーからみてOKExは利用するメリットがあるのかということについて考察します。

確かにOKExの取引環境自体はそこまで悪いわけではありません。
しかし、より上位の取引所と比べると「OKExだからこその強み」というのはそこまで見当たらないのが現状です。
※ビットコイン無期限契約に関しての考察であり、他の種類の取引をする場合は別です。

また日本語に対応していないという点も、日本人を遠ざける要因となっています。
実際、日本語対応のBitMEXについては日本語情報が豊富にありますが、日本語非対応のOKExはあまり日本語情報が十分になく、英語で情報を収集する必要があります。

これらの点からいっても、OKExは試しに使ってみる程度の価値はあっても、メイン口座とするのに十分なスペックがあるとはいえません。

これからビットコインFXをする人にとっては、BitMEXやbybitなどの日本語対応の海外取引所を活用するのが、取引環境的にも収益面的にも良好だと思われます。

むすび

いかがだったでしょうか。

この記事では、OKExについて複数の観点から、特徴を見てみることで、他の取引所を評価する方法もお伝えしました。

ビットコインFXの取引所を選ぶ場合には、この記事のように「取引条件」「流動性・システムの安定性」「手数料」「UI」などを軸に検討してください。

結論から言うと、OKExはあまり日本人が利用するメリットはないかなとは思います。
ただ、実際にサイトを見てみることでわかることもあるでしょうから、ヘルプページや取引所ページなどを見て、自分に合う取引所なのかどうかを検討してみてください。

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