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「ビットコインはGOLDより優位」をコロナが証明

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  • 2020.05.05.

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  • 「ビットコインはGOLDより優位」をコロナが証明

新型コロナウイルスの感染拡大は、世界の国々の経済に大きな影響を及ぼしています。

2020年3月にビットコイン価格は大きく下落し、株価やGOLDの価格までもが下落しました。

これは投資から撤退し、現金を手元に置いておこうとする動きだったとされています。

 

その後、経済対策として中央銀行の量的緩和策などが実施され、それに伴って株価やGOLD価格、さらにビットコイン価格も以前以上の勢いを取り戻したかのようにみえます。

特にGOLDは2012年の高値に迫る勢いで高騰しています。

 

このような状況ではあるものの、ビットコインは安全資産とされるGOLDよりも優位であると主張するレポートが公開されました。

 

GOLDより高い優位性とはどのようなものなのでしょうか。

またその根拠とはどんなものなのでしょう。

 

このニュースについて詳しくご説明しましょう。

 

パンデミックがビットコインの優位性を明らかに

2020年3月にパンデミックを引き起こした新型コロナウイルスによって、ビットコインにはGOLDと比較して優位性があることが明らかになったとのレポートを、米の仮想通貨取引所大手であるCoinbaseが2020年5月2日付けブログで発表しました。

Coinbase blog

画像引用:Coinbase blog

 

「金とビットコインの市場効率(Google翻訳)」と題されたBlogでは、ビットコインとGOLDとの類似点に加え、根本的な違いなどについて説明しています。

 

類似している点については、どちらも希少性が高いことを挙げています。

希少性が高いだけでなく、その価値は世界中のどこからでもアクセスできる、つまり世界的に価値が共有されているということを指摘しているわけです。

 

ただ両者には根本的な違いがあり、GOLDは実際に売り買いされる金地金になるまでには人の手により採掘されてから、精錬・精製をおこなうサプライチェーンが必要ですが、ビットコインには物理的なサプライチェーンは必要ではありません。

 

2020年4月5日のニュース記事「GOLD供給不足が投資家をビットコインに向かわせる?」内でもご説明したように、新型コロナウイルスの感染拡大によってGOLDの採掘現場は感染防止によって一時的に閉鎖されているところが多く、GOLD市場の需要に対して十分な供給ができない状態に陥っています。

 

つまりビットコインは、このような状態に陥ることがないのが利点だと指摘しているわけです。

 

地域によってGOLD価格に違い

Coinbase のレポートでは、GOLDのサプライチェーンが混乱している実例を挙げています。

例として挙げられているのは、ニューヨークとロンドンでのGOLD価格です。

 

以下のグラフは、ロンドンにおけるGOLDのSPOT価格と、ニューヨークの商品先物取引での価格の開きをあらわしたものです。

黄色の線はロンドンでのGOLDのSPOT価格をあらわし、紺色の線はCMEグループのComex(ニューヨーク商品先物取引所)におけるGOLD価格をあらわしています。

Coinbase blog GOLD価格のロンドンとニューヨーク乖離

画像引用:Coinbase blog

 

このグラフによると、両者にはおよそ4.5%の価格の開きがあることが分かります。

これは、ニューヨークのComexにおける先物決済用のGOLDが足らなくなっていることを示しており、GOLDのサプライチェーンの影響によって地域や市場で価格の違い、すなわち希少性に違いが出てしまっていることをあらわしています。

 

ビットコインの希少性

新型コロナウイルスの感染拡大によって、GOLDが地域や市場によって供給量だけでなく価格にも開きが出ている一方で、ビットコインの供給は何の問題もなく正常に機能しています。

Coinbaseはビットコインについて、以下のように述べています。

 

鉱山労働者は、平均で10分ごとに12.5個の新しいビットコインを作り続け、ビットコインのネットワークを確認しながら、2100万の限界に向かっています。

2020年5月、3番目のプログラムによる供給「Halving」の後、ビットコインは、テレポータブルでありながら、金とほぼ同じくらい不足します。

引用:Coinbase blog Google翻訳

 

つまりビットコインは、新型コロナウイルス禍でも順調にマイニングされ続けており、しかも間もなく迎える半減期によってさらに希少性は高まっていき、GOLDと変わらないほどの希少性になると主張しているわけです。

 

ビットコインの供給能力について

Coinbaseのレポートはビットコインの供給能力についても言及しています。

 

今日、ビットコインの新規供給率は年間3.6%であり、5月12日にはすぐに1.7%に低下し、金の歴史的な希少性に匹敵します。

(中略)

CoinMetricsによると、4月30日のビットコインの平均ハッシュレートは、1億1500万TH / s(ネットワークを支えるマイニングパワーの測定値)に達し、過去最高の範囲にあります。

引用:Coinbase blog Google翻訳

 

上記の内容に加え、ビットコインが半減期を迎えてハッシュレートが低下したとしても、過去の半減期においてマイニングはまたすぐに上向きの軌道を描いており、トランザクションも正常に処理し続けるだろうと述べています。

 

すなわちビットコインはGOLDとは異なり、新型コロナウイルス禍においても順調にマイニングされており、半減期を迎えて新規供給率は下がるものの、その供給率は問題なく維持されるということを示唆しています。

 

投資収益性についての比較

Coinbaseはビットコインのリターン(投資収益性)について、GOLDだけでなくS&P500とも比較をしています。

 

以下のグラフは、ビットコインとGOLD、S&P500の収益性について比較したものです。

青い線がビットコインの投資収益性をあらわし、黄色い線がGOLDを、赤い線がS&P500の投資収益性をあらわしています。

Coinbase blog リターン率の違い

画像引用:Coinbase blog

 

ビットコインは3月に価格が急落した際、他の金融資産よりも投資収益性は下がりましたが、現在はこれらの金融資産と比較して最も投資収益性が高いものになっています。

 

また2020年4月29日現在の年初来のビットコイン投資収益性は+20%で、GOLDは+12%、S&P500は-8%となっており、ビットコインの投資収益性が最も高く、しかも回復力があることを指摘しています。

 

エネルギーコストの透明性について

直接的な優位性の証明にはならないものの、ビットコインとGOLDにおける生産時に必要なエネルギーコストについてもCoinbaseのレポートは記述しています。

 

金の採掘と精製のエネルギーコストは不透明であり、マクロ経済的スケールで測定することは困難です(同時に法外なものです)が、ビットコインマイニングのエネルギーコストは比較的透明で測定が容易です。

引用:Coinbase blog Google翻訳

 

これはつまりビットコインマイナーの採算性は予測することができ、ハッシュレートやディフィカルティなどのデータが正しく反映されているということになります。

しかしエネルギーコストの内訳が不透明であれば、公表されているデータに信頼性が薄くなり、ひいては金融資産として信頼性に影響するということでもあります。

 

まとめ

これまで安全資産であるといわれてきたGOLDよりも、ビットコインの方が資産として優位であることを新型コロナウイルス禍が証明したことについてご説明しました。

 

この事実が浸透していけば、ビットコイン価格は今以上に高騰していくことが予想されます。

ただ、「投資収益性についての比較」の項でご説明したように、ボラティリティの大きさを投資家が安全資産としてどう受け止めるかという点は考慮すべきポイントでしょう。

そして、多くの投資家がビットコインになだれ込んできた場合には、このボラティリティの大きさも解消されてしまうのかもしれません。

 

もしそうであれば、ボラティリティの大きさを利益に結び付けることができる仮想通貨FXは、今が取り組む好機といえるのではないでしょうか。

 

海外の仮想通貨デリバディブ取引は、高水準のリスクを伴う投資であり、全ての投資家に適した投資ではありません。海外の高倍率のレバレッジは少額の資金で証拠金を上回る取引を行うことができますが、仮想通貨は急激な価格変動も多く、短期間に利益を出せる一方で、証拠金の大部分や全てを失ったり、取引額が証拠金を上回っていれば、証拠金額等を超える損失が発生するケースもございます。損失に耐えられない資金投資はするべきではなく、海外業者で仮想通貨FX取引を始めるにあたっては、投資目的やご自身の経験、リスクの許容範囲などを含めて慎重にご検討し、取引内容を十分にご理解いただいた上で、ご自身の責任と判断において取引を行ってください。

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