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中国マイナーが新型マイニングマシンで有利に

  • 仮想通貨関連
  • 2020.03.24.

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ビットコインのマイニングに不可欠なのがマイニングマシンです。

マイナーは常に他のマイナーとのマイニング競争に打ち勝ち、しかも利益率を上げるためにより高性能なマイニングマシンを設置しておかねばならず、それができるかどうかが企業としての生命線になります。

 

マイニングマシンの分野で世界的にシェアを占めているのは、中国の3大メーカーであるBitmain社とCanaan社、そしてMicroBT社です。

その中のBitmain社が新しいマイニングマシンを発売しましたが、発売当日に完売してしまいました。

しかも販売したのは中国のマイナーに対してだけだったようです。

 

これにより、中国のマイナーだけが他国と比較して有利になるとの見方が強まっています。

このニュースについて、詳しくご説明しましょう。

 

Bitmainが新型マイニングマシンを発売

マイニングマシンの世界的大手メーカーである中国のBitmain社が、2020年3月23日に最新のマイニングマシンである「Antminer S19シリーズ」を発売しました。

 

「Antminer S19シリーズ」には2種類のモデルがあり、Antminer S19とAntminer S19 Proが発売されています。

bitmain shop

画像引用:bitmain shop

 

Antminer S19とAntminer S19 Proの違いは、ハッシュレートと電力効率にあります。

 

Antminer S19 Proの方が上位モデルであり、ハッシュレートは110TH/sで、電力効率は29.5±5% @25°C, J/TH となっています。

一方、Antminer S19のハッシュレートは95TH/s、電力効率は34.5±5%@25°C, J/THです。

 

以下の表には、過去に発売されたマイニングマシンのスペックが記載されています。

青い項が「Antminer S19シリーズ」をあらわしており、赤枠がハッシュレートをあらわしています。

これを見ると「Antminer S19シリーズ」の高効率さが分かるでしょう。

Gate.io

画像引用:Gate.io

 

なお「Antminer S19シリーズ」の価格はAntminer S19 Proが2920ドル、Antminer S19は2180ドルに設定されています。

 

発売日当日は中国限定モデルで完売

「Antminer S19シリーズ」は2020年2月にリリースが告知されており、3月23日に発売されましたが、即日完売しています。

ただし、発売日には中国国内に限定して発売しており、中国以外の国のマイナーには販売されていません。

 

もちろん今後は中国以外にも販売される予定ですが、その際にはスペックが若干異なり、ハッシュレートが両モデル共に5TH/s落とされるようです。

つまり初日に発売していたモデルは、中国国内向けの限定モデルだったということになります。

 

中国以外での発売は5月11日から

「Antminer S19シリーズ」の初期生産モデル(中国限定モデル)は発売初日に完売しましたが、グローバルモデルが入荷してくるのは5月11日以降になるとのことです。

この再入荷日程の設定には、中国の思惑があるようです。

 

実はマイナーに取って非常に重要なタイミングは、ビットコインの半減期です。

ビットコインの半減期の前にはビットコイン価格が上昇するとされており、マイナーが利益を上げやすい時期でもあります。

2020年3月24日の17時時点で、次の半減期をカウントダウンしているのが以下の画像です。

BINANCE halving

画像引用:BINANCE halving

 

このカウントダウンから、次の半減期は2020年5月17日頃であることが予想されますが、「Antminer S19シリーズ」の次の入荷が5月11日ということは、半減期前の稼ぎ時に新型マイニングマシンが間に合わないマイナーが多いということになります。

 

つまり中国のマイナーは新型マイニングマシンの恩恵が受けられるものの、他国のマイナーは半減期前の稼ぎ時に、これまでと同じ旧型マシンを稼働させなければならないということであり、中国国内のマイナーにとっては非常に有利にはたらくはずです。

 

ディフィカルティのマイナス調整

中国国内のマイナーにとってもうひとつ有利なことがあります。

それは、ビットコインをマイニングする際のディフィカルティ(発掘難易度)が2020年3月26日に調整され、大幅なマイナス調整されることが分かっているからです。

 

前回のディフィカルティは2020年3月9日で、+6.88%の調整がおこなわれていましたが、新型コロナウイルスの影響によって金融危機が起こったことから、ビットコイン価格が大幅に低下し、マイニングを止めてしまうマイナーも存在したようです。

そのため次回のディフィカルティは、過去最大規模のマイナス調整が実施されることが確実視されています。

 

すなわち中国のマイナーは、新しい高性能なマイニングマシンである「Antminer S19シリーズ」を使って、難易度の低い環境の中でマイニングすることができるわけです。

 

なぜ全て中国のマイナーに有利なのか

中国のマイナーは、新しい高性能なマイニングマシンを手にすることができるだけでなく、半減期前の最も効率的に利益を上げやすい時期に、しかもより難易度の低い環境でマイニングできることになります。

さらに半減期が終わっても、中国以外の国のマイナーの手元に届くのは若干性能の劣るマシンです。

 

これでは中国以外のマイナーが勝てる要素が見当たりません。

どうして中国のマイナーばかりが有利な状況になるのでしょうか。

 

これはもちろん「Antminer S19シリーズ」のメーカーであるBitmain社が、中国のメーカーであると同時に、マイナーであることも作用しているのかもしれません。

 

しかしこれだけ中国のマイナーに有利な条件が整う背景には、中国における新型コロナウイルスの影響が大きいことが考えられます。

中国は新型コロナウイルスの感染防止のため、人の移動の禁止や地域の封鎖もおこなってきました。

中国全体だけでなく、企業の経済活動にも大きな影響が出ているはずです。

 

これらのことから考えられるのは、中国経済を盛り返すための一助に使われているのではないかということです。

このことは確証がないものの、Bitmain社が「Antminer S19シリーズ」の次の入荷を、半減期にギリギリ間に合わない日程に設定してあることなどからも推測できるのではないでしょうか。

 

まとめ

中国のマイナーがビットコインの半減期を目前にして、Bitmain社の新型マイニングマシンで有利にマイニングできる実情についてご説明しました。

 

中国のマイナーが次回の半減期を契機として、マイニング業において盛り返してくることが充分考えられます。

中国はデジタル人民元を計画し、それを基に米ドルの世界基軸通貨の地位を脅かそうとしています。

そのことを考慮すると、現在中国ではビットコイン取引は禁止されているものの、これを契機としてマイニングだけは国を挙げて推進していくかもしれず、さらに本来は非中央集権であるビットコインをも牛耳っていく動きにもつながりかねません。

そのことは理解しておく必要があるでしょう。

 

ビットコインは法定通貨と違い、非中央集権に意味があるものです。

中国以外の国のマイナーに何とか奮起してもらいたいものです。

 

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