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仮想通貨FX取引の基礎理論1【ギャン理論1】

  • 仮想通貨FX実践
  • 初級編

マーケットでは、テクニカル分析を精緻に行い、自分のトレードルールを厳守できるかということがとても大事と言われています。

 

特に金利という概念がなく、商品相場の様相が強いことからファンダメンタルズよりはテクニカル分析が有益であると言われているため、仮想通貨FXのトレーダーは色々なテクニカル指標を通じて日々勝率の高いトレード手法を考えています。

 

仮想通貨FX入門では、テクニカル分析をどのように行うべきなのかかなり難しく、自身のトレードルールまで達するトレーダーというのは少ないように思われることから、トレーダーのための参考になるようなテクニカル指標の解説、具体的な使い方、心理的な側面を解説した記事を掲載しています。

 

ここでは相場の基礎であり取引を行う上でとても大事な「ギャン理論」というものをご紹介します。

テクニカル分析以前に自分自身をコントロールすることが継続した利益を上げ続ける重要なことであり、それができない限り、テクニカル分析を勉強しても無駄だということを覚えておくべきでしょう。

その心理的に大事なことをまとめているのが「ギャン理論」です。

28項目があるため、題名だけの流し読みでもいいので頭に入れておくようにしましょう。

 

ここではギャン理論のうちの最初の6つをご紹介します。

別の記事で続きを掲載しますのでご参照ください。

 

ギャン理論とは

ギャン理論とは20世紀初頭に相場師として名を馳せたギャン(william delbert gann)は独特の方法で数々の投資法を編み出した人物が考えたルールブックのようなものです。

 

この理論を実践して数千億円もの資産を相場で稼いだと言われています。
彼はロジックが単純な幾何学を使ったいくつかの投資法で、この方が考案したもので一番有名なものは「ギャン・アングル」です。

ギャン理論やあるいは28の価値あるルールなどと呼ばれる相場格言集は、米国の金融マンの世界でもよく言われた格言や投資ルールを彼が自身で編纂したものです。
ウォール街の格言はわかりやすく覚えやすいものが多いことから現在でも様々な参考書やトレーダーの世界で参考にされています。

 

次に本題である「ギャン理論」をご紹介します。

ギャン理論1~6

1. ギャン理論資金を10等分。1回の取引額は全資金の10分の1を守ること

これはリスク管理をする上で基本的なことですが、10分の1というのは目安です。しかし最初にどの程度が目安かわからない仮想通貨のトレーダーも多いと思うため、ギャン理論に従って行うといいでしょう。

ここで勘違いしてはいけないのは、「全資産の常に10分の1しか使ってはいけない」という意味ではありません。

 

この言葉の背景には「ポジションの積み増し(ピラミッティング)」を行うことが考えられており、利益が出始めてトレンドにポジションが乗れている場合は焦らずゆっくりポジションを積んでいき、利益の最大化を狙いましょうということを意味しています。

 

最初リスクは最小限に、リターンは出来るだけ大きく狙うという投資の基本のスタートとなる言葉ですね。

 

2. ストップ・ロス・オーダー(逆指値注文)をきちんと利用し、損失を最小限に

これも投資の基本中の基本です。最初にポジションを構築した後すぐに行うことは「ストップロスオーダーを入れること」です。

 

これを行わずに損失が出始めたとしても「いつか戻ってくる」という楽観的な考え方で損失を受け入れきれない仮想通貨のトレーダーはすぐに資産を失うことは明白と言えるでしょう。

 

これは基本中の基本と心得て、必ず損失を最小限に抑える努力をしてください。

 

3. 過剰な取引は行わず資金配分を守る。

これも資金管理についての関連した格言です。

①と同様に聞こえますが、特にこれは負けた後に人間の心理として「取り返したい」という気持ちを抑制するために覚えておくべき格言と言えるでしょう。

 

どうしても一度負けてしまうとその分を次のトレードの損益に一緒にして考えてしまい正しいトレードは出来なくなります。

そしてその損益を大きくするために投資金額もルールから逸脱してしまうことがありますが絶対にやめておきましょう。

 

4. トレーリングストップを活用し利益を損失に変えないこと

これはエントリー後のポジションのメンテナンスをきちんと行いましょうという格言になります。

 

やはりどうしても最初はエントリー後ストップロスの損切り注文を置いた後は放置しがちになります。

もちろん「あえて相場を見ない」ということも自分をコントロールするために必要な方法の1つですが、やはり評価益が出始めると、ストップロスの注文をルールに沿って引き上げ、万が一相場が逆方向へ急転換したとしても、マイナスにはならないように設定しないといけません。

 

そのようにすれば、そこからは「負けてもプラスマイナスゼロ、勝てば利幅無限大」というような状況になるため心理的な負担は少なくなると考えることができます。

 

このように自分のポジションをコントロールしながら、トータルリターンが良くなるよう定期的にポジションを見直すようにしましょう。特に仮想通貨FXのようにボラティリティが大きい場合は損失が大きく出てしまう可能性があるためメンテナンスは必須となります。

 

5. trend is friend(トレンドには逆らうな)

これは賛否両論あるかもしれませんが、相対的に上手く利益が継続的に出ているトレーダーは基本的にトレンドフォローのトレーダーが多いと思います。

 

また仮想通貨の場合トレンドがで始めると、2倍、3倍もあり得る特性を持っている商品でもあるため、トレンドに乗ると大きな利益を享受できる可能性を秘めています。

 

トレンドフォローで注意すべき点は、一年間の相場でトレンドが出るのは2割から3割と言われており、その残りはレンジ相場です。

そのためトレンドに乗り切るまでは辛い時間帯が続くこともあります。

 

またトレンドに乗れたとしても早々に目の前の利益を確定させたいがために利益確定を行いやめてしまう仮想通貨のトレーダーもいるため、忍耐力、そしてルールを遵守する強い心が必要とも言えるでしょう。

 

自分自身に照らし合わせてそのトレード手法が合うか判断が必要となりますが、ルールを守れるということであれば、とてもシンプルな手法が多いためトレンドフォローは取り組みやすい手法と言えるでしょう。

 

6. 迷った時は手仕舞い、ポジションを解消しトレード厳禁

これは闇雲にトレードするトレーダーを律するための格言と言えるでしょう。

良く「ポジポジ病」という言葉があり、なんとなくポジションを取ってしまうトレーダーを指してしますが、このようなことがあると感じられる方はこの格言を思い出して、自分を律することが先決です。

 

ルールから逸脱して万が一利益が上がったとしてもそれはただの運です。気持ち悪く評価益や評価損で、悩んだ場合は手仕舞いを行いきちんとやり直すスタイルを貫いてください。

中長期的に見れば必ず利益が大きいものとなるため、目先の損失に目を奪われず早めにポジションを解消することを行いましょう。

 

7以降は次の記事で解説したいと思います。

ここまでの格言もとても大事なものであり、しっかりと自分の中で理解できるまで読み頭に入れてからテクニカル分析に入るといいでしょう。

 

海外の仮想通貨デリバディブ取引は、高水準のリスクを伴う投資であり、全ての投資家に適した投資ではありません。海外の高倍率のレバレッジは少額の資金で証拠金を上回る取引を行うことができますが、仮想通貨は急激な価格変動も多く、短期間に利益を出せる一方で、証拠金の大部分や全てを失ったり、取引額が証拠金を上回っていれば、証拠金額等を超える損失が発生するケースもございます。損失に耐えられない資金投資はするべきではなく、海外業者で仮想通貨FX取引を始めるにあたっては、投資目的やご自身の経験、リスクの許容範囲などを含めて慎重にご検討し、取引内容を十分にご理解いただいた上で、ご自身の責任と判断において取引を行ってください。

リスク警告

海外の仮想通貨デリバディブ取引は、高水準のリスクを伴う投資であり、全ての投資家に適した投資ではありません。海外の高倍率のレバレッジは少額の資金で証拠金を上回る取引を行うことができますが、仮想通貨は急激な価格変動も多く、短期間に利益を出せる一方で、証拠金の大部分や全てを失ったり、取引額が証拠金を上回っていれば、証拠金額等を超える損失が発生するケースもございます。損失に耐えられない資金投資はするべきではなく、海外業者で仮想通貨FX取引を始めるにあたっては、投資目的やご自身の経験、リスクの許容範囲などを含めて慎重にご検討し、取引内容を十分にご理解いただいた上で、ご自身の責任と判断において取引を行ってください。

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