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パラボリックとは?レンジ相場では要注意!【仮想通貨】

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仮想通貨FXチャート分析の手法14【パラボリック】

仮想通貨FXを行う方に向けたテクニカル分析で利用できる指標を解説しています。

ここでは「パラボリック」について解説していきたいと思います。

 

このパラボリックは視覚的に理解しやすく、どこが相場の転換点かを理解するために開発されました。

 

エントリーポイントを探るというよりは大きな方向性を理解するためのものと言えるでしょう。

ではパラボリックの見方、そして仮想通貨FXを行うにあたりどのように利用するのかを解説していきたいと思います。

 

パラボリックの見方とトレード戦略

パラボリックの見方とトレード戦略

パラボリックとは何か??

パラボリックはJ.W.ワイルダー氏が考案したSAR(ストップ&リバースポイント)と呼ばれるラインを用いたトレンドフォロー型のテクニカル指標です。

また冒頭で説明した通り、トレンドの転換点を測る指標でもあり、逆張り型のトレーダーから親しまれています。

 

パラボリックという意味は「放物線上の」という意味であり、このパラボリックが放物線を描くようにチャート上に現れることからこのような名称となっているそうです。

 

このテクニカル指標を利用することで、それまでロングポジションを持っていたトレーダーが、パラボリックの転換点を視覚的にチェックすることでドテンショートのポジションを構築する等機動的な売買を行うことができます。

 

このパラボリックのみで取引を行なった場合は、常にロングポジションかショートポジションを作っておくことになりますが、ある程度、確率的には勝ちやすいと言えるでしょう。

 

 

パラボリックの見方と計算式

まずパラボリックを表しているSARの計算について解説します。

数字は下記の式で算出されています。

 


SAR=(EP−前日のSAR)×AF+前日のSAR

EP (極大値) : SARが買いシグナルを示している期間は、その期間の最高値。

SARが売りシグナルを示している期間は、その期間の最安値。

AF (加速因子): 通常は、(0.02≦AF≦0.20)


 

ではチャート上ではどのような表示がされており、どのような点で判断するかを解説します。

下記のチャートはbybitのBTCUSDの日足チャートです。

bybitのBTCUSD日足チャート

このように上記の式で算出されたパラボリックはこのように放物線を描きながら、チャート上のトレンドやトレンドの強さを示しています。

 

ご覧頂くとわかる通り、トレンドがあまり強くない時はパラボリックの感覚が短く、また角度も平坦になっています。

この角度もパラボリックではとても重要で、急な角度を示している時は、トレンドが強いと判断できます。

 

では次にどのような点がトレンドの転換点を示すのか?を解説します。

上記のチャートの緑の点がトレンドの転換点として認識できるポイントです。

 

今までは急な上昇を背景にパラボリックも角度を急にしながら大きく上昇していましたが、ある一定のラインまで来るとパラボリックが続かず、ローソク足の上に位置するようになり、ポイントが変化したことが見て取れます。

 

このような相場の節目を視覚的にチェックすることで今までロングポジションで保有していたポジションを利益確定したり、そのままドテンショートでポジションを作る等機動的にポジションを持つことができるようになります。

 

下落トレンドから上昇トレンドに変化する場合も同じ見方で問題ないため、チェックしてみましょう。

 

パラボリックを利用するときの注意点は??

仮想通貨FXを行う際にパラボリックをテクニカル指標として利用する時の注意点を記載します。

 

①凪相場(トレンドが出ておらず横ばいのような状態)の時は機能しにくい

これは上記のチャートの最初のフェーズのことを指しています。

計算式をご覧頂くと理解できる通り、実際の値動きから少し遅れてパラボリックが出てくることになり、かつ基本的にトレンドがない相場でも常に上昇トレンドか下落トレンドか示し続けるのがパラボリックです。

そのためトレンドが出ていない状態では使わない方が懸命でしょう。

 

②パラボリック1つで取引判断を行わない

これは他のテクニカル指標を利用するときでも同様ですが、何か1つのテクニカル指標でトレードを行わないようにしましょう。

①と重複しますが、どうしても1つだけであれば騙しが多くなり、無駄な損失を被ることが多くなります。またこれだけでトレードが勝てるのであればみんな利用しているはずであるため、その点踏まえて何を併用すべきか考えましょう。

 

ちなみにこのパラボリックを考案したJ.W.ワイルダー氏はDMIを考案した人物でもあります。

 

DMIは別の記事で解説していますのでご覧ください。

このDMIの中でADXというトレンドの強さを示すものがありますが、このテクニカル指標とパラボリックを併用することをおすすめしています。

J.W.ワイルダー氏もDMIだけでは騙しが多くなるため、色々トレンドをしっかりと見極めるためにたくさんのテクニカル指標を考案した人物でもあるため、悩んだ方はDMIを併用するのも有用でしょう。

 

パラボリックを利用する時は上記の2つを注意して仮想通貨FXを行うことが必須であり、特にトレンドフォロー型のテクニカル指標でもあるため、トレンドフォロー型のテクニカル指標であるDMIやMACD等と併用すると、より騙しを見極めながら効率的なトレードが出来るため、一度併用して見ることをおすすめします。

 

 


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