お問い合わせ

仮想通貨FXチャート分析の手法28【オーバーシュートトレーディング】

  • 仮想通貨FX実践
  • 中級編

  • 仮想通貨FX入門
  • 仮想通貨FXチャート分析の手法28【オーバーシュートトレーディング】

仮想通貨のテクニカル分析というのはこれまで様々な記事で記載したように必須なものになります。

 

仮想通貨FX入門ではそのテクニカル分析や、人間のトレードにおける陥りやすい心理的側面等を解説しています。

この仮想通貨FX入門を読んで頂ければ投資における基本的な知識や必ず知っておくべき注意点、そしてトレード手法の基本から応用まで網羅されていますので是非たくさんの記事を読んで頂き、今後のトレードの材料や参考にして頂けるといいでしょう。

 

ここでは仮想通貨の取引手法の1つである「オーバーシュートトレーディング」を解説したいと思います。

 

リスクリワードとしてはかなり上手く行きやすい手法であり、仮想通貨の特性だからこそ上手くいくものなので、是非ご覧頂き実践してみるといいでしょう。

 

オーバーシュートトレーディングとは

オーバーシュートの意味

まずこの手法の名前となっている「オーバーシュート」とは何かについて解説したいと思います。

 

「オーバーシュート」とはチャート上で視覚的に判断できる「高値」や「安値」に対して、一度ブレイクしたように見えるものの、結局は騙しでサイドレンジ内に戻ってくることを指してします。

 

一般的に言われていることは「レンジブレイクはその方向についていくこと」とされていますが、これを逆手に利用する手法です。

 

冒頭でこれは仮想通貨だからこそ上手く行きやすいと記載しましたが、その意味についても解説したいと思います。

基本的にマーケットの世界で値動きが激しい理由は「流動性が低い=取引量が少ない」ことが根本的な原因です。

つまり少額の金額で動かせる幅が大きくなってしまうことから値動きがどうしても大きくなってしまいます。

 

仮想通貨以外で値動きが大きいものは、機関投資家で売買されている発行量の少ない社債や、エマージング通貨(トルコリラや南アフリカランド、そして東南アジア諸国の通貨等)が代表的なものと言えるでしょう。

しかしそのようなものでもここまで日々仮想通貨のように大きく変動する通貨というのはありませんでした。

流動性がとても低いから仮想通貨の値動きが大きくなるのは理解できたと思います。

 

つまりチャート上ではその時に起きている動きは流動性が薄い中で発生したプライスアクションであり、しっかりとした大きな金額で生じた動きではないため、すぐに戻ってきやすいということになります。

俗にいう「ブレ」という言い方もできるでしょう。

そのためちょっとしたブレイクアウトはブレイクアウトと見做すことは難しく、常にちょっとしたブレイクアウトは騙しと考えて、あえて逆張りのための指値注文を置いておく手法になります。

 

では実際にどのような動き方になるか実際のチャートで確認しましょう。

 

オーバーシュートトレーディングの実例

ここから実際のチャートのご覧頂きながらこの手法について解説したいと思います。

下記のチャートをご覧ください。

下記はbybitの15分足チャートとなります。

bybitの15分足チャート

チャートは15分足で短い時間軸遅なっていますが、高値から安値は10%近くの値幅があるため他のプロダクトと比較しても値動きが大きいことが視覚的にわかるでしょう。

 

チャート上に2本の水平線があると思います。

上の水平線は紫の○印の手前まで機能していたサポートラインを示しています。

そしてこのサポートラインを一度ブレイクしたタイミングが紫の○印となります。

 

通常であれば2度機能していたサポートラインを突破したため、ショートポジションを構築しついていくのがセオリーですが、ここをあえてここにロングポジションを構築するための買いの指値を置いておくことで、その後2%程度の上昇を短期間で享受することがわかると思います。

 

そしてこのチャートでサポートラインはその最初の紫の○印でつけたラインが安値となったため、そこに水平線を引いています。

 

そして再度この新たなサポートラインを突破することになりますが、再度この下でロングポジションの買いの指値を入れておくことで、再度200ドル程度利益を享受することができることがチャートからわかります。

 

これがオーバーシュートトレーディングの具体例です。

とても簡単な手法で機能しやすいのですが、いくつか注意点があるのでご紹介します。

 

オーバーシュートトレーディングの注意点

オーバーシュートトレーディングの注意点は下記になります。

 

①大きなトレンドと同じ方向でついていくこと

これは上記のチャートでは確認できませんが、このチャートを日足で見るととても明確な上昇トレンドとなっています。

つまりどこかで買いたい投資家が多い状態の中の調整局面でこの手法を使うということになります。

トレンドが一旦発生するとなかなか止まらないものであり、仮想通貨でトレンドが出た初期段階でポジションをショートにすることは大変危険です。

 

そのためオーバーシュートトレーディングはあくまで中期的に見た場合はトレンドフォローの方向で必ずエントリーするようにしてください。

 

②エントリー後に予想通り動かなかった場合は即座に損切り

これも必ず徹底しないといけないものです。

この意味はあくまでレジスタンスラインやサポートラインをブレイクしているため通常ならその方向へポジションを取るべきものを騙しという前提の素で逆張りを行います。

 

そのためトレンドブレイクが本当にブレイクしたのであれば、逆張りはかなり危険となるため、早急にポジションを外さないと、大きな損失を被る可能性があります。

 

「損切りは早めに」ということは徹底して行いましょう

 

③他のテクニカル指標を活用して勝率をあげること

この手法で勝率をあげるためにはRSIやストキャスティクス等他のオシレーターを利用することでより勝率が上がる戦略が可能です。

 

指値を入れるラインがRSIが30以下の場合や70以上の場合、売られ過ぎのラインに入る時や「買われ過ぎ」の水準に入る時等条件を追加させることで、機能しやすい戦略となります。

その水準を見つけるのは最初難しいかもしれませんが、過去のチャートを見ながらチェックすることで感覚を持つことはできるでしょう。

 

自分なりに考え工夫することが大切

最後にこの手法は一例であり、この手法に改良を加えることでよりいいトレード手法が自分自身で見つかるかもしれません。

 

しかし探究心がない限りは見つかることもなく後は自分のやる気次第とも言えるでしょう。

まずは真似して何がうまくいかないのかしっかり振り返りながら1つ1つ大事にトレードすることでトレードスタイルが確立されると思います。

 

この仮想通貨FX入門をご覧頂き、1つでもいいアイデアが生まれることを祈っております。

 

海外の仮想通貨デリバディブ取引は、高水準のリスクを伴う投資であり、全ての投資家に適した投資ではありません。海外の高倍率のレバレッジは少額の資金で証拠金を上回る取引を行うことができますが、仮想通貨は急激な価格変動も多く、短期間に利益を出せる一方で、証拠金の大部分や全てを失ったり、取引額が証拠金を上回っていれば、証拠金額等を超える損失が発生するケースもございます。損失に耐えられない資金投資はするべきではなく、海外業者で仮想通貨FX取引を始めるにあたっては、投資目的やご自身の経験、リスクの許容範囲などを含めて慎重にご検討し、取引内容を十分にご理解いただいた上で、ご自身の責任と判断において取引を行ってください。

リスク警告

海外の仮想通貨デリバディブ取引は、高水準のリスクを伴う投資であり、全ての投資家に適した投資ではありません。海外の高倍率のレバレッジは少額の資金で証拠金を上回る取引を行うことができますが、仮想通貨は急激な価格変動も多く、短期間に利益を出せる一方で、証拠金の大部分や全てを失ったり、取引額が証拠金を上回っていれば、証拠金額等を超える損失が発生するケースもございます。損失に耐えられない資金投資はするべきではなく、海外業者で仮想通貨FX取引を始めるにあたっては、投資目的やご自身の経験、リスクの許容範囲などを含めて慎重にご検討し、取引内容を十分にご理解いただいた上で、ご自身の責任と判断において取引を行ってください。

Copyright ©   BitcoinFXpro All Rights Reserved.