ビットコインはいよいよ上昇に転じるのか?
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- 2019.09.02.
- 仮想通貨FXブログ
- ビットコインはいよいよ上昇に転じるのか?
2017年12月に218万円以上の高値を付けたビットコインはその後下がり続け、2019年6月になってやっと145万円にまで回復したものの2019年9月2日現在までは下落傾向にあります。
今後もビットコイン価格は下がり続けるのだろうかという予想とは裏腹に、ビットコインはこれで4回目となるパラボリックフェーズに入った可能性があり、もしそうなら大きく上昇に転じるという強気の意見があります。
またこれ以外にも上昇に転じる可能性を示唆している人もいます。
下落傾向のビットコインが、はたして上昇に転じるのでしょうか。
強気の意見を発信する彼らなりの根拠や今後の予想などについてご説明しましょう。
パラボリックフェーズに突入?
仮想通貨業界においてテクニカルアナリストであり、ベテラントレーダーとして有名なPeter Brandt氏が、自身のTwitterでビットコインがパラボリックフェーズに入った可能性があると言及しました。
画像引用:Peter Brandt Twitter
パラボリックフェーズとは、チャートが放物線状の上昇段階を描く状態のことを指しています。
上のPeter Brandt氏のTwitter内にあるパラボリックフェーズについての説明図を拡大したのが以下のチャートとなります。
画像引用:Peter Brandt Twitter
このチャートの左から4番目の赤い放物線状に沿って上昇していくと同氏は説明しています。
Peter Brandt氏の職業はテクニカルアナリストであり、Twitter上でこれだけ注目される発表をしたからには今後の仕事にも影響するでしょうし、十分な自信があるのでしょう。
画像引用:peterlbrandt.com
ビットコインが300万円になる可能性を示唆
Peter Brandt氏のパラボリックフェーズに入ったという説とともに、ビットコイン価格が今後大幅に上昇するという意見で注目されているのが、仮想通貨アナリストであるMax Keiser氏です。
画像引用:KeiserReport
同氏はもともと非常に強気な分析をすることで知られているのですが、同氏の分析によるとビットコインの発掘速度(ハッシュレート)が上昇し続けていることが大きな根拠となっているようです。
ビットコインの価格上昇の兆候として、ハッシュレートの上昇が観察されることがあり、同氏は価格よりもハッシュレートが先行していくと説明し、可能性として最大298万円(28,000ドル)にまで上昇するのではないかと述べています。
画像引用:blockchain.com
上のグラフはビットコインの直近2年間のハッシュレートを示したものです。
グラフの中にある赤線は2018年12月初めを示しています。
このグラフを見る限り、Max Keiser氏が説明したようにハッシュレートは上昇を続けており、これまでにないほどのハッシュレート数になっています。
このままレンジ相場が続くと?
非常に強気な意見があると同時に、レンジ相場が続いていることに対する懸念もあります。
画像引用:TradingView BTCJPY
上のチャート図は2019年9月2日時点での過去1ヶ月のBTCJPYのチャートです。
最近はレンジ相場がしばらく続いていることが分かるはずです。
このようにレンジ相場が続いてしまうと、一般的に市場は弱気になっていくことがほとんどです。
今後重視しておくべきポイント
ともかくレンジ相場から抜け出すかどうかが重要です。
もし抜け出すことができない場合には、このままズルズルと値下がりしていくことが考えられますが、もし上昇に転じた場合には8月29日に大きく下落した分の大きな反発になる可能性もあります。
今週前半の動きが特に重要になると考えられます。