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ビットコインの3回目半減期の影響は11月で既に出ている?

  • ビットコイン
  • 考察
  • 2019.11.08.

bitcoinclock

画像引用:bitcoinclock

 

ビットコインは2009年に運用が開始されてからおよそ11年経過し、その間に半減期は2回訪れています。

そして3度目の半減期は2020年の5月であると予想されています。

 

それまでにはまだ半年ありますが、半減期を迎えるにあたってビットコインの値動きをどう考えておけばよいのでしょうか。

半減期を何とかビットコインFXの利益に結び付けることはできないものなのでしょうか。

 

半減期の意味とは

ビットコインなどの仮想通貨に半減期が設けられている意味は、簡単に説明してしまうと、マイニングの手数料を半額にすることで発行量を減らそうというものです。

ビットコインの場合、発行枚数は上限が2,100万枚とあらかじめ決められており、短期間で全てをマイニングされてしまわないように手数料を調整しているわけです。

 

手数料が半額になるとマイニング業者は利益が少なくなってしまうため、少しづつマイニングをしなくなっていきます。

また半減期までに発行されたビットコインは時間経過とともに世の中に浸透していく一方で、発行枚数が自然と抑えられるため、希少価値が高まり価格も上昇していくように考えられているわけです。

 

半減期が来ると確実に値上がりするのか

上記のように、半減期が来ると手数料が減るため、マイニング業者はこれまでと同じペースでマイニングしなくなり、それが価格の上昇につながっていくように元々考えられているわけですが、半減期が来ると確実に値上がりしているのでしょうか。

色々な仮想通貨の過去の例を確かめてみましょう。

 

ライトコイン(LTC)の場合

ライトコインのケースを見てみましょう。

ライトコインの前回の半減期は2019年8月5日でした。

下のチャートで分かるように半減期の当日、わずか数時間で一気に110ドル付近まで上昇しています。

coinmarketcap ライトコインチャート

画像引用:coinmarketcap

 

実はライトコインの半減期はこの時非常に注目されており、半減期の半年ほど前、つまり2019年2月頃から価格が上昇していたのが分かるでしょう。

 

モナコイン(MonaCoin)の場合

モナコインの直近の半減期は2017年7月16日で、これが最初の半減期でした。

半減期当日はやや価格が下がっていたものの、その少し前の3月頃から価格は上昇し始めており、半減期を迎えた後に価格が上昇していることが分かるでしょう。

coinmarketcap モナコインチャート

画像引用:coinmarketcap

 

どちらにもでている現象

上記のライトコインとモナコインのどちらにもあらわれている現象が、およそ半年ほど前から価格が上昇し始めているというものです。

 

これは、半減期が価格の上昇につながると判断している人が多いからということでしょう。

つまり価格が上昇するだろうから、半年ほど前からロングポジションを持っているということです。

 

 

ビットコインの過去の半減期の価格変動状況

ではこの半年ほど前からロングポジションを持つ人が増えるという状況が、ビットコインでも起きているのでしょうか。

過去のビットコインの半減期における価格変動状況を見てみましょう。

 

ただし過去二回のビットコインの半減期のうち、最初の半減期はビットコインそのものがあまり知られておらず、値動きもほとんどありませんので参考にはなりません。

参考にするのであれば、2016年7月6日の二度目の半減期でしょう。

coinmarketcap ビットコインチャート

画像引用:coinmarketcap

 

二度目の半減期では、半減期当日のおよそ2カ月前の5月頃から大きく値上がりしています。

しかし良く見てみると、この年の2月中旬頃からジリジリと値上がりしつつあります。

つまり、ライトコインやモナコインのように半年前からではないものの、5カ月ほど前から少しづつ値上がりしていった様子が見てとれます。

 

ビットコイン3回目の半減期半年前の値動き

現時点で、ビットコインの次の半減期は2020年5月14日ではないかと予想されています。

だとすると、その半年前は2019年11月14日ということになります。

つまりもう間もなくビットコイン半減期の半年前になるということです。

 

以下のチャートは2019年11月7日時点の過去3ヶ月分のチャートです。

coinmarketcap ビットコイン3ヶ月チャート

画像引用:coinmarketcap

 

このチャートでは10月末に大きく値上がりしてから少し値下がりし、そのままの状態で推移していることが分かります。

 

10月末の値上がりは、通説では中国の習近平国家主席のブロックチェーンに対する発言によるものだとされていること、それに2020年5月14日の半年前の範囲外にあたることからも、除外して考えるべきでしょう。

10月末の値上がりが半減期とは関係ないものだとすると、現時点では半減期を見据えた価格上昇はまだ見られないようです。

 

ただ、10月末の値上がりからそれほど下がらずに価格を維持していること自体、間もなく半減期の半年前を迎えることが影響として既に出始めている可能性も考えられるのではないでしょうか。

 

半減期に価格上昇しない説もある

ここまでの説明で、半減期には価格が上昇するケースが多いことはご理解いただけたでしょう。

しかし、ビットコインの3度目の半減期には価格が上昇しないという説を唱える人物もいます。

 

そのことに関しては、2019年10月15日のニュース記事「マイ二ング企業CEOが半減期に価格上昇しない可能性言及」でもご説明しましたが、改めてポイントだけをご紹介しておきます。

 

次回のビットコイン半減期では価格は上昇しないという説を唱えているのは、中国でも最大手であるマイニング企業BITMAINのJihan Wu CEOです。

Jihan Wu氏はビットコインには市場に弱気と強気のサイクルがあり、そのサイクルも少しづつ長いものになってきているため、次回の半減期のタイミングと一致しなくなっているというものです。

 

この説が的を得ているのかどうかは分かりませんが、Jihan Wu氏は仮想通貨の世界で非常に著名な人物であり、彼がビットコインキャッシュは正当なものであると主張した途端に価格が急騰したこともあるなど、大きな発言力があります。

そのため、彼の発言そのものが半減期の価格上昇にブレーキをかけてしまう可能性も十分考えられます。

 

11月中旬のビットコイン価格に注意

現時点のビットコインチャートからは、価格が上昇していく傾向を読み取ることはできず、むしろ少しづつですが下落傾向にあるように見受けられます。

ただしビットコインの2度目の半減期やアルトコインの半減期の状況を見ると、確実に価格上昇は起こっています。

 

Jihan Wu氏の唱えた説は有力で、説得力があるかもしれませんが、必ずしもその通りになるとは限りません。

重要なのは、半年ほど前からの上昇の傾向を見逃さないことです。

それができればビットコインFXでの利益につながっていくはずです。

 

まとめ

ビットコインが半減期を迎えるまで残り半年の値動きについてご説明しました。

ビットコインに対する知名度は最初の半減期の時は別としても、二回目よりはるかに高く、しかも影響力も大きくなっています。

 

それが半減期の値動きにどのような影響を与えるのかは未知数ですが、もし値上がりしていくのであれば、これはビットコインFXにとって大きなチャンスといえます。

チャンスを逃さないよう、しばらくの間はチャートに釘付けになる必要があるのかもしれません。

 

海外の仮想通貨デリバディブ取引は、高水準のリスクを伴う投資であり、全ての投資家に適した投資ではありません。海外の高倍率のレバレッジは少額の資金で証拠金を上回る取引を行うことができますが、仮想通貨は急激な価格変動も多く、短期間に利益を出せる一方で、証拠金の大部分や全てを失ったり、取引額が証拠金を上回っていれば、証拠金額等を超える損失が発生するケースもございます。損失に耐えられない資金投資はするべきではなく、海外業者で仮想通貨FX取引を始めるにあたっては、投資目的やご自身の経験、リスクの許容範囲などを含めて慎重にご検討し、取引内容を十分にご理解いただいた上で、ご自身の責任と判断において取引を行ってください。

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