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Bybitの自動証拠金補充モードとは?

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  • 2019.04.27.

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  • Bybitの自動証拠金補充モードとは?

レバレッジを利用した信用取引では、まず最初に証拠金を預けることが必要です。

この証拠金のおかげで実際の資金よりも大きな金額を動かせるようになるわけですが、万が一損失が大きくなった場合は、取引がそのまま強制終了となってしまう可能性があります。

 

Bybitでは、こういった清算を避ける方法として「自動証拠金補充モード」を採用しています。

これによって、自分で操作しなくても自動で証拠金を追加することが可能になっています。

 

Bybitの清算の仕組み

清算とは、ポジションの証拠金が維持証拠金を下回った際に発生するもので、ユーザーの当初証拠金が全て失われるという意味です。

そして、このプロセスで重要になるのが「維持証拠金」です。

維持証拠金はユーザーのポジションを維持するための必要最低資産額であり、Bybitでは維持証拠金が0.5%(固定)と決められています。

 

  • 当初証拠金(証拠金)・・・ポジションを保有するのに必要な担保金
  • 維持証拠金・・・ポジションを維持するための必要最低資産額
  • 維持証拠金率・・・0.5%固定

 

Bybitでは、市場操作の影響を受けにくくするために、「マーク価格」と「最終取引価格」から成り立つ「二重価格メカニズム」を採用しており、マーク価格が清算価格になれば清算されるようになっています。

二重価格メカニズムについては、「Bybit独自の二重価格メカニズムとは?」で詳しく説明していますので、そちらをご覧ください。

 

清算では、ユーザーは損失を抱えてしまうことになりますが、当初証拠金を超える損失は発生しない仕組みになっています。

詳しくは、「Bybitでは当初証拠金以上の損失は発生するのか?」をご覧ください。

 

清算の回避方法

レバレッジ取引で損失が大きくなってしまったとしても、事前に清算を回避することは可能です。

Bybitでは清算のトリガーとなっているのが「マーク価格」になりますので、マーク価格を清算価格から遠ざければ意図せぬ強制終了が回避できます。

つまり、証拠金の追加をすれは良いのです。

 

証拠金の追加方法

取引画面で保有しているポジションをクリックすると、証拠金の設定画面が表示されますので、ここで追加したい金額を入力して調整します。

しかし、この操作はマーク価格が清算価格に達する前に行わなければなりませんので、うっかり追加し忘れてしまえばそのまま強制終了になってしまいます。

そこで活用したいのが「自動証拠金補充モード」です。

 

自動証拠金補充モード(AMR)とは

この機能はシステムによって自動的に証拠金を追加できるもので、あらかじめ設定しておくと、証拠金と維持証拠金の差額が近づくたびに、ユーザーの利用可能資産から証拠金を補充してくれるものです。

 

追加されるのは、当該ポジションで使用した証拠金と同じ金額で、万が一資産残高が不十分な場合は、ユーザーの資産残高全てが引き出されることになります。

証拠金が追加されることによって、マーク価格と清算価格の距離感は以前よりも遠ざかることになります。

 

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クロスマージン機能との違い

証拠金を自動で追加できる機能は他の取引所でも採用されていて、その多くに「クロスマージン機能」が使われています。

 

クロスマージン機能も、清算を避けるために証拠金を追加してくれるシステムで、利用可能残高の全額を使って損失が発生しているポジションに証拠金を追加する仕組みです。

クロスマージン機能では口座の利用可能残高に基づいて清算価格が計算されます。

 

一方AMRでは、清算が近くなってきた時点で当初証拠金が追加される仕組みになっています。

そのため、ポジション管理がしやすくなっているといえるでしょう。

 

<AMRとクロスマージン機能の主な違い>

  • AMR:清算に近づいた時点で一定額のみ追加
  • クロスマージン機能:資産残高に応じて清算価格を計算

 

使われ方の例

 

この表のように1BTCが8,000USD、資産残高が2.5BTCあるとしましょう。

この状態で当初証拠金は1BTC、レバレッジは10倍、そして80,000BTC/USDのポジションを持っています。

維持証拠金率は0.5%ですから、清算価格は7,306USDとなります。

 

この後損失が増えてマーク価格が7,306USDに近付いてしまうと、AMRが機能して、当初証拠金として預けた1BTC分を追加補充されます。

この状態では、利用可能な資産残高は約0.5BTCになります。

そして、再計算されたマーク価格は6,381USDとなり、このポジションに使われた当初証拠金は合計2BTCです。

 

もしその後も価格が下落したとすると、またAMRによって証拠金が補充されることになりますが、この時に追加される証拠金は利用可能な資産残高約0.5BTCのみとなり、マーク価格は5,827.5USDになります。

 

しかし、この時点で資産残高はゼロです。

そのため、これ以上証拠金の補充はできないため、5,827.5USDに達した際はそのまま強制終了となります。

 

<注意事項>

  • 資産残高がゼロの場合、有効な注文をキャンセルして清算を回避しようとします。(有効証拠金額を高くする)
  • 実際の計算には取引手数料も含まれます。

 

AMRのメリット

AMRは自動で証拠金を追加するシステムですが、作動する際はユーザーに通知が届きます。

そのため、ユーザーは強制終了を回避できるだけでなく、安心してポジション管理ができます。

 

また、他の方法としては清算価格を下回る価格で「条件付き成行注文」をすることでも、取引が強制的に終了してしまう事象を回避できます。

 

AMRの設定方法

AMRは、取引画面のポジション欄から簡単に設定できます。

 

分別証拠金モードとは

Bybitのデフォルト設定であり、いわゆる「手動操作で証拠金を追加する」という設定のことです。

分別証拠金モードは、自動で証拠金が補充されることがないため、資産残高が勝手に差し引かれることがありません。

これにより、清算で失われる最大額はそのポジションの当初証拠金額となり、その後も利用可能資産を残すことができます

 

ユーザー自身が取引画面のポジション欄で「分別証拠金モード」もしくは「AMR」を選択するようになっています。

 

まとめ

AMRは証拠金と維持証拠金の差額が近づくたびに、ユーザーの利用可能資産を使って自動で証拠金を補充できます

同じような機能としてクロスマージンがありますが、クロスマージンが資産残高に応じて清算価格を計算するのに対し、AMRは清算に近づいた時点で一定額のみが追加されますので、よりポジション管理がしやすいといえます。

 

また、手動で証拠金を追加する分別証拠金モードも、ポジションに入れられている証拠金と利用可能資産が別々で管理されることから、万が一清算されたとしても、資産残高を残せます。

つまり、どちらにもメリット・デメリットがありますので、自分に合ったモードを設定することができるわけです。

 

Bybitではこういった機能をうまく活用し清算率を下げることで、不本意な取引の強制終了を回避でき、快適に利用できます。

 

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