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大手オークションでも仮想通貨による決済が開始

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  • 2021.05.06.

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  • 大手オークションでも仮想通貨による決済が開始

電気自動車の世界的ブランドとして知られるテスラ社が、2021年2月に膨大な額のビットコインを購入した事は、2021年2月21日のニュース記事テスラのビットコイン大量購入で価格高騰したその後は?でお伝えしました。

 

その後テスラ社はクルマを購入する際の決済についても、2021年後半にはビットコインでできるようにする考えであることを明らかにしています。

今後はテスラ社のような高額商品に関して、ビットコインをはじめとした仮想通貨による決済が広まっていくのでしょうか。

 

実は大手オークションでは、仮想通貨による決済が進みつつあります。

その実情についてご説明しましょう。

 

テスラ社のビットコイン決済方針

大量のビットコインを購入しただけでなく、2021年後半にはクルマの購入費用をビットコイン決済できるようにすることを表明したテスラ社は、ボラティリティの大きなビットコインをどのように決済に活用するのでしょうか。

 

決済方針に関してテスラ社は、既に米国テスラの質問コーナーで具体的に紹介しています。

現在もテスラのクルマは米ドル価格で表示されていますが、ビットコインレートに沿って、顧客は自分のウォレットから決済をおこなうようになっています。

 

また万が一、返金手続きをする場合には、ビットコインと米ドルとのレートが変動するため、購入した時と返金する時では価値が変わってしまうことがある旨も記述されています。

 

この内容をみる限り、テスラ社はビットコイン決済について、非常に現実的に考えていることが分かります。

 

大手オークションでも仮想通貨支払いが始まる

実はテスラ社のように、高額な商品の決済をビットコインなどの仮想通貨でおこなう動きは、大手オークションでも広まりつつあります。

その実例をご紹介しましょう。

 

クリスティーズでの仮想通貨支払い

収益性の視点でいえば世界最大規模であり、なおかつ255年もの歴史がある、世界で最も知られている英国オークションハウスのクリスティーズでも、2021年3月12日に仮想通貨による支払いがおこなわれました。

 

オークションにかけられたのは、デジタルアーティストであるBeeple氏のNFTアート「EVERYDAYS: THE FIRST 5000 DAYS」と題された作品です。

christies.com「EVERYDAYS: THE FIRST 5000 DAYS」

画像引用:christies.com「EVERYDAYS: THE FIRST 5000 DAYS」

 

この作品の落札価格は、上の画像にあるように6934万6250ドル(日本円にしておよそ75億円)で、この価格は存命のアーティストの中でもTOP3に入り、デジタルアートにおいては最高額となりました。

 

このオークションの様子は、最大で2,200万人が視聴したとされており、ブロックチェーン技術を用いたデジタルアート作品に対する関心度の高さがうかがわれました。

 

落札したのは、NFTファンドの中でも世界最大といわれるMetapurseの創設者Metakovan氏でした。

なお、落札金額は全てイーサリアムで支払われるとのことです。

 

オークションハウス、クリスティーズのCEOであるGuillaume Cerutti(ギョーム・セルッティ)氏は、今回のオークションについて以下のように述べています。

 

デジタルアーティスト、ブロックチェーンテクノロジー、暗号通貨にとってまさに適切なタイミングで、従来型とデジタルの2つの異なる収集コミュニティを結集できたことを嬉しく思います。

この分野で次に来る可能性は刺激的であり、近い将来、より協調的なイノベーションを楽しみにしています。

引用:christies.com Press Release Google翻訳

 

NFTアートとは

NFTとはNon Fungible Tokenの略で、ブロックチェーン上での取引に用いられる代替えが効かないトークンのことです。

 

通常デジタル作品はいくらでもコピーすることが可能で、さらにコピーしても品質が劣化することがないため、複製を作ることが容易です。

しかしNFTアートは、NFTとデジタル作品とを組み合わせることで、複製することができなくなり、作品の著作権を保つことができるようにしたものです。

 

サザビーズも仮想通貨での支払いを受け付け

オークション業界の中でも最も歴史ある国際競売会社であるサザビーズでも仮想通貨による支払いを受け付け始めたことが、2021年5月4日CNBCによって報じられました。

 

CNBCはこのことに関して、以下のような内容をツイートしています。

 

サザビーズは、バンクシーの「Love is intheAir」のオークションで$ COINを介して暗号通貨を受け入れます。

「これは私たちがかなり前から考えていたものです」とCEOのチャールズ・スチュワートは言います。

「象徴的なバンクシーの絵よりも、暗号を導入するのに最適な組み合わせです。」

引用:SquawkCNBC Twitter Google翻訳

 

サザビーズは今回、匿名アーティストとして知られるバンクシー氏の作品「Love is in the Air」をオークションにかけ、その支払い方法としてビットコインとイーサリアムを受け付けるとしています。

また支払いに関しても、米の仮想通貨取引所であるコインベースと提携していると報道されています。

esquireme.com バンクシー作品オークション

画像引用:esquireme.com

 

なおこのバンクシー氏の作品は、2021年5月12日にニューヨーク開催のサザビーズコンテンポラリーアートイブニングオークションで出品される予定であり、作品の価値としては300万ドルから500万ドルになるのではといわれています。

 

サザビーズのCEOであるCharles Stewart(チャールズ・スチュワート)氏は、2021年初めにNFTを手掛けたが、バンクシー氏の作品「Love is in the Air」をオークションにかけることは、物理的アートに仮想通貨決済を用いる新たなステップに入るとする旨を述べています。

 

バンクシー氏と作品について

バンクシー氏はそれが本名かどうかもわからず、人前に出ることもないまま、壁にスプレーで絵を描くことで作品としている匿名のアーティストです。

 

作品は社会風刺的なものが多く、壁に突然描かれたものが発見されるため、彼の行動や作品によるハプニング性からも世界中から注目されているアーティストであり、作品といえます。

 

まとめ

ビットコインをはじめとする仮想通貨を高額な決済に用いた例として、テスラ社、NFTアート、そして話題に上ることが多いバンクシー氏の作品の3つを紹介しました。

 

これらをみると、仮想通貨がどれほど世の中に根付いてきているかが分かるはずです。

またこれらの注目の高さは、仮想通貨の価値をどれほど多くの人々に実感してもらえる契機にもなっていることがわかるでしょう。

 

仮想通貨の将来が、今後どのようになっていくのかは不明ですが、単なる金融資産としてだけでなく、名前の通り通貨としての役割が拡大していくことも期待できるのではないでしょうか。

 

仮想通貨の新たなステージに期待しましょう。

 

海外の仮想通貨デリバディブ取引は、高水準のリスクを伴う投資であり、全ての投資家に適した投資ではありません。海外の高倍率のレバレッジは少額の資金で証拠金を上回る取引を行うことができますが、仮想通貨は急激な価格変動も多く、短期間に利益を出せる一方で、証拠金の大部分や全てを失ったり、取引額が証拠金を上回っていれば、証拠金額等を超える損失が発生するケースもございます。損失に耐えられない資金投資はするべきではなく、海外業者で仮想通貨FX取引を始めるにあたっては、投資目的やご自身の経験、リスクの許容範囲などを含めて慎重にご検討し、取引内容を十分にご理解いただいた上で、ご自身の責任と判断において取引を行ってください。

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