お問い合わせ

仮想通貨FXチャート分析の手法8【一目均衡表】

  • 仮想通貨FX実践
  • 中級編

仮想通貨FX取引を行う方向けのテクニカル分析で有用なものをご紹介していますが、

ここでは「一目均衡表」についてご紹介したいと思います。

 

一目均衡表はテクニカル分析の中でも結構奥が深い内容で日本人が作成したインディケーターとなっています。

日本人以外でも好んで愛用しているトレーダーは多く、この考え方を知っておくだけでも色々なテクニカルの見方が変化すると思いますので、この解説で理解してもらえたら嬉しいです。

 

では早速解説に入ります。

 

一目均衡表とは?見方と使い方を徹底解説

一目均衡表とは何か?特徴は?

まず最初にこの一目均衡表とは何かから説明したいと思います。

一目均衡表は日本人の株式の新聞の記者だった細田悟一というものが考案したテクニカル分析の手法です。

一目均衡表の考え方は市場価格形成のパターンを把握する「波動論」、ボラティリティの状況を計る「水準論」、時間的な傾向を捉える「時間論」の3つから構成されています。

 

この一目均衡表のベースとなる考え方は

「相場は売り手と買い手の均衡が崩れた方向に動く」

というもので相場のパワーバランスを重視して勘案されたインディケーターとなっています。

一目均衡表の特徴はまず第一に一目で今の位置が把握できるということであり、いつ相場が動いたのかが把握しやすいということが大きな特徴と言えるでしょう。

 

一目均衡表の見方は?

次に一目均衡表の基本的な見方について解説したいと思います。

一目均衡表で表示されるラインは一つ一つ覚えておきましょう。

またそれぞれのラインの数字は算出方法が異なるため一緒にご説明していきます。

 

まず例の下記の設定の日数は「9日、26日、52日」を前提として示しています。

この数字は一目均衡表を利用するトレーダーでは有名な数字のため覚えておきましょう。

 

転換線=(過去9日間の高値+安値)÷2

基準線=(過去26日間の高値+安値)÷2

遅行スパン=現在の価格を26日前の位置に表示

先行スパン1=(転換線+基準線)÷2

先行スパン2=(過去52日間の高値+安値)÷2

 

このようにそれぞれのラインは上記の計算式から算出されていますが、実際にチャートではどのように表記されるかチェックしましょう。

下記はbybitのBTCUSDの日足チャートとなります。

bybitのBTCUSD日足チャート

チャートを見ればどれがどのラインなのか覚えやすいので視覚的に覚えてしまうことをおススメします。

次にこれらのラインを利用してどのように一般的にトレードされているのかご説明していきます。

 

一目均衡表の基本的なトレードの見方

雲を利用した見方

まず一目均衡表で「雲」という言葉が頻繁に使われています。

この「雲」というのは、先行スパン1と先行スパン2の間の範囲を示しています。

この雲が結構重要となりますので覚えておきましょう。

一目均衡表の見方をまとめていますのでご覧ください。

 

ローソク足が雲を上抜けたら買い、下抜けたら売り

ローソク足が基準線より上だったら上昇圧力が強い、下であれば弱い

転換線が基準線を上抜けしたら買い下抜けしたら売り

遅行スパンがローソク足を上回ったら買い、下回ったら売り

三役好転したら強気で買い

 

上記が一目均衡表の基本的な見方となります。

とてもシンプルなため覚えやすいですが、慣れないうちはたまに頭の中でラインが混乱するのでいつも整理しながら見るようにしましょう。

 

では次に①を詳細に説明したいと思います。

ローソク足の位置というのはとても重要であるため把握するようにしましょう。

 

ローソク足が雲より上にあるなら「上昇トレンド」

ローソク足が雲より下にあるなら「下降トレンド」

ローソク足が雲の中にあるなら「レンジ相場」

 

この3つにフェーズが分けられます。

ではどのようにトレーダーは使っているか簡単な例を挙げてみます。

 

ローソク足が雲を上抜けた後、再度雲の上限にタッチしたロングエントリー

ローソク足が雲を下抜けた後、再度雲の下限にタッチしたらショートエントリー

 

このような使い方をするのが基本となります。

しかし一番一目均衡表の雲だ大事なことは

「ローソク足が雲を上抜ける=トレンド転換」

ということをしっかり頭に入れることができるということです。

 

また雲の上限と下限というのは「レジスタンスライン」と「サポートライン」として機能しており、また雲の厚みが大きいとそれだけそのラインが意味しているものは大きいと考えてください。

 

次に雲が示していることとして下記があります。

「先行スパン1と先行スパン2が入れ替わる時が相場の転換点として見られる」

ということです。

 

このように大きなトレンドを測るために利用するものとして利用してください。

 

一目均衡表でも重要な「三役好転、三役逆転」とは?

一目均衡表では「三役好転」と「三役逆転」という二つの重要な見方があるのでご説明したいと思います。

三役好転とは、一目均衡表のチャート下記の条件に当てはまった場合、一目均衡表の中では一番強い買いのサインとして知られています。

 

「三役好転」は下記が揃った場合のことを指します。

①転換線が基準線を下から上に抜けてきた場合
②遅行線がローソク足を上に抜けてきた場合
③ローソク足が雲を上に抜けてきた場合

 

三役逆転はその逆になりますが、下記になります。

①転換線が基準線を上から下に抜けてきた場合
②遅行線がローソク足を下に抜けてきた場合
③ローソク足が雲を下に抜けてきた場合

 

「三役好転」と「三役逆転」はこのような条件がついていますが、この3つの材料が揃ってチャートに現れることはあまりなく、そのため2つの条件が揃ってくると、そろそろ相場は転換期なのではないかと感じ始めながら見ておくべきでしょう。

 

海外の仮想通貨デリバディブ取引は、高水準のリスクを伴う投資であり、全ての投資家に適した投資ではありません。海外の高倍率のレバレッジは少額の資金で証拠金を上回る取引を行うことができますが、仮想通貨は急激な価格変動も多く、短期間に利益を出せる一方で、証拠金の大部分や全てを失ったり、取引額が証拠金を上回っていれば、証拠金額等を超える損失が発生するケースもございます。損失に耐えられない資金投資はするべきではなく、海外業者で仮想通貨FX取引を始めるにあたっては、投資目的やご自身の経験、リスクの許容範囲などを含めて慎重にご検討し、取引内容を十分にご理解いただいた上で、ご自身の責任と判断において取引を行ってください。

リスク警告

海外の仮想通貨デリバディブ取引は、高水準のリスクを伴う投資であり、全ての投資家に適した投資ではありません。海外の高倍率のレバレッジは少額の資金で証拠金を上回る取引を行うことができますが、仮想通貨は急激な価格変動も多く、短期間に利益を出せる一方で、証拠金の大部分や全てを失ったり、取引額が証拠金を上回っていれば、証拠金額等を超える損失が発生するケースもございます。損失に耐えられない資金投資はするべきではなく、海外業者で仮想通貨FX取引を始めるにあたっては、投資目的やご自身の経験、リスクの許容範囲などを含めて慎重にご検討し、取引内容を十分にご理解いただいた上で、ご自身の責任と判断において取引を行ってください。

Copyright ©   BitcoinFXpro All Rights Reserved.