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仮想通貨FXチャート分析の手法43【ストキャスティクスRSi&移動平均線】

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仮想通貨FXはボラティリティがこれまでの伝統的資産の投資対象と比較しても比較にならないほど値動きが激しく、上手く利用すれば大きく稼げると考えて挑戦する人も多いのではないでしょうか。

 

2017年ではバブルとも言われた急激な上昇を見せたことで、たくさんの方が「億り人」と呼ばれて大きな利益を上げた年もありましたが、昨年の急落から大きな損失を被る投資家も現れ、仮想通貨のメリット、デメリットが顕在化した年となりました。

 

足元は2017年のような買っていれば儲かると言う時代は終わり、様々な投資家が参入したことで、テクニカル分析というのは必須な、マーケットとなってきており、初心者の割合が多かったマーケットも変化しつつあります。

この動きに合わせて勉強を行うことは必須であり、ここを疎かにすると、すぐに資産は無くすマーケットでもあるため、きっちりと勉強し、何がトレードで大事かというところをしっかり抑えて仮想通貨のマーケットで戦っていきましょう。

 

仮想通貨FX入門ではその仮想通貨FXのトレーダーのための基礎的な知識を公開しています。

メンタルコントロールという基礎的なところから、テクニカル指標を1つ1つ解説し、それを併用した実際に仮想通貨FXのトレーダーに利用されているテクニカル分析の手法を詳しく解説しています。

まずはここを全て読んで頂きながら基礎的なトレードに関しての知識をつけて頂けると幸甚です。

 

ここでは仮想通貨の取引手法で「ストキャスティクスRSIと移動平均線」を利用した取引手法について解説したいと思います。

 

ストキャスティクスRSIと移動平均線を利用した取引手法

ストキャスティクスRSIとは

まずはストキャスティクスRSIとは何かをご説明したいと思います。

ストキャスティックスRSIは、1994年にトゥーシャー・シャンデとスタンリー・クロールが開発したテクニカル指標です。

名前を読んで頂くとそのままですが、ストキャスティクスとRSIを合わせてできた指標で、より正確に言えば、RSIの値を、ストキャスティクスの式に入れて計算しなおしたもので0~100までの値をとります。

 

ストキャスティクスはローソク足の値動きを元に計算されていますが、ストキャスティクスRSIはRSIの数値の変化を元にストキャスティクスの計算式に当てはめて数値を算出しているということですね。

 

ストキャスティクスRSIの利用方法

ストキャスティクスRSIはどのような見方をするのか簡単にご説明します。

基本的には、ストキャスティクスと同様の見方で問題ありません。

20%以下(30%以下)を売られ過ぎ、80%以下(70%以下)を買われ過ぎの水準とし、その付近でストキャスティクスRSIとシグナル線のゴールデンクロスやデットクロスを売買判断のシグナルとして取引を行います。

 

ストキャスティクスRSIがシグナル線をゴールデンクロスしたタイミングでロングポジション、逆にデットクロスしたタイミングでショートポジションとなります。

 

またストキャスティクスやRSIと同様にストキャスティクスRSIもダイバージェンスが発生します。

 

ストキャスティクスRSIの注意点

ストキャスティクスRSIとRSIを比較すると設定期間を一緒にすると、ストキャスティクスRSIの方がRSIに比べて価格の動きに敏感な動きとなります。

両者ともに逆張りやレンジ相場で利用することが多いテクニカル指標ですが、RSIの場合は凪相場となると、全く買われ過ぎや売られ過ぎのサインが出ないまま、中心の50という数字の辺りで横ばいの動きが続きます。

 

ストキャスティクスRSIはこのような凪相場の場合でも敏感に反応することから短期的な売買でレンジ相場を利益に変えていくという手法も取れるのがメリットです。

一方で価格に敏感に反応するということはそれだけ騙しのサインも多くなるため、注意する必要があることも理解しておくべきでしょう。

 

ストキャスティクスRSIと移動平均線を利用した取引手法

ここから本題である取引手法について解説していきたいと思います。

ストキャスティクスRSIと移動平均線の取引においてのエントリーの条件からご説明します。

エントリーは下記の条件が揃ってからポジションを構築するようにしてください。

 

ストキャスティクスRSIがゴールデンクロスした場合ロングポジション、デットクロスした場合ショートポジションの構築を検討

移動平均線がゴールデンクロスした場合ロングポジション、デットクロスした場合ショートポジションを検討

ストキャスティクスRSIが売られ過ぎの位置にいる場合はロングポジション、買われ過ぎの位置にいる場合はショートポジションを検討

 

上記の3つがエントリーの条件となります。

では実際にどのようなタイミングでエントリーし、その後どのようなロジックで取引を行なっていくかを詳細にご説明したいと思います。

まずは下記のチャートをご覧ください。

下記はbybitのBTCUSDの日足チャートになります。

bybitのBTCUSD日足チャート

ここでの移動平均線は「25日」と「50日」を利用していますので同様の数字を利用するようにしましょう。

 

まずチェックするポイントは移動平均線がどのような位置にいるのかです。

紫の○印をご覧ください。移動平均線は25日移動平均線が50日移動平均線を上回っていることからゴールデンクロスしていると認識できます。

しかし最初にゴールデンクロスしているタイミングでストキャスティクスRSIは買われ過ぎの位置にいるため、エントリーは見送りという判断になります。

 

そしてストキャスティクスRSIの最初の紫の○印をご覧ください。

ここで売られ過ぎの水準まで低下していることからこのタイミングでロングポジションを構築します。

ポジションを作ると同時に必ず行うべきことがあります。

それは「ストップロスの設定」です。

仮想通貨はちょっとした甘えが命取りになり、特に損切りというのは必ず行わないといけません。

ストップロスは必ず癖つけるよう心掛けてながらポジションを持つようにしてください。

 

上記のチャートでストップロスを置いておく位置は50日移動平均線の少し下の位置がベターと言えます。

50日移動平均線を下回るということは今回トレンドフォローで上方向に向かうと想像していることを覆す動きとなるため、予想が外れたことになることから撤退すべきという判断になります。

 

損切りも大事な撤退戦略の1つであり、常に「トータルで利益が出ればいい」という考え方を持ちながらトレードするようにし、1つ1つ割り切って考えるようにしましょう。

 

では次に行う行動は「ポジションの積み増しをどのタイミングで行うか」です。

これはピラミッティングとも呼ばれており、利益の極大化する上では大事な戦略です。

またトレンドフォロー系の戦略では利益が伸び始めた時にその利益を大きく伸ばすことがとても重要です。

 

一年間でトレンドが出るタイミングは2割程度と言われており、その他8割程度はレンジ相場になりやすいと言われています。

そのためこの2割のタイミングでトレンドの初動からしっかりポジションを構築できた場合はそこをきっちり伸ばしていくべきででしょう。

 

ではポジションの積み増しのタイミングをご説明します。

 

移動平均線を上回って推移していること

ストキャスティクスRSIが売られ過ぎの付近まで低下していること

ストキャスティクスRSIがゴールデンクロスするタイミングであること

 

条件はこの3つとなります。

次の紫の○印をご覧ください。

このタイミングで大事なことは「ストキャスティクスRSIが売られ過ぎまで待つこと」です。

時間経過に伴って過熱感が後退しており、この時間経過というのがとても大事なことになります。

 

この動きの背景には「上昇している中、売り圧力が強まるかどうかをチェックする」という機能が時間経過であり、上昇局面において買われ過ぎの位置から売られ過ぎの水準まで戻ってきているということは、売り圧力が強まって来ないことを確認できたという理解になります。

そのため強気でポジションを積み増していいという判断ができるということです。

 

このチャートの動きが投資家のどのような心理的側面を示しているのかをきちんと理解することが大事なことなので理解するよう努めてください。

このタイミングで紫の○印は移動平均線より上に位置しており、ストキャスティクスRSIはゴールデンクロスしているため、ここでポジションを積み増しします。

 

では最後にどのタイミングでイグジットをすべきかをご説明します。

この場合は利益確定となりますが、この手法での利益確定のタイミングは

「25日移動平均線を明確に割れた水準」

にストップロスを設定しておき、タッチすればそこでこの取引は終了と機械的に設定することで、トレンドフォロワーの場合このように上手く行けば相当な利益が期待できるトレードができるようになります。

 

もしも機械的に行わず、感覚で利益確定をした場合、30%リターンが出ている状態や、50%リターンが出ている状態となるとどうしても人間は確定したい衝動に駆られてしまい、100%以上リターンが出る可能性があってもその芽を潰してしまうことになりかねません。

トレードで一番の敵は「自分自身の心理的な弱さ」にあります。

 

ここはきっちり割り切って機械的なトレードを行うほうがトータルで考えた時にはベターのため、ルールを決めて遵守するようにしましょう。

 

トレードの注意点

最後にこのトレードの注意点について記載したいと思います。

この手法は簡単なルールですが、利益が出ていれば出ているほど人間の心理的な弱さからルール通りトレードを行うことが難しいとも言える手法です。

 

そのためまず一番の注意点は「ルールを決めたら必ず遵守すること」です。

何度もお伝えしていますがそれだけ大事なことのため必ず守るよう心がけてください。

「これだけ守ればいい」と考えるととても簡単ですが、それだけルールを守ることが心理的な負担に繋がるということを示しているとも言えます。

 

まずはこの手法を試して頂き、トレードをしている中で自分自身がどのような心理的な感情を抱き、不安や興奮等感情の浮き沈みがあるのかをしっかり理解することがとても大切です。

その振り返りや理解がより自分に合った手法を探すための材料となります。

 

これからテクニカル分析を理解する中では、このフィードバックはとても大事なのでめんどくさいと思わずに行うよう心がけてください。

 

海外の仮想通貨デリバディブ取引は、高水準のリスクを伴う投資であり、全ての投資家に適した投資ではありません。海外の高倍率のレバレッジは少額の資金で証拠金を上回る取引を行うことができますが、仮想通貨は急激な価格変動も多く、短期間に利益を出せる一方で、証拠金の大部分や全てを失ったり、取引額が証拠金を上回っていれば、証拠金額等を超える損失が発生するケースもございます。損失に耐えられない資金投資はするべきではなく、海外業者で仮想通貨FX取引を始めるにあたっては、投資目的やご自身の経験、リスクの許容範囲などを含めて慎重にご検討し、取引内容を十分にご理解いただいた上で、ご自身の責任と判断において取引を行ってください。

リスク警告

海外の仮想通貨デリバディブ取引は、高水準のリスクを伴う投資であり、全ての投資家に適した投資ではありません。海外の高倍率のレバレッジは少額の資金で証拠金を上回る取引を行うことができますが、仮想通貨は急激な価格変動も多く、短期間に利益を出せる一方で、証拠金の大部分や全てを失ったり、取引額が証拠金を上回っていれば、証拠金額等を超える損失が発生するケースもございます。損失に耐えられない資金投資はするべきではなく、海外業者で仮想通貨FX取引を始めるにあたっては、投資目的やご自身の経験、リスクの許容範囲などを含めて慎重にご検討し、取引内容を十分にご理解いただいた上で、ご自身の責任と判断において取引を行ってください。

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