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仮想通貨FXチャート分析の手法35【出来高分析】

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  • 上級編

仮想通貨のマーケットはとても流動性が低いことから値幅の大きさというものは他の金融商品と比較して比にならないほどの動きを見せることが多々あります。

そして仮想通貨という名前が付いているものの、外国為替のFXと異なる点は「取引所」で売買しているケースが多いということです。

現在はプロ向けにOTC取引で相対取引としてプライスを提供している大きな業者やBtoB向けの会社が増加しているものの、取引所が占める取引高の割合は大きいものとなっています。

 

通常外国為替はほとんどが相対取引となっており、その業者ごとに取引高は公表されていないため、出来高分析というのはできない商品でしたが、仮想通貨FXの場合は出来高が公表されているため、現物株のような出来高分析が可能となります。

 

出来高というものは市場参加者のセンチメントを表しており、ートの動きから把握できない心理的な側面を分析することで理解することができるため必ず必須と言えるものになります。

仮想通貨の場合「通貨」という言葉が入ってしまっているからこそ、外国為替のFXと似たようなイメージがありますが、出来高分析が可能となっていることは大きくプラスな相違点です。

 

ここでは出来高分析についての基本的な見方について解説したいと思います。

出来高の意味合いが理解できたら、他のテクニカル指標と併用して、より細かい分析が可能となるため、まず基本を理解しましょう。

 

出来高分析の基本的な方法

出来高とは

出来高とは

出来高とは、仮想通貨のトレーダーが設定した期間内に成立した売買の数量数量を示しています。

仮想通貨のチャートをチェックするとローソク足の下段に棒グラフが並んでいることがあります。

これが出来高と言われるものです。

色分けされていることも多くあり、上昇時の出来高と、下落時の出来高が色分けされていることでより視覚的にセンチメントを判断しやすいよう工夫されています。

 

出来高は価格に先行する」といわれることもあり、市場のアクティビティやセンチメントを測るバロメーターとして使われます。

 

出来高は言葉の通りのため理解はしやすいと思いますが、最後の「出来高は価格に先行する」という点は大きなポイントためこの言葉は忘れないようにしましょう。

 

出来高増減の要因と背景

ではここから出来高というものはどのような見方を行い、取引に影響させるのか詳しく説明していきたいと思います。

まず出来高の増加、現象については下記の通りになります。

 

  • 価格上昇+出来高増加=買いムードが先行している
  • 価格下落+出来高増加=ウリムードが先行している

 

これは言葉の通りですが、マーケットの動きを見ると上の動きとは矛盾した動きを見せることがあります。これは後ほどご説明します。

 

次に出来高が増える場面というのはどういう場合なのかを項目別にチェックします。

 

①価格が上昇したことでレジスタンスラインを突破しブレイクした場合

これはトレンドブレイクのタイミングであり、大体レジスタンスラインの少し上の部分には逆張りで控えていたトレーダーの逆指値が待ち構えています。

そのため自動的に逆指値が発動し一気にストップロスの買い注文が増加し出来高が急増する場面があります。

 

②価格が下落しタコとでサポートラインを突破しブレイクした場合

これは①の逆の値動きとなります。サポートラインの下にはそれまでロングポジションを保有していた投資家の逆指値の売り注文が控えており、そこをヒットすると自動的なロスカット注文が発動し出来高が急増するパターンです。

 

③高値圏でのせめぎ合い

これはチャートで天井と思われる価格帯に差し掛かるとそこをブレイクさせようとする買い注文と、ここで止まると判断したトレーダーの売り注文が両サイド入るため一時的に出来高が増加する場面が継続することがあります。

 

④安値圏でのせめぎ合い

これは③と反対のパターンとなります。底やサポートラインと考えられる水準まで価格が下落するとそこをブレイクさせようとする売り注文と、底と判断して買い注文を入れるトレーダーのせめぎ合いとなり、出来高が増加しやすいということになります。

 

ここまででの説明から出来高増加は上昇、下落関係なく増加するものであり、この出来高増加が何を意味しているのかを理解することが大切なこととなります。

 

次に実際の出来高の増減を見ながら仮想通貨トレーダーのセンチメントを考えてみましょう。

 

チャートから見た出来高分析

下記のチャートをご覧ください。

下記はbybitのBTCUSD60分足チャートとなります。

bybitのBTCUSD60分足チャート

最初の紫の○印をご覧ください。チャートが大幅上昇する過程で出来高が急増しているのが理解できると思います。

 

そして次の紫の○印の位置をチェックしましょう。

チャート上では高値を大幅に更新し上昇を継続させていたことがわかりますが、その間の出来高を見るとそこまで増加していないことがわかると思います。

それは水色の楕円形の○印の位置です。

細かく出来高をチェックすると、棒グラフで赤色の場合下落時の出来高を示しているものになりますが、赤色の棒グラフが伸びているのが理解できると思います。

 

つまり大幅上昇後に作り出された価格の動きは流動性が薄い状態だから更新し続けていること、そしてある程度利食いを行いたいトレーダーがとても多かったことが出来高から推測できることになります。

 

そして次に黄色の○印の位置をご覧ください。

チャートでは再度大幅上昇する動きとなっていますが、出来高を見ると最初の上昇時と比較して出来高が減少していることがわかります。

 

つまり出来高が減少しながらの上昇であったことから、上昇圧力は最初の上昇時と比較して弱回っていると言える動きと判断できます。

 

その後チャートの動きを見ると、出来高が意味していたかのように上値を伸ばすことができず、二番天井のような形を形成、その後失速する動きとなっていることから、出来高から判断する価格の意味合いというのはどれだけ大事か理解できることでしょう。

 

出来高のまとめ

まとめ

実際の例をご覧頂いて出来高の重要性についてはある程度ご理解頂けたかと思います。

出来高はトレーダーのセンチメントを示しているであるため、この出来高だけを集中して分析するだけでも大きな材料となります。

 

特に出来高分析のメリットは、「チャート上の動きが実際にどのようなトレーダーのセンチメントから発生したものなのか」を把握できることです。

例として「100ドル上昇」という動きがあったとしても、「流動性が大きくみんなが動いて発生した100ドル上昇なのか」、「流動性が薄くたまたま100ドル上の注文が通ってしまってできた100ドル上昇の動きなのか」大きな違いとなります。

この違いはチャートの動きから把握するここの違いはチャートの動きから把握することは難しく、、この意味合いを理解するための1つの手段として「出来高分析」があると言えるでしょう。

 

出来高分析はシンプルにその時の値動きを見ながら自分ならどういう心境に陥るかという主観的な視点で分析することで、その出来高の裏にある意味合いを把握しやすいものです。

その点学んでもらいながら実際に分析すると違った視点でマーケットを見ることができるようになります。

 

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海外の仮想通貨デリバディブ取引は、高水準のリスクを伴う投資であり、全ての投資家に適した投資ではありません。海外の高倍率のレバレッジは少額の資金で証拠金を上回る取引を行うことができますが、仮想通貨は急激な価格変動も多く、短期間に利益を出せる一方で、証拠金の大部分や全てを失ったり、取引額が証拠金を上回っていれば、証拠金額等を超える損失が発生するケースもございます。損失に耐えられない資金投資はするべきではなく、海外業者で仮想通貨FX取引を始めるにあたっては、投資目的やご自身の経験、リスクの許容範囲などを含めて慎重にご検討し、取引内容を十分にご理解いただいた上で、ご自身の責任と判断において取引を行ってください。

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