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仮想通貨FXチャート分析の手法34【三角保ち合い】

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仮想通貨FXを行うと考えている方は最初どのくらい勉強されているでしょうか。

色々な本を読んだり、ニュースをチェックしたりしながら、手探りで進めているかもしれません。

しかし闇雲に勉強して取引を行なっても全く上手く行かないことも多いため、まずは仮想通貨FXを行う上で一番大事なことは何かを理解しましょう。

 

一番大事なことは、「テクニカル分析を徹底する」ということです。

その中にはオシレーターを覚えたり、チャートの形状を覚えたり、需給バランスを捉えるための武器を自身で身に着けることが必要ということになります。

 

ここではそのチャートの形状を利用した取引手法について解説していますので、チャートの基本を覚えると思って参考にしてください。

説明する内容は「三角保ち合い」です。

 

三角保ち合いについて

三角保ち合いとは

三角保ち合いとはチャート上のレンジが徐々に上下が狭まりながら縮小していくような動きを指しています。

 

よくレンジ相場が長く続いた時に相場のパワーがマグマのように積み上がっていることで、レンジブレイクをすると、その溜まっていた相場のパワーが一気に吹き上がるためトレンドが発生し、継続しやすいと言われていますが、三角保ち合いはそのレンジの考え方と同様になります。

 

では実際にどのようなチャートの形状なのか実際のチャートを見ながら確認しましょう。

下記はbybitのBTCUSDの1時間足チャートになります。

bybitのBTCUSD1時間足チャート

上記のチャートを見ると青のラインが二本上下に引かれているのがわかると思います。

これが典型的な三角保ち合いのチャートになります。

下値を切り上げながらも上値も切り下げている動きとなり相場がどちらに行きたいのか迷っている動きになっているのがとてもよくわかるのではないかと思います。

 

このようなチャートになる背景がとても重要なのでご説明します。

もちろん直近の下落からショートで攻めている仮想通貨FXのトレーダーが多いものの、徐々に反転するのではないかという思惑も出てきています。

そしてそのフローが両サイドに発生しており、方向感がなくなっているのですが、重要なのはロングポジションとショートポジションがどちらも積み上がっているという事実です。

このようなポジションを抱えたトレーダーは逆サイドにいくとどこかで損切りをしないといけません。

それがこのラインの上下どちらかブレイクしたタイミングのため、ラインを越えると相場が動き始めるという動きになります。

 

もちろんチャートの形状やそこからの特徴を覚えるということも大事ですが、それぞれチャートの形状は背景があって構成されているため、「なぜそうなるのか?」ということまで理解するようにするとより相場に対する理解が深まり、臨機応変な対応が可能となるでしょう。

 

上記のチャートをご覧頂くと、そのパワーバランスが上にブレイクしたことから、価格は一気に急上昇しており、特に上方向へのブレイクは三角保ち合いを形成する前のショート勢のポジションまで一気にストップロスが発動したことから値幅が大きくなったと推測されます。

 

相場が大きく動くのはストップロス注文が発動し自動ロスカットになった場合が多く、このフローを利用して稼ぐ仮想通貨のトレーダーも存在するため、どの位置でストップロスが発動するかチャートから常に考えるようにしましょう。

 

このようにブレイクした後についていくことで、大きく利益をあげることができるのが「三角保ち合い」の特徴であり、基本的なチャート形状の1つであるため覚えておきましょう。

 

三角保ち合いの種類

三角保ち合いの基本は上記の「下値切り上げ、上値切り下げ型」の三角保ち合いが一番オーソドックスですが、実際には種類があります。

ご紹介するのは「サポートライン、上値切り下げパターン」の三角保ち合いです。

 

下記はbybitのBTCUSD1時間足チャートです。

bybitのBTCUSD1時間足チャート2

これも三角保ち合いよくあるパターンの1つです。

このチャートが作り上げられているフローというのは上記の「上値切り下げ、下値切り上げ」の形状と同じ意味となります。やはりショートポジションとロングポジション両方向積み上がっている状況下、ブレイクアウトすると一気に相場が動き始めるということになります。

 

この形の特徴はサポートラインが明確にあるため、ストップロスの注文を置いている位置が大体同じなことが多く、サポートラインを下にブレイクアウトした場合の勢いは大きくなることから、値幅も大きく出やすいという特徴があります。

 

最後の三角保ち合いのパターンは上記の逆であり、「レジスタンスライン、下値切り上げ」のパターンです。

この場合の特徴も同じですが、レジスタンスラインが水平線で引かれているため、その上にショートポジションのストップロスの買い注文が積み上がっていることが推測できます。

そのためそこを越えるとマーケットは大きく動く可能性があるということを認識しておきましょう。

 

三角保ち合いの注意点

三角保ち合いは相場のパワーバランスの均衡が最終的に崩れることを利用して取引を行う方法です。しかしながら実際に三角保ち合いがブレイクしたからと行って必ず相場がそのブレイクアウトした方向で推移するわけではありません。

 

あくまで「相場が均衡している=ポジションがショートポジション、ロングポジション共に積み上がっている」という前提で成り立つものであるため、もしもブレイクアウトが騙しであった場合は速やかに撤退することをおすすめします。

 

リスクリワードとしてはとてもいい取引手法で、とても見方はシンプルなことから必ずこの形状は覚えておくとトレード時役に立つことでしょう。

 

このような形状にテクニカル指標を結びつけて考えることでより、正確なトレードができることになるため、テクニカル指標と併用して見ることもおすすめします。

 

海外の仮想通貨デリバディブ取引は、高水準のリスクを伴う投資であり、全ての投資家に適した投資ではありません。海外の高倍率のレバレッジは少額の資金で証拠金を上回る取引を行うことができますが、仮想通貨は急激な価格変動も多く、短期間に利益を出せる一方で、証拠金の大部分や全てを失ったり、取引額が証拠金を上回っていれば、証拠金額等を超える損失が発生するケースもございます。損失に耐えられない資金投資はするべきではなく、海外業者で仮想通貨FX取引を始めるにあたっては、投資目的やご自身の経験、リスクの許容範囲などを含めて慎重にご検討し、取引内容を十分にご理解いただいた上で、ご自身の責任と判断において取引を行ってください。

リスク警告

海外の仮想通貨デリバディブ取引は、高水準のリスクを伴う投資であり、全ての投資家に適した投資ではありません。海外の高倍率のレバレッジは少額の資金で証拠金を上回る取引を行うことができますが、仮想通貨は急激な価格変動も多く、短期間に利益を出せる一方で、証拠金の大部分や全てを失ったり、取引額が証拠金を上回っていれば、証拠金額等を超える損失が発生するケースもございます。損失に耐えられない資金投資はするべきではなく、海外業者で仮想通貨FX取引を始めるにあたっては、投資目的やご自身の経験、リスクの許容範囲などを含めて慎重にご検討し、取引内容を十分にご理解いただいた上で、ご自身の責任と判断において取引を行ってください。

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