Bybitへの入金と出金に関する全手数料を詳細解説【実例付】
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- 2020.07.23.
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- Bybitへの入金と出金に関する全手数料を詳細解説【実例付】
Bybitは海外の機関投資家が多数利用しているほど使いやすく、しかも非常に信頼性の高い仮想通貨FX取引所です。
しかし海外仮想通貨FX取引所であるBybitで取引して、その利益を手にするまでに手数料がいくらかかるのかは、気になるところでしょう。
Bybitは法定通貨による入金や出金に対応していないため、仮想通貨で入金し、仮想通貨のまま出金することになります。
仮想通貨を保有していない人は、まず日本円で仮想通貨を購入しなければならず、Bybitから出金した仮想通貨は、日本円にして銀行口座に入金しなければなりません。
これらの手数料がいくらかかるのか分からないのでは、Bybitを使いたくても不安に感じるはずです。
そこで、Bybitに入金する際、そしてBybitから出金して日本円を手にするまでにかかる手数料の全てをご説明しましょう。
これでもうBybitを利用する際の、手数料に関する不安は無くなるはずです。
目次
Bybit(バイビット)へ入金する際に必要な手数料
Bybitへは仮想通貨で入金しなければなりません。
その際に必要となってくる手数料とは、すなわち現在仮想通貨を保管している仮想通貨取引所から、Bybitの入金用アドレスに仮想通貨を送金する際の「送金手数料」です。
この「送金手数料」の金額は、送り元の仮想通貨取引所と送金する通貨種類によって異なりますので、お使いの取引所の送金手数料を確認してみましょう。
Bybit(バイビット)からの出金に必要な手数料
Bybitから外部アドレスへ仮想通貨を出金する時には、仮想通貨の送金処理を行うマイナーに対して支払う手数料である「ブロックチェーンマイニング料金」を支払う必要があります。
ブロックチェーンマイニング料金は送付する通貨種別ごとに、以下のように設定されています。
- BTC : 0.0005BTC
- ETH : 0.01ETH
- EOS : 0.1EOS
- XRP : 0.25XRP
- USDT : 2 USDT
Bybit(バイビット)の入金と出金に必要な手数料の実例
Bybitに入金する場合や出金した場合、実際いくらの手数料がかかるのかを試してみました。
なおBybitに入金する仮想通貨は国内取引所に保管してあると仮定し、bitFlyerを使って入金してみました。
入金手数料
BybitはBTC(ビットコイン)とETH(イーサリアム)、EOS(イオス)、XRP(リップル)、USDT(テザー)での入金が可能ですが、今回は仮想通貨として一般的で、国内仮想通貨取引所でも扱われているBTCを使って入金してみました。
bitFlyerからBybitへの入金にかかった手数料は、0.0004BTCでした。
なお、この手数料は送金1回あたりの手数料です。
出金手数料
BybitからBTC(ビットコイン)を出金するのに必要な手数料は、前述したようにブロックチェーンマイニング料金で、0.0005BTCでした。
この手数料は出金額の大小に関わらず、1回あたりの送金時に必要となります。
仮想通貨を日本円に交換して銀行口座に移すまでの手数料
Bybitから国内仮想通貨取引所に仮想通貨を送金しても、そのままでは仮想通貨FXで上げた利益を手にしたとはいえません。
仮想通貨を日本円に交換し、自分の銀行口座に移してこそ手にしたといえるでしょう。
国内仮想通貨取引所に移した仮想通貨を日本円に交換し、自分の銀行口座に入金するまでにはどのくらいの費用がかかるのでしょうか。
この過程では2つのタイミングで手数料がかかってくることになります。
- 仮想通貨を日本円に交換する時
- 日本円を銀行口座へ振り込んでもらう時
ここでは例として、国内取引所bitFlyerでBTCを日本円に交換したと仮定してご説明しましょう。
仮想通貨を日本円に交換する時の手数料
国内仮想通貨取引所で仮想通貨を日本円に交換するには、取引手数料がかかります。
bitFlyerの場合、ビットコインを日本円に交換する手段は「ビットコイン販売所」と「ビットコイン取引所」、「bitFlyer Lightning BTC/JPY」の3通りの方法があります。
それぞれの取引手数料は、次のとおりです。
- ビットコイン販売所・・・無料
- ビットコイン取引所・・・交換するBTC数量×01%~0.15%(過去30日間の取引額で変動)
- bitFlyer Lightning BTC/JPY・・・交換するBTC数量×01%~0.15%(過去30日間の取引額で変動)
ビットコイン販売所での取引手数料は無料ですが、売却価格に手数料が含まれてしまうため、市場価格よりも安い価格で交換することになってしまいます。
少しでも高い価格で交換したい場合は、「ビットコイン取引所」または「bitFlyer Lightning BTC/JPY」を利用するのがおすすめです。
ただしこの2カ所を利用する場合、bitFlyerにおける過去30日間の取引額が10万円未満であれば、取引手数料が若干高くなってしまいます。
例えば0.1BTCを日本円に交換すると、0.00015BTC(0.1BTC×0.15%)が取引手数料としてかかります。
日本円を銀行口座へ振り込む時の手数料
bitFlyerから日本円を銀行口座へ出金する際は、220~770円の手数料がかかります。
利用銀行が三井住友銀行か、また出金金額が3万円以上かどうかによって、振込手数料が変動することに注意しておきましょう。
- 利用銀行が三井住友銀行の場合・・・3万円未満 220円 / 3万円以上 440円
- 利用銀行が三井住友銀行以外の場合・・・3万円未満 550円 / 3万円以上 770円
参考:国内取引所で仮想通貨を準備・交換する時の手数料
Bybitは法定通貨の入金に対応しておらず、仮想通貨の入金しか受け付けていません。
もちろん日本円だけでなく、USDも入金することはできません。
そのためBybitに入金する前に、国内仮想通貨取引所で仮想通貨を準備しておかねばなりません。
そこで参考として、国内仮想通貨取引所で仮想通貨を準備(購入)する時に必要な手数料についてご説明しておきます。
この際に手数料がかかってくるタイミングは以下の2つです。
- 日本円を国内取引所へ振り込む時
- 国内取引所で日本円を仮想通貨に交換する時
国内取引所の例として、bitFlyerを利用した時の手数料で解説しておきます。
日本円を国内取引所へ振り込む時
国内取引所に日本円を入金する際、振込手数料はユーザーの負担となります。
振込手数料はお使いの銀行によって異なるため、利用している銀行の振込手数料をご確認ください。
なおbitFlyerの場合、住信SBIネット銀行からであれば無料で振り込めます。
bitFlyer以外の多くの取引所においても、住信SBIネット銀行であれば無料で振込できるとしているところが多く見受けられます。
国内取引所で日本円を仮想通貨に交換する時
日本円を仮想通貨に交換する際には取引手数料がかかります。
bitFlyerで日本円からBTCを用意するときの取引手段は、「ビットコイン販売所」と「ビットコイン取引所」、「bitFlyer Lightning BTC/JPY」の3カ所があり、取引手数料も異なりますので注意しましょう。
- ビットコイン販売所・・・無料
- ビットコイン取引所・・・交換するBTC数量×01%~0.15%(過去30日間の取引額によって変動)
- bitFlyer Lightning BTC/JPY・・・交換するBTC数量×01%~0.15%(過去30日間の取引額によって変動)
ビットコイン販売所の取引手数料は無料ですが、購入価格に手数料が含まれています。
そのため「ビットコイン販売所」で購入すると、「ビットコイン取引所」や「bitFlyer Lightning BTC/JPY」の取引価格よりも割高になってしまうので注意してください。
「ビットコイン取引所」や「bitFlyer Lightning BTC/JPY」を利用する場合は、bitFlyerにおける過去30日間の取引額が10万円未満の時には、0.1BTC購入の取引手数料は以下となります。
- 0.1BTC × 0.15% = 0.00015BTC
つまりアカウントには、上記の手数料0.00015BTCが差し引かれた分のビットコイン数量が入金されることになります。
購入数量分のBTCがまるごと入金されるわけではない点に注意してください。
まとめ
Bybitで仮想通貨FXを取引するにあたり、入出金時に必要となってくる全手数料についてご説明しました。
一般的に、仮想通貨FXの取引では入出金時と仮想通貨売買取引時に複数の手数料がかかってきます。
Bybitの場合は仮想通貨を購入してから入金しなければならないため、取引手数料の全容が分かりにくかったはずです。
しかし、これでもう入出金時の手数料に関する不安は払しょくされたでしょう。
秀逸な使いやすさと信頼性の高いBybitでの仮想通貨FX取引を、是非試してみてください。