ビットコイン価格は10月に落ち込むが後に10万ドルにまで高騰との説

2023年の年初に210万円台だったビットコイン価格は、多少の上下動はあるものの比較的順調に上昇し、7月には450万円台にまで達しましたが、8月14日現在はやや下落して426万円台を推移しています。

つまり年初の価格から考えると、ほぼ倍の価格にまで上昇したということになります。

2024年4月に半減期を控えたビットコインの価格は、今後どのように推移するのでしょうか。

米テキサスの投資顧問会社であるケーンアイランド・オルタナティブアドバイザーズの投資アナリストであるTimothy Peterson（ティモシー・ピーターソン）氏が、今後のビットコイン価格について長期的な視点も含めて予想しています。

ティモシー・ピーターソン氏が主張している説についてご説明しましょう。

10月に落ち込む可能性があるが2026年半ばに10万ドルに達する可能性

ティモシー・ピーターソン氏は今後のビットコイン価格の変動について、2つのことを主張しています。

2023年10月までに25,000ドルを下回る可能性

ティモシー・ピーターソン氏は今年10月までに、ビットコイン価格は25,000ドル台を下回る可能性があると語っています。

ただし下落する確率は50％であり、この下落は強気相場が訪れる最後の下落となり、大きな押し目となることを2016年から2023年までのBTC/USDの月次パフォーマンス統計とともに2023年8月7日、X（旧Twitter）にUPしました。

画像引用：Timothy Peterson X（旧Twitter）

9月末までにビットコインは25,000 ドルを下回る可能性が 50% あります。

これは、次の大きな強気相場サイクルが始まる前の最後の大きな下落となるだろう。

引用：Timothy Peterson X（旧Twitter）

ご存じのように、「押し目」とは価格が下がることを指し、そのタイミングで買いを入れることを「押し目買い」といいます。

つまり「押し目」は上げ相場であるにも関わらず、価格が下がるタイミングであり、この時に買いを入れれば大きな利益につながるといえるわけです。

すなわちティモシー・ピーターソン氏は、10月までにビットコイン価格は25,000ドルを下回る可能性があるが、相場としてはあくまでも強気相場であり、下落した以降のビットコイン価格は上昇していくと指摘していることになります。

さらに注目すべきは、この価格の下落は最後の大きな下落であると指摘している点です。

これは仮想通貨FXを使用している人にとって、大きな利益を掴むチャンスだともいえるわけです。

1,000日未満で10万ドルに達するとの予測

またティモシー・ピーターソン氏は、今後1,000日未満、つまり3年未満でビットコイン価格は10万ドルに達するだろうと予想しています。

すなわち2026年半ばまでに10万ドルに到達すると主張しているわけです。

ではティモシー・ピーターソン氏が主張する、2026年半ばまでに10万ドルに到達するという根拠はどのようなものなのでしょうか。

ティモシー・ピーターソン氏の主張は、「最低価格フォーワード（Lowest Price Forward）」がベースになっています。

「最低価格フォーワード（Lowest Price Forward）」とは、短期的に予想する推定損失額のことで、価格の下降するリスクがどの程度あるかを知ることができる指標です。

この「最低価格フォーワード」は、ビットコインの「成功価格指標」として多くの人に認知されています。

それはこの指標が、過去にビットコイン価格の10,000ドル到達の日を正確に予想できたという実績があるからです。

画像引用：Timothy Peterson X（旧Twitter）

2022 年の下落を理由に#Bitcoinの「最安値フォワード」トレンドを無視した場合、ビットコインの価格は通常、弱気市場の後にトレンドを下回るということを思い出してください。

弱気相場は疑うことではなく、待つことです。

ビットコインの10万ドルまであと1000日もありません。

引用：Timothy Peterson X（旧Twitter）

半減期からみた他の予想との比較

ビットコインは2024年4月頃に半減期を迎えますが、ティモシー・ピーターソン氏の予想では半減期を経て、およそ2年後に10万ドルに到達するということになります。

2023年5月30日のニュース記事「ビットコインは2024年の半減期で大きく価格上昇との説」では、ビットコイン価格は半減期後に大きく上昇すると予想している説を幾つかご紹介していました。

その記事内では、10万ドル（約1,360万円）から100万ドル（約1億3,600万円）にまで上昇すると予想しているPlanB氏の説。

45,000ドル（630万円）に到達する可能性があると予想しているJPモルガンのアナリストの説。

そして2024年中に70,000ドル（980万円）を超え、2025年と2026年では、これまでの最高価格を超えると予想しているBitMEXの元CEO アーサーヘイズ（Arthur Hayes）氏の説などを紹介しました。

今回紹介したティモシー・ピーターソン氏の説は、ビットコインの半減期には言及しておらず、2026年半ばまでに10万ドルに到達というものです。

上記の3つの説と比べるとタイミングは比較的明確ですが、到達時期が他の説よりも遅く、「最低価格フォーワード」だけを参考にしているため、半減期に関しては全く言及していません。

しかし、半減期後に最高値に達することに違いはありません。

まとめ

投資アナリストによるビットコイン価格の一時的な下落予想に加え、その後の高騰予想についてもご紹介しました。

この説の通りであれば、10月までにビットコイン価格が25,000ドルを下回るというタイミングは、仮想通貨FXにおける絶好の「買い」のタイミングとなるはずです。

また、もしその後に上昇していき、2026年半ばまでに10万ドルに到達するのであれば、やはり「買い」のタイミングは何度もあるはずです。

もちろんこれは予想であり、この通りになるかどうかは分かりませんが、半減期後に価格が上昇していくことは多くの人によって予想されています。

仮想通貨FXで利益を得る絶好のタイミングが訪れる可能性は高いといえるのではないでしょうか。