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マイクロストラテジーがビットコイン大量購入も価格の方向感不明

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  • 2022.04.07.

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これまで何度もビットコインを購入し、上場企業の中で最も多くのビットコインを保有していることで知られる米マイクロストラテジー社が、2022年2月以来再びビットコインを4,167BTC買い増ししたことを発表しました。

これだけの大量のビットコインを企業が購入、しかも買い増ししたことは、通常なら価格を押し上げる要素になりうるはずですが、ビットコイン価格の反応は薄いようです。

 

そればかりか、2022年4月5日のNYダウ平均株価の反落を受け、ビットコイン価格はそれまでと一転して下落基調になるなど、方向感が定まらない状況に陥っているようです。

 

このような中、あるトレーダーはビットコイン価格がもし200DMAを突破すれば、価格は大きく上昇に転じるだろうとツイートしています。

さらに別のトレーダーは、長期的な視点でビットコイン価格の動きを見た場合、ポジティブな動きになっていると主張しています。

 

これらのこと全てに関して、詳しくご説明しましょう。

 

マイクロストラテジーが4,167BTCを買い増し

2022年2月の時点でビットコイン125,051BTCを保有していた米マイクロストラテジー社が、2022年4月5日に4,167BTCを買い増ししたことを、同社のCEOであるMichael Saylor(マイケル・セイラ―)氏がTwitter上で発表しました。

Michael Saylor Twitter

画像引用:Michael Saylor Twitter

 

今回、米マイクロストラテジー社が買い増ししたビットコインは、平均価格45,714ドルで購入したと発表されており、この買い増しによって同社が保有するビットコインの平均取得価格はこれまでの30,200ドルから30,700ドルになっています。

また4,167BTCを買い増ししたことで同社は、今年2月のBTC保有量の125,051BTCから129,218BTCとなりました。

 

なお米マイクロストラテジー社は今回のビットコイン買い増しを含め、これまでビットコインを購入するのに5,000億ドル近くの資金を投入している計算になります。

 

BTC追加購入資金は1,000億円分のビットコインを担保に融資

今回米マイクロストラテジー社が追加購入したビットコインの購入費用は、ビットコインなどを保管する同社の子会社であるMacroStrategy(マクロストラテジー)が、1,000億円分のビットコインを担保にして、米Silvergate銀行から2.05億ドル(日本円にして250億円)の融資を受けていたことが明らかになっています。

 

米マイクロストラテジー社は、この2.05億ドルの使途としてビットコインの買い増しだけでなく、ローン利息や一般利用を目的とすると発表していました。

 

今回発表された4,167BTCの買い増しは、この融資を利用しているものと考えられます。

 

投資家心理の後退によるビットコイン価格の下落

上で説明した米マイクロストラテジー社のビットコイン買い増し報道は、通常ならビットコイン価格を押し上げる動きにつながるはずです。

しかし現在のビットコイン価格は上昇するどころか下落傾向にあります。

 

その背景として挙げられるのが、米国株式市場のNYダウ平均株価の動きです。

2022年4月5日のNYダウ平均株価は、前営業日比で280ドル70セント減と反落しました。

nikkei225jp NYダウ平均株価

画像引用:nikkei225jp

 

NYダウ平均株価が下落した理由としては、米FRB内でインフレ抑制のために資産圧縮を早く進める必要があるとの意見が出ていることに加え、ウクライナに侵攻しているロシアが民間人を虐殺していることを受けて、経済制裁を強化する動きがあること。

さらに、米での長期金利が引き上げられたことなどが影響し、投資家の心理が後退してしまったことが挙げられます。

 

また最近のビットコインは、投資家から株と同様の金融資産として位置付けられており、NYダウ平均株価が下落したことでビットコイン価格も下落したようです。

 

ビットコイン価格は200DMAを突破すれば大きく上昇?

ビットコイン価格が方向性を見失い、今後の動きが予測できない中でも、トレーダーであり、YouTubeで仮想通貨のテクニカル分析を毎日アップしているCrypto Rover(クリプト・ローバー)氏は、ビットコインが200DMA(200日移動平均線)を突破すれば、過去の動きから大きく価格が上昇するだろうと予想しています。

Crypto Rover Twitter

画像引用:Crypto Rover Twitter

 

Bitcoinは190日ぶりにサポートとして200DMAを再テストします。

BTCは、これが最後に起こった次の43日間で66%上昇しました!

引用:Crypto Rover Twitter Google翻訳

 

クリプト・ローバー氏の説とは、ビットコイン価格が190日ぶりに200日移動平均線を突破することにトライしており、もし突破することができたとするならば、過去の同様のケースでは43日の間で66%も価格が上昇した、つまりこの場合はビットコイン価格が大きく上昇する可能性があると主張しているわけです。

 

長期的視点でみるとビットコインはポジティブとの主張も

ビットコイン価格をより長期的視点でみてみると、決してネガティブではなく、ポジティブな動きを示しているとTwitterで主張しているのは、トレーダーでありアナリストでもあるRekt Capital氏です。

Rekt Capital Twitter

画像引用:Rekt Capital Twitter

 

ビットコインは、3四半期連続でミッドレンジの抵抗を下回ってクローズしました。

しかしこの過去の四半期、BTCは、オレンジ色のマルチクォーターハイアーロウと比較して、さらにハイアーロウを形成することができました。

引用:Rekt Capital Twitter Google翻訳

 

Rekt Capital氏の主張とは、ローソク足を見た場合、3四半期連続してレジスタンスで拒否されているが、上昇トレンドのきっかけにもなりうるハイアーロウができており、これはビットコインの買い手が強く反応している証拠であるということです。

 

すなわち、決してネガティブな反応とはいえず、むしろポジティブな反応だと理解するべきであると主張しているわけです。

 

まとめ

米マイクロストラテジー社が大量のビットコインを買い増ししたものの、ビットコイン価格の上昇にはつながっておらず、価格の先行きが不安定になっているものの、今後のビットコイン価格に希望が持てるような主張が幾つかみられることについてご説明しました。

 

ビットコインが他の金融資産と連動しなかった頃には、このような不安を感じることはなかったのかもしれません。

ビットコイン価格が株価などと連動するようになったということは、ビットコインが金融資産として多くの人々に認知されたということでもあります。

 

今後のビットコインの値動きは、世界情勢などにも注目していかなければならず、より複雑な動きを示すことになっていくはずですが、大きな値動きは仮想通貨FXを取引きする人々にとっては利益につながるチャンスともいえるでしょう。

 

海外の仮想通貨デリバディブ取引は、高水準のリスクを伴う投資であり、全ての投資家に適した投資ではありません。海外の高倍率のレバレッジは少額の資金で証拠金を上回る取引を行うことができますが、仮想通貨は急激な価格変動も多く、短期間に利益を出せる一方で、証拠金の大部分や全てを失ったり、取引額が証拠金を上回っていれば、証拠金額等を超える損失が発生するケースもございます。損失に耐えられない資金投資はするべきではなく、海外業者で仮想通貨FX取引を始めるにあたっては、投資目的やご自身の経験、リスクの許容範囲などを含めて慎重にご検討し、取引内容を十分にご理解いただいた上で、ご自身の責任と判断において取引を行ってください。

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