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ビットコイン高騰で過熱するハッシュレート争い

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  • 2020.12.24.

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ビットコイン価格は2020年12月17日に240万円を超え、ビットコインバブルといわれた2017年の年末に記録した高値を更新しました。

その後は230万円台から240万円台を推移しており、2020年12月24日現在は238万円台で推移しています。

 

ビットコインがこれほどの高値で推移していることも影響し、マイニング業界でもハッシュレート争いが過熱しています。

マイニングをおこなうにはマイニングマシンが必須ですが、このマシンが供給不足に陥っており、中古マシンの価格が高騰していることは2020年12月10日付のニュース記事「ビットコインの値上がりにつながりそうな根拠2点」でもご紹介していました。

この記事をご紹介した一週間後、ビットコインは最高値を更新したことになるわけです。

 

そして今また、マイニング業界でハッシュレート争いが過熱していることが報道されています。

このことはビットコイン価格にどう影響してくるのでしょうか。

 

過熱しているハッシュレート争いに関するニュースについて、詳しくご説明しましょう。

 

大手企業が相次いでマイニングマシンを追加購入

マイニングの大手企業がビットコイン価格の高騰に伴い、続々とマイニングマシンを購入していることが分かりました。

その例をいくつかご紹介しましょう。

 

NASDAQ上場企業Riot Blockchainが大量追加購入

NASDAQに上場しているRiot Blockchain社が、Bitmain(ビットメイン)社の最新型マイニングマシンを合計15,000台、追加購入することを2020年12月21日に発表しました。

Riot Blockchain PressReleases

画像引用:Riot Blockchain PressReleases

 

Riot Blockchain社のプレスリリースによると、追加購入したマイニングマシンは「S19 Pro」が3000台、「S19j Pro」が1万2000台となっており、総額でおよそ3,500万ドル、日本円にして36億3千万円ほどになります。

なおRiot Blockchain社へは、2021年の5月から10月までに納入されるとのことです。

 

Riot Blockchain社のマイニング注力について

Riot Blockchain社は2020年の8月ごろに、マイニングマシンの15,600台購入契約を既にビットメインと締結しています。

そのため今回追加購入した分と合わせると最新型マイニングマシンを3万7640台購入したことになります。

 

現在Riot Blockchain社のビットコインマイニング時のハッシュレートは2.3EH/sですが、購入した最新型マイニングマシンもフル稼働させた場合には3.8EH/sにまで大きく向上することになります。

 

北米最大のマイニング企業Core Scientificも大量追加購入

北米の最大手マイニング企業であるCore Scientific社も2020年12月の第2週にマイニングマシンを5万8000台追加購入したことを公表しました。

Core Scientific

画像引用:Core Scientific

 

Core Scientific社は2020年6月にもビットメインの「S19 Antminer」を17,595台購入しています。

つまり、12月に追加購入した分と合わせて75,000台以上の最新型マイニングマシンを購入したことになります。

 

そしてCore Scientific社が全てのマイニングマシンをフル稼働させたとすると、ハッシュパワーは7.26EH/sにも上ると予想されています。

 

米の大手マイニング企業Marathon Patent Groupも追加購入

米のマイニング企業大手であるMarathon Patent Groupも上記の企業と同様に大量のマイニングマシンを追加購入しています。

Marathon Patent Group

画像引用:Marathon Patent Group

 

Marathon Patent Groupは2020年8月にビットメイン社の「S19 Pro」を10,500台購入する契約を交わしていましたが、同年10月末に追加として10,000台を購入する契約を交わしています。

細かな購入契約も含めると、23,560台の最新型マイニングマシンが配備されることになり、全マシンをフル稼働させた際のハッシュレートは2.56EH/sになるだろうと予想されています。

 

マイニング上場企業の株価は上昇

上で紹介したマイニング企業のうち、Riot社およびMarathon Patent GroupはNASDAQに上場しており、株価を業績判断や人気度などの参考にすることができます。

 

両社ともにビットコイン価格が上昇してきた2020年11月以降に株価は一気に上昇しています。

例えばRiot社は年初と比較するとおよそ9.4倍上昇しています。

またMarathon Patent Groupも年初からの比較ではおよそ10.9倍上昇しており、多くの投資家がマイニング事業に好感触を持っていることが分かります。

 

この背景にはベンチャーキャピタルが仮想通貨のマイニング事業に投資をおこなっていることが大きく影響しています。

特にベンチャーキャピタルでも世界最大手といわれるDCG(デジタル・カレンシー・グループ)がマイニング業界に投資とコンサルティングを開始するための子会社を設立したこと。

さらにこの子会社が、上記で紹介した北米の最大手マイニング企業であるCore Scientific社におよそ24億円の融資をおこなうなど、マイニング事業の好調さが分かる出来事が発表されていることが株価上昇にもつながっているはずです。

 

マイニング事業の好調さとビットコイン価格

上で紹介したように、ビットコインのマイニング事業は非常に好調で、資金力のあるマイニング企業は最新型マイニングマシンを追加購入しています。

 

マイニング企業がこれほどの費用を注ぎ込むこと、さらにベンチャーキャピタルまでがマイニング企業に融資をおこなう背景には、これほど予算をつぎ込んでも利益を出すことができるという勝算があるからです。

 

それはマイニングマシンの需要に対して供給が追い付いていない、供給不足の現状もあるでしょうが、まだまだビットコイン価格は上昇するという判断があるのではないでしょうか。

 

ビットコイン価格が今後上昇するか下落するかの判断材料として、ハッシュレートを参考にするという手法があります。

マイニングの報酬はビットコインであるため、マイナーがビットコイン価格は今後下がると判断していれば、マイニングをセーブし、価格が上昇すると判断していればマシンの稼働率を上げるというものです。

 

この法則に従うとすれば、最新型マイニングマシンを大量購入してハッシュレートを上げていくということは、ビットコイン価格は今以上に上昇する可能性が高いといえるのではないでしょうか。

 

まとめ

ビットコインのマイニング企業が大量のマイニングマシンを追加購入している現状や、その背景、さらに今後のビットコイン価格についてもご説明しました。

 

ビットコイン価格の変動する理由を全て解読することは不可能であり、予測することは解読以上に困難でしょう。

しかしマイニング企業であればある程度の独自予測は立てているはずです。

 

そのマイニング企業がマイニングマシンに非常に大きな額の投下をおこなっており、なおかつ追加購入している、つまりさらに資金を投下しているわけです。

この現状について、仮想通貨FXに取り組まれている方はどう考えるでしょうか。

そして今後、ビットコイン価格はどうなっていくとお考えでしょう。

 

海外の仮想通貨デリバディブ取引は、高水準のリスクを伴う投資であり、全ての投資家に適した投資ではありません。海外の高倍率のレバレッジは少額の資金で証拠金を上回る取引を行うことができますが、仮想通貨は急激な価格変動も多く、短期間に利益を出せる一方で、証拠金の大部分や全てを失ったり、取引額が証拠金を上回っていれば、証拠金額等を超える損失が発生するケースもございます。損失に耐えられない資金投資はするべきではなく、海外業者で仮想通貨FX取引を始めるにあたっては、投資目的やご自身の経験、リスクの許容範囲などを含めて慎重にご検討し、取引内容を十分にご理解いただいた上で、ご自身の責任と判断において取引を行ってください。

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