ブルームバーグアナリストによるBTC2万ドル予想
- ビットコイン
- 2020.11.10.
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- ブルームバーグアナリストによるBTC2万ドル予想
一時期ボラティリティが小さくなっていたビットコインは、2020年10月中旬ごろから上昇を始め、11月10日の夜の時点で162万円付近を推移しています。
米の大統領選や新型コロナウイルスに有効なワクチンの完成、近年まれにみる米株式市場の株価急騰など、ビットコイン価格に影響しそうな事象が数多く起こっているにもかかわらず順調に上昇を続けているようです。
この様子を見ている誰しもが、ビットコイン価格はどこまで上がっていくのか、気になっていることでしょう。
そんななか、米の大手経済・金融メディアであるBloomberg(ブルームバーグ)のアナリストが、ビットコインは2021年には2万ドルにまで達する動きをしていると発表しました。
またBloomberg自体もこのアナリストの見解に準じた内容のレポートを発表しています。
これらの内容について詳しくご説明しましょう。
Bloombergアナリストによる2万ドル予想
米金融メディア大手Bloombergのアナリスト(シニアコモディティストラテジスト)であるMike McGlone(マイク・マクグローン)氏が、ビットコイン価格は2021年には2万ドルに達するペースで推移していることを、2020年11月9日にツイートしました。
画像引用:Mike McGlone Twitter
振り子はゴールド$ 2,000、ビットコイン$ 20,000に向かって有利にスイングします。
年間平均価格は、2021年に金が1オンス$ 2,000、ビットコインが$ 20,000に達するペースで進んでいます。
ファンダメンタルおよびテクニカルな基盤が改善され、準通貨の強気市場が刷新されました…
引用:Mike McGlone Twitter Google翻訳
ツイートでMike McGlone氏は、ビットコインについて多少上下しながらも2021年には「年間平均価格」が2万ドルに達するであろうことに言及しています。
さらにGOLDについても現在の1オンスあたり1800ドルから、2021年には平均価格が2,000ドルに達するであろうと述べています。
そして、これらの背景にはファンダメンタルとテクニカルの両要素が改善されたことがあると説明しています。
なお、このツイートではビットコインとGOLDの価格は「年間平均価格」として説明されています。
つまり一時的であれビットコインは2万ドル以上になり、GOLDも1オンスあたり2,000ドルを上回る可能性があるということになります。
半減期の翌年に高値になる可能性もツイート
Mike McGlone氏はこのツイートの5日前にあたる2020年11月4日にも、ビットコインの価格上昇に関して以下のようなツイートをしていました。
画像引用:Mike McGlone Twitter
以前のパターンが再び実行された場合、2013年と2017年のように、放物線状の2021が発生する可能性があります。
新しい高値は次の潜在的な反復であり、私たちが予測しない何かがより多くの採用と需要対限られた供給の傾向を上回らない限り、時間の問題かもしれません。
引用:Mike McGlone Twitter Google翻訳
このことを補足的に説明すると、2013年と2017年はビットコインの半減期があった翌年です。
ビットコインの最初の半減期は2012 年 11 月 28 日で、2回目の半減期は2016 年 7 月 9 日でしたが、どちらもその翌年に価格が上昇しています。
つまりこれまでの半減期と同じように、2020年の半減期の翌年となる2021年には上昇の放物線を描く可能性があるということを述べていることになります。
さらにMike McGlone氏は、ビットコインの普及や需要・供給に何らかの問題が起きない限り上昇傾向は止まらず、高値を更新することは時間の問題だと主張しています。
すなわち余程のことが起きない限り、高値は更新するだろうと予想しているわけです。
Bloombergの仮想通貨関連レポートも同義で発表
Mike McGlone氏がTwitterで主張しているのと同義の内容を、Bloombergが2020年11月のレポートとして発表しています。
画像引用:Bloomberg Parabolic Risks In 2021
Bloomberg Parabolic Risks In 2021(2021年の放物線リスク:Google翻訳)と題されたレポートでは、ビットコイン価格についてMike McGlone氏の主張と同様、2021年には放物線状に上昇していくであろうとする旨を記述しています。
ビットコイン価格についてはより具体的な2021年の予想が記述されており、1万ドルがサポートラインになるであろうこと、そしてレジスタンスラインは2万ドルになるだろうと予想しています。
またレポートではビットコインの2021年の需要についても触れられています。
2020年10月24日のニュース記事「ビットコインの資産価値は2020年5月より高まったとの説」内でも紹介していたMicroStrategy(マイクロステラテジー)やSquare(スクエア)など、上場企業が保有資産をこれまでの米ドルからビットコインにシフトしている動きはさらに拡大していくであろうこと。
そしてこのことでビットコインの時価総額は上昇していくとともに、この動向がビットコインの需要をより高めていくであろうと述べられています。
さらにレポートでは、ビットコイン市場に関することも記述されています。
これまでビットコインのボラティリティが大きかった主な原因として、ビットコイン市場が未成熟で、参入する投資家などが少ないことが挙げられていました。
しかし2021年はビットコイン市場も成熟していくため、価格変動が小さくなり、NASDAQ100指数よりも小さくなることなども予想しています。
まとめ
BloombergのアナリストやBloombergがレポートとして発表している2021年のビットコイン価格予想と、ビットコインを取り巻く環境変化などの予想についてご説明しました。
ビットコイン市場が今より成熟し、需要の高まりから価格が上昇していくことは非常に喜ばしいことです。
しかしビットコインを含めた仮想通貨市場はボラティリティの大きさが特徴であり、仮想通貨FXはこれによって大きな利益が出ることから注目され、多くのユーザーが利用しています。
ビットコイン市場の成熟化が進んでボラティリティが小さくなってしまうと、仮想通貨FXで損失を負うケースは少なくなるかもしれませんが、大きな利益も得にくくなってしまいます。
これらを考え合わせると、仮想通貨FXで大きな利益を得たいのなら、ビットコイン価格の方向が分かりやすい今のうちが最も大きなチャンスなのかもしれません。