今後ビットコインは1万1千ドルを下回らないとの予想

2020年の9月上旬頃からボラティリティが低下していたビットコインは、10月に入ってから上昇を始め、2020年10月14日時点で9月より5万円ほど高値の120万円台に突入しています。

これまでビットコインは価格が上昇するとの説が多く見受けられ、その根拠も様々なものがありました。

しかしここに来て大手企業がビットコインを財産として購入するなどの動きが活発になっており、発行枚数が2,100枚と限定されているゆえの今後の価格高騰も現実味を増してきています。

このような状況下のビットコインについて、今後11,000ドルを下回ることは90％ないだろうとの予想が発表されました。

もしこの予想通りにビットコイン価格が推移するとすれば、タイミングを無視して考えると、仮想通貨FXで「買い」ポジションを持つべきだといえます。

この「11,000ドルを下回ることは90％ない」との予想について、詳しくご説明しましょう。

投資アナリストがビットコインの11,000ドル説を発表

投資家に向けた調査や教育を手掛けるCaneIsland Digital Resach社のオルタネイティブアドバイザーであり、CFAやCAIAの投資に関する資格保有者でもあるTimothy Peterson（ティモシー・ピーターソン）氏が、ビットコインは今後11,000ドルを下回ることは90％ないとする内容を2020年10月12日にツイートしました。

画像引用：Timothy Peterson Twitter

ビットコインが$ 11Kを下回って閉じることは二度とない可能性が90％あります。

＃10KCountdownを停止します。

引用：Timothy Peterson Twitter Google翻訳

Timothy Peterson氏の主張の根拠

Timothy Peterson氏が11,000ドルを下回ることはないだろうと予想している根拠は、メトカーフの法則にあります。

メトカーフの法則とは本来、通信ネットワークに関する法則です。

法則そのものはネットワーク通信の価値を定義するもので、システムに接続されているユーザー数の2乗と比例するというものです。

Timothy Peterson氏はこの法則を利用すると、ビットコインの現在の底値は11,000ドルになるとしています。

「＃10KCountdownを停止」するという意味

上記のTimothy Peterson氏のツイートにある「＃10KCountdownを停止します」という意味は、どのようなものなのでしょうか。

実はTimothy Peterson氏は、2020年6月頃からビットコインは10,000ドルに向かって価格が上昇していくとの予想を何度かツイートしていました。

そして今回「＃10KCountdownを停止します」とツイートしたのは、ビットコインにとって10K（10,000ドル）は既に目標値ではなくなっており、テクニカル手法でいうところのサポートラインになっているとしています。

Timothy Peterson氏の過去予想の確実性

Timothy Peterson氏の予想通りにビットコインが動くのかを判断するのに、過去の予想が的中していたのかどうかはある程度の判断材料になるはずです。

Timothy Peterson氏自身は、2018年と2019年の年末におけるビットコイン価格の予想を的中させていると述べています。

2018年年末の予想価格は3,500ドルでしたが、実際には3,782ドルとなっています。

また2019年年末の予想価格は7,000ドルで、実際には7243ドルとどちらも非常に近い価格となっており、ほぼ的中といえるものでした。

今後の価格予想と到達予定日程

Timothy Peterson氏はビットコインの底値が11,000ドルになると予想しただけでなく、今後の値動き予想についてもツイートしています。

画像引用：Timothy Peterson Twitter

2020年11月30日、＃Bitcoinの価格は12,000ドル以上になります（90％の確率）。

それを書き留めて、スクリーンショットを撮ってください。

あなたが私を信じるかどうかは気にしない。

引用：Timothy Peterson Twitter Google翻訳

Timothy Peterson氏のこのツイートでは、ビットコイン価格は2020年11月30日には90％の確率で12,000ドル以上になるとしています。

さらにそれ以降の価格についてもツイート内の図表で予想価格と日程を明示しています。

それによると2024年1月には10万ドル、さらに2028年3月には100万ドルに達すると主張しているのです。（Twitter内の赤文字部分）

仮想通貨分析企業もビットコインの上昇を予測

Timothy Peterson氏が予想している2020年11月30日までには、現時点から1ケ月半しか猶予がありません。

果たしてその間に12,000ドル以上の価格になるのでしょうか。

仮想通貨分析企業であるMessari（メサーリ）社でリサーチ業務に就いているJack Purdy（ジャック・パーディー）氏は、2020年10月12日のツイートで数週間以内に強気相場のラリーが始まると予想していることを発表しました。

画像引用：Jack Purdy Twitter

Jack Purdy氏のツイートの意図

Jack Purdy氏 のツイートには、以下の内容が書き込まれています。

半減期を迎えてから5か月後、2016年を不気味に追跡しています。

数週間以内に、＃Bitcoinが最後の強気相場の最初の主要なラリーに相当するものに近づきます。

2017年の初めに1,000ドルを超えました。

引用：Jack Purdy Twitter Google翻訳

これは2020年5月に半減期を迎えたビットコインは10月でちょうど5ケ月になり、半減期後の価格推移をみると、前回の半減期であった2016年の時と非常に似た動きになっているということを指摘しているわけです。

2016年の半減期後は価格が上昇していき、2017年に入ってから1,000ドルを超える価格に達していました。

つまりJack Purdy氏は2020年5月の半減期後も同様の動きを示す、すなわち今後「数週間以内に」上昇していくだろうと予想しているわけです。

まとめ

ビットコイン価格が今後上昇していき、11,000ドルをサポートラインとする動きになっていくとする説に加え、今年5月に実施された半減期からちょうど5ケ月経過した現在、2016年の半減期と同じ動きになっているため、数週間以内に価格は上昇するだろうと主張する説も紹介しました。

どちらの説も非常に説得力があるものであり、ビットコイン価格の上昇に期待が持てそうです。

ただしTimothy Peterson氏は90％の確率と付け加えているなど、予想である以上100％はあり得ません。

冒頭でご説明したように、ビットコイン価格は長期的にみると上昇していくことはほぼ間違いなさそうですが、仮想通貨FXで利益を出すためには、「いつから」上昇するのかが重要です。

それには、これらの情報を鵜呑みにせず、ご自分なりの取引戦略を立てるしかないのでしょう。

これらの情報が参考になれば幸いです。