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PayPalがいよいよ仮想通貨の売買サービスを導入か?

  • 仮想通貨関連
  • 2020.06.23.

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PayPal

画像引用:PayPal

以前の買い物スタイルでは現金か、それともクレジットカードで決済するかしか方法はありませんでした。

しかし現在では買い物スタイルの多様化につれ、支払い方法もデジタル決済が普及してきています。

デジタル決済は各社が創意工夫を凝らし、独自の使いやすさを追求しているため、利用者が自分の使い勝手の良い方法を選択することができるようになっています。

 

そんなデジタル決済の中でも利用者が多いのがPayPalです。

PayPalはクレジットカードや銀行口座を事前に登録しておくことで、ネットショッピングなどの際にクレジットカード情報などを入力する必要がなくなる、決済代行サービスです。

ネットショッピングが増えてきている現在では、非常に便利な存在といえます。

 

そのPayPalが、仮想通貨の販売やウォレット機能を搭載するのではないかという報道が流れました。

もしこの機能がPayPalに備わると、3億以上とされているPayPalの利用者が簡単にビットコインを売買できるようになり、仮想通貨市場に大きな影響を及ぼすことが考えられます。

 

このニュースについて詳しくご説明しましょう。

 

PayPalと傘下企業Venmoが仮想通貨売買サービス導入?

仮想通貨メディアであるCoinDeskが2020年6月22日、米の決済企業大手であるPayPalとその傘下のP2P決済企業Venmoの仮想通貨売買サービス導入予定について報じました。

CoinDesk PayPalと傘下企業Venmoが仮想通貨売買サービス導入

画像引用:CoinDesk

 

「PayPal、Venmo、暗号の売買を展開(Google翻訳)」と題されたCoinDeskの記事によると、複数の情報筋がCoinDeskに情報を提供しているようです。

 

PayPalとVenmoの事業内容情報

CoinDeskに提供された、PayPalなどの事業内容に関する情報は幾つかあるようです。

 

1つはPayPalとVenmoから直接仮想通貨を売買できるようになるということです。

現在PayPalは提携している仮想通貨取引所、例えば米のCoinbaseなどから資産を引き出す手段として利用することができるようになっています。

しかし、これからはPayPalが直接利用者に仮想通貨を提供できることになります。

 

2つ目に、PayPalから購入した仮想通貨は、そのままPayPalのウォレットに保管することができるような機能を持たせるようにするというものです。

 

3つ目として、PayPalの仮想通貨売買サービスは、遅くとも3ケ月以内に実施されることが期待できると述べているようです。

 

ただ情報提供者にも不明な点が幾つかあるとし、PayPalが取り扱う仮想通貨の種類は分からないということです。

そして情報提供者の予想として、PayPalは複数の仮想通貨取引所と連携するはずであるとし、サンフランシスコを拠点としている仮想通貨取引所Coinbaseやルクセンブルグが拠点の仮想通貨取引所Bitstampを、その候補として挙げています。

 

明言を避けているPayPalと仮想通貨取引所

提供を受けた情報の真偽を確認するため、CoinDeskはPayPalに対して問い合わせをしているようですが、PayPal側はこの件に関してのコメントを避けています。

 

またPayPalとの連携先として名前を挙げられた仮想通貨取引所CoinbaseとBitstampに対しても、この件に関する質問を投げかけているようですが、両取引所はコメントを返していないようです。

 

これまでのPayPalの仮想通貨に関連した動き

PayPalの過去の動きで、仮想通貨に関連したものにはどのような事例があるのでしょうか。

それを知ることで、今回の情報の真偽やPayPalの仮想通貨に対する本気度を推測することができるはずです。

 

仮想通貨取引所との提携

2014年にPayPalは自社アプリでビットコイン決済ができるよう、仮想通貨取引所Coinbaseだけでなく、仮想通貨決済サービスを展開しているBitPayやGoCoinと提携を発表しています。

また2017年には仮想通貨取引所Bitstampとパートナーシップ契約を締結しています。

 

リブラ協会への参加と見送り

2019年にホワイトペーパーが発表され、世界中の話題になったフェイスブックの仮想通貨リブラの運営母体であるリブラ協会にも参画することを表明していましたが、2019年10月4日に参画を見送る声明を発表しています。

 

その理由についてPayPal側は、リブラ以外に取り組むべきことがあるのに気付いたとしていますが、リブラプロジェクト推進の責任者David Marcus氏は、PayPalの出身者です。

参加見送り理由に露骨な表現を避け、リップサービス的発言をしたのは、このような背景もあったのではないかと推察されます。

 

仮想通貨関連の求人

現在、PayPalが自社の求人募集サイトであるPayPal Jobsで、クリプトエンジニアとブロックチェーンリサーチエンジニアの2つの求人を募集しています。

 

クリプトエンジニアは仮想通貨プロダクトなどを担当する技術職で、ブロックチェーンリサーチエンジニアはPayPalが活用するブロックチェーンについての調査を担当することになっているようです。

PayPal Jobs

画像引用:PayPal Jobs

 

PayPalとVenmoのこの事業に対する本気度

PayPalとVenmoの仮想通貨売買サービスに関する報道は、上記のものが全てです。

この報道内容に関してPayPalとVenmo、そして提携先と予想されているCoinbaseとBitstampも一切コメントを出していません。

 

しかし全ての関係各社が一堂に口をつぐんでいることに加え、これまでPayPalが仮想通貨に大きな関心を寄せていること、さらに仮想通貨関連の求人を募集していることなどを考え合わせれば、報道内容はほぼ間違いないことが予想されます。

PayPalからの公式発表が待たれるところでしょう。

 

仮想通貨市場への影響力

PayPalは米を中心に190以上の国や地域で利用され、対応通貨も21以上設定されている決済サービスです。

 

これまでクレジットカードを利用する際には、取引相手にクレジットカード番号や個人情報を知らせる必要がありましたが、PayPalなら金銭の授受はPayPalが仲介することになるためこれらを知らせる必要はありません。

そのため、クレジットカードの利用率が高い国ほど利用者数も多い傾向にあります。

 

冒頭でもご説明したように、現在のPayPal利用者数は3億人以上といわれており、これだけの人々が仮想通貨を自由に売買できるようになるわけです。

現在は仮想通貨を取引していなくても、それほど簡単に売買できるのなら購入してみようと考える人がいても不思議ではありません。

 

PayPalの仮想通貨売買サービスが導入されれば、仮想通貨市場に新しく参入してくる人が増え、その影響力は非常に大きなものになるはずです。

 

まとめ

複数の情報提供者によってリークされた、PayPalの仮想通貨売買サービス導入についてご説明しました。

 

おそらくPayPalがこのサービスを導入することはほぼ間違いないでしょう。

ただ、日本におけるサービスの導入については、この報道では触れられていません。

 

日本では仮想通貨取引に厳格な審査が設けられており、この審査に合格した取引所のみが仮想通貨を売買できるようになっています。

PayPalのサービスが、仮想通貨売買の仲介ということであれば審査は関係なくなるのでしょうか。

それとも、仲介でも厳しい審査が必要になるのでしょうか。

 

日本の場合はどのように判断されるのか、実際にプロジェクトが動き出さなければ結論は出ないでしょうが、日本でも導入を期待する人が多いでしょう。

 

仮想通貨価格に大きな影響を及ぼす可能性のあるPayPalの動きには、今後注意しておく必要があります。

 

海外の仮想通貨デリバディブ取引は、高水準のリスクを伴う投資であり、全ての投資家に適した投資ではありません。海外の高倍率のレバレッジは少額の資金で証拠金を上回る取引を行うことができますが、仮想通貨は急激な価格変動も多く、短期間に利益を出せる一方で、証拠金の大部分や全てを失ったり、取引額が証拠金を上回っていれば、証拠金額等を超える損失が発生するケースもございます。損失に耐えられない資金投資はするべきではなく、海外業者で仮想通貨FX取引を始めるにあたっては、投資目的やご自身の経験、リスクの許容範囲などを含めて慎重にご検討し、取引内容を十分にご理解いただいた上で、ご自身の責任と判断において取引を行ってください。

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