残り4日のビットコイン半減期関連の値動き予想
- ビットコイン
- 2020.05.08.
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2020年5月8日現在、ビットコインの半減期まで残り4日となりました。
仮想通貨の代名詞でもあるビットコインが4年ぶりに迎える半減期は、仮想通貨に関心を持っている多くの人々が注目しているはずです。
もちろん半減期に注目しているのは一般の人々だけではありません。
仮想通貨アナリストや仮想通貨取引所のCEO、仮想通貨専門家など、仮想通貨に関連した職業に就いている人々、著名な人々も注目しており、色々なコメントなどを発表しています。
しかし彼らのコメントをみてみると、高騰していくという人もいれば、下落するという人もいるのが実情です。
そこで彼らの半減期に関連したコメントの中から、特に現在注目されているコメントを意見別に分類してみました。
そうすることで何らかの傾向など、今後の仮想通貨FX取引のヒントがつかめるかもしれません。
果たして彼らはどんなコメントを発表しているのでしょうか。
半減期を経て高騰するとの意見
複数の著名人が半減期後のビットコイン価格は10万ドル、日本円にしておよそ1,061万円を超えるだろうとのコメントを発表しています。
仮想通貨ヘッジファンドPantera Capitalの予想
仮想通貨ヘッジファンドの大手であるPantera Capital社のCEOである Dan Morehead氏は、2020年5月5日付けの同社ブログ内で、2021年8月までにビットコイン価格は115,212ドル、日本円にしておよそ1,223万円にまで上昇するだろうとの予測を述べています。
画像引用:medium.com PanteraCapital
このブログでは、ビットコインは半減期を迎える前に価格が上昇し始めること、そしてさらに半減期を迎えた後でさらに上昇すると述べています。
またDan Morehead氏が主張する、2021年8月までに高値になるという根拠として、過去の半減期の値動きを例に挙げています。
過去の半減期では、半減期から平均して446日間は市場が強気サイクルに入ることから計算して、2021年8月がちょうどそのピークにあたると予想しているわけです。
BinanceのChangpeng Zhao氏が同意
前述したPantera Capital社のCEO、Dan Morehead氏の予想に同意しているのが、世界でも最大手の仮想通貨取引所であるBinanceのCEO、Changpeng Zhao氏です。
彼は仮想通貨関連メディアであるCointelegraphがDan Morehead氏の予想を報じた2020年5月6日の以下のツイートに対し、同意する旨をリツイートしています。
画像引用:CZ Binance Twitter
Cointelegraph:
ビットコインは2021年8月までに115,212ドルに上昇する可能性がある
Pantera CapitalのCEOであるDan Moreheadが投資家への手紙に書いた
CZ Binance:
とても正確
引用:CZ Binance Twitter Google翻訳
つまりChangpeng Zhao氏は、Cointelegraphの記事の内容にはっきりと同意しており、2021年8月までの間にビットコイン価格は115,212ドルに上昇すると予想しているわけです。
半減期に対する弱気な見解
半減期に関連して、ビットコイン価格が上昇すると強気な見方をしている人ばかりではありません。
弱気な見解を発表している人も複数見受けられます。
6,000ドルから8,000ドルに下落する可能性
仮想通貨取引の専門家であり、仮想通貨関連ブロガーとしても人気のあるIvanOnTech氏は、ビットコインが半減期の後、価格が大きく下落する可能性についてツイートしています。
画像引用:Ivan on Tech Twitter
6-8kへの半減後の短期ダンプは完全に可能です
引用:Ivan on Tech Twitter Google翻訳
つまりIvanOnTech氏は、半減期後のビットコイン価格は短期的であっても6,000ドルから8,000ドルにまで下落する可能性を訴えているわけです。
半減期はほとんど価格に影響しない
半減期に対してあまり積極的に捉えておらず、価格に影響はほとんどしないだろうと予測している人も存在しています。
仮想通貨アナリストとして知られているMichael van de Poppe氏は、半減期だからといって価格にはさほど影響がないことを示唆する内容を、独特の表現でツイートしています。
おはようございます。
今日は水曜日です。 半減期まで約5日。
それは月曜日か火曜日になるでしょう。
火曜日の後にどうなりますか? 水曜日になります。
人生は続く。
誇大広告は終わった。
話は終わり。
引用:Crypto Michaël Twitter Google翻訳
つまりMichael van de Poppe氏は、半減期だからといって何も特別なことはなく過ぎていくということを表現しているわけです。
さらにこのツイート以外にも、半減期でも騒ぐことなく、落ち着いて迎えるべきであることを指摘しています。
値動き予想から言えることとは
ビットコインが半減期を迎えるにあたり、価格が上昇するとの予想や下落するなどの予想を紹介しました。
これらの人々の発言が、半減期のビットコインの値動きについて言及している全てというわけではありません。
他にも多くの人や専門家が発信しているはずです。
しかし今回取り上げた発信内容だけをみていくと、ある傾向がみて取れます。
それは、ビットコイン価格が大きく上昇すると指摘されているのは半減期の直後ではなく、しばらく後のことです。
一方、価格が下落する可能性を指摘しているのは半減期のすぐ後で、しかも短期的な下落を予想しているようです。
これらから言えることは、半減期の直後は下落に気を付ける必要はあるが、いずれ価格は今よりはるかに高騰していくのではないかということです。
もちろん、幾つかの説をまとめた考えの通りになるかどうかは分かりませんが、紹介した予想をまとめるとこのようになるといえます。
さらにビットコインの値動きは、新型コロナウイルスの終息がいつになるのかによっても左右されるでしょう。
終息までに時間がかかるほど、インフレは酷くなっていくことが予想され、世界経済も低迷の度合いを強めていくことになります。
そうなると、これまでの金融資産であった株や国債などはその価値を失うことにもつながっていき、ビットコインなどの仮想通貨に資産を逃避させる人も増えてくるでしょう。
すなわちビットコインの半減期を契機にして価格が上がるか、下がるかなどの判断ではなく、それ以外の外的要因の影響を無視することはできない状況下での半減期だということです。
まとめ
あと4日ほどで迎える半減期を契機に、ビットコインの価格はどうなっていくのかを予想している著名人の発言を強気や弱気、中立的意見として取り上げてみました。
2020年5月8日現在のビットコイン価格は、tradingviewによると101万円と上昇してきており、今のところ強気な動きになっているようです。
あと4日間、この価格はどう動き、その後も上昇を続けるのでしょうか。
弱気発言もでていることから、くれぐれも慎重な取り引きを心掛けてください。