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ビットコインは投機からストアオブバリューへ変化

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  • 2019.09.04.

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ビットコインはその価格変動の大きさゆえに、しばしば投機であるとの声が聞かれます。

ビットコインに投機的側面があることは否めませんが、ここにきてビットコインはストアオブバリューに変化したという声が聞かれるようになってきました。

 

ストアオブバリューとは価値保蔵もしくは価値保存機能のことを意味します。

どうしてこのように判断しているのでしょうか。

このような判断は、ソーシャルメディアの投資プラットフォームを運営するeToroのアナリストだけでなく、FRBパウエル議長までが同様の判断をしているようです。

 

この二人が発信した内容などについて詳しくご説明しましょう。

 

eToroアナリストがストアオブバリューと表現

投資プラットフォームeToro UKのアナリストであるSimon Peters氏が、ビットコインとゴールドについての相関関係を示すeToroのデータから、ビットコインに対する認識が投機からストアオブバリューに変化している兆候かもしれないと発言しました。

 

eToroのデータは、米国と中国との貿易戦争によって経済が混乱しており、それによって金取引とともにビットコインのポジション数も増加することを示したものになっています。

なおこのデータは、2018年1月1日以降の金およびビットコインのポジションを日別示したもので、イギリスメディアLondon Economicに掲載されました。

THE LONDON ECONOMIC 金とビットコインのポジション数

画像引用:THE LONDON ECONOMIC

 

金とビットコインの相似性

上のデータを基にSimon Peters氏がまず最初に語ったことは、金とビットコインの相似性です。

金は供給量が限定されていて、その価値に各国の中央銀行が設定した金利の影響が及ぶことはありません。

そのために経済や政治に不安がある時にでも安全な資産であると考えられています。

 

一方ビットコインも金と同様に供給量が限定的で、その価格も中央銀行の金利と何ら関係ありません。

しかも金より優れている点は保管に際して、金庫にあたるものを準備する必要はあるものの、コストはほとんどかかりません。

 

これらのことからビットコインのことを、金をイメージするデジタルゴールドと呼んでいるのも納得できるでしょう。

 

ビットコインポジション数の増加の意味とは

上のデータでも分かるように、ビットコインのポジション数は金よりも多いことが挙げられます。

これはすなわちビットコインに対するサービスが適切になれば、仮想通貨市場に流れ込む人々が相当数存在しているということの表れだと、Simon Peters氏は語っています。

 

ビットコインのポジション数増加の背景とは

では、ビットコインのポジション数が増えている背景にはどのようなことが考えられるのでしょうか。

about.me simonpeters

画像引用:about.me simonpeters

 

Simon Peters氏によると米中貿易戦争の影響は非常に大きく、それによって金だけでなく、ビットコインのポジションも増えているとのことです。

また、米国連邦準備銀行による0.25%の金利引き下げやドイツのGDP縮小、中国の債務危機など、2019年は経済的に不確実の時代に突入しているといいます。

Simon Peters氏は、これらがビットコインのポジション数を増やす原因につながっている可能性が高いと考えているようです。

 

相関図が示しているものとは

経済的な不確実の時代であっても、投資家がビットコインに資産を投資することには未だ懸念があるとSimon Peters氏は説明しています。

 

ビットコインには価格の大幅な変動や価格が操作されているのではないかという疑念、そしてハッキング問題などがあり、これらが投資家からの評判に影響していることを指摘しています。

しかし前述のデータで金とビットコインとの相関関係を見ると、これまでは投機の対象としてしか見られていなかったビットコインが、ストアオブバリューに変化しつつある兆候ではないかと解説しています。

 

FRB議長が投機的ストアオブバリューと表現

eToroのアナリストだけでなく、ビットコインを投機的ストアオブバリューだと表現した人物が、米連邦準備制度理事会のJerome Powell議長です。

FRBパウエル議長

画像引用:Federal Reserve Board

 

Jerome Powell議長は2019年7月11日の上院銀行委員会の開催前に受けた質疑の中で、仮想通貨が世界で一般的なものになった場合の準備通貨の必要性について問われました。

その質問に対して、仮想通貨が一般的になることは起こりえるかもしれないが、実際には広く採用されてはいないこと。

そしてビットコインは支払いには使われていないが、金の代替物として使っているのに過ぎず、すなわち金のような投機的ストアオブバリューであるという旨を回答しました。

 

Jerome Powell議長の言葉の意味

質問に対してJerome Powell議長が答えた内容は、仮想通貨は通貨という名前は付いているものの実際は通貨ではないという意味合いが強いため、仮想通貨に対して否定的な見方をしている回答です。

 

しかしJerome Powell議長が意図しないまでも、仮想通貨は金の代替物であり、投機的ストアオブバリューであるという表現を使ったことは、そういう見方を議長自身がしているということでもあります。

 

実はこの議長の発言から数時間後、米トランプ大統領が自身のTwitterで仮想通貨に対して言及しています。

そこには大統領自身がビットコインなどのファンでなく、これらはマネーではないと書き込まれていました。

同日に仮想通貨に対して影響力のある人、2人が似たような発言をしていたわけです。

 

ポートフォリオ多様化の選択肢に

Jerome Powell議長の言葉通り、仮想通貨をストアオブバリューととらえ、ポートフォリオの選択肢の1つに加える投資家は増えてきているといわれています。

特に国債や株、銀行預金などを資産にしていた場合、国そのものが政治的・経済的に混乱してしまった時にはもはや意味を成しません。

 

しかし金はその国の金利がどう変わろうと、国そのものがどうなろうと、どこの国に移ろうと、その価値は変わることがありません。

世界中どこへ行ってもその価値は変わらないのです。

 

ただし金は保管と移動が非常に面倒です。

厳重な金庫に保管し、持ち運びも簡単とはいえないばかりか、盗難対策にも配慮しなければなりません。

 

一方、ビットコインはどうでしょうか。

保管は非常に小さなウォレットに入れておくことができ、それゆえに持ち運びは非常に楽です。

また送金も簡単です。

もちろん金と同様に、価値が国によって変わることはありません。

 

これらを考え合わせると、ビットコインがポートフォリオの選択肢のひとつに成立しない方がおかしいわけです。

 

まとめ

現在のビットコインが通貨として十分機能しているかと問われれば、疑問符がついてしまいます。

これはJerome Powell議長が述べた通りでしょう。

しかし、通貨として機能させるためにはインフラ整備も必要です。

そのための動きも少しづつ起きてきており、将来的には今よりも通貨としての機能は高まっていくはずです。

そして通貨として機能する前段階として、ストアオブバリューに位置づけられるのであれば、歓迎すべきことです。

 

仮想通貨には大きな値動きや価格操作に対する疑念、ハッキング問題など、通貨として完全に機能させるには様々な障害があります。

しかし資産家が仮想通貨をストアオブバリューとしてみるようになってきたということは、

これらの障害で失っている信頼を、わずかでも取り戻せているのではないでしょうか。

今後の仮想通貨の発展に期待したいところです。

 

海外の仮想通貨デリバディブ取引は、高水準のリスクを伴う投資であり、全ての投資家に適した投資ではありません。海外の高倍率のレバレッジは少額の資金で証拠金を上回る取引を行うことができますが、仮想通貨は急激な価格変動も多く、短期間に利益を出せる一方で、証拠金の大部分や全てを失ったり、取引額が証拠金を上回っていれば、証拠金額等を超える損失が発生するケースもございます。損失に耐えられない資金投資はするべきではなく、海外業者で仮想通貨FX取引を始めるにあたっては、投資目的やご自身の経験、リスクの許容範囲などを含めて慎重にご検討し、取引内容を十分にご理解いただいた上で、ご自身の責任と判断において取引を行ってください。

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