海外の仮想通貨FXだからこそポジポジ病に注意
- 取引
- 2019.08.28.
- 仮想通貨FXブログ
- 海外の仮想通貨FXだからこそポジポジ病に注意
仮想通貨FXの魅力はボラティリティの大きさにつきます。
もちろんボラティリティの大きさはリスクにもつながりかねませんが、リスク以上に大きな魅力があることに変わりありません。
そしてそんな仮想通貨FXに取り組む場合、より効率的に利益を上げることができるのがレバレッジです。
レバレッジを活用すると、証拠金が少なくても大きな利益を上げることができるのですが、その一方で狙いと逆方向の値動きになると、あっという間にロスカットされてしまう危険性もあります。
特にレバレッジの大きな海外の仮想通貨FXではこの傾向が顕著になります。
では、最大100倍にもなるレバレッジが設定されている海外の仮想通貨FXを上手く活用するための方法はあるのでしょうか。
今回は海外の仮想通貨FXの特徴でもある大きなレバレッジを活かす取引方法についてご説明しましょう。
仮想通貨の特徴を忘れないこと
大きな倍率のレバレッジを活かす取引方法についてご説明する前に、絶対に忘れてはいけないことがあります。
それは、仮想通貨は値動きが激しいということです。
例えば、株や為替などは特殊なケースを除くと、1日の値動きは数%のものがほとんどです。
しかし仮想通貨の場合、値動きが少ない場合で1日に7%ほど、値動きが大きい場合は10%を超えることもあります。
しかも、値動きが常に一定方向にあるわけではなく、反発を繰り返しながら動いていくのがほとんどです。
画像引用:tradingview
上の画像は、2019年8月27日19時17分ごろのBTCJPYのチャートです。
チャートの中に赤い横線を引いてありますが、この2本の線はBTCJPYの1分の値動きを示しています。
上の赤い線が1,076,100円で、下の赤い線は1,074,200円を示しています。
つまり、わずか1分の間に1,900円値上がりしていることになります。
またチャート図の中にある2本の緑色の横線は、18時47分から19時8分までの間の値動きです。
たった21分の間に1,071,900円から1,076,850円まで、つまり4,950円上昇しているわけです。
いかに値動きが激しいかということがお分かりいただけるでしょう。
仮想通貨FXで長くポジションを持つのはリスクが大きい
仮想通貨の値動きが激しいことは理解いただけたはずです。
では、これほど大きな値動きの仮想通貨をFXで運用する際、ポジションはどう持つのが良いのでしょう。
そのヒントは仮想通貨の値動きの理由にあります。
外国為替FXなどでは、国際情勢や国の政策、金融関係者などの発言や行動などが価格に大きな影響を与えるため、ニュースを観ているとある程度の傾向を読み取ることができます。
それは外国為替FXの対象である各国の法定通貨が、国や政府によって管理されているからこそ、国際情勢や政策などから値動きを読み取ることができるわけです。
しかし仮想通貨は国や政府が管理しているものではありません。
あくまでもネットワークに参加している人々が分散管理しているものです。
すなわち仮想通貨にははっきりした指針が存在していないことになります。
そのために仮想通貨に大きな影響を与える可能性のある人が、さりげなく何かをTwitterでつぶやくだけで大きな値動きになって現れてしまいます。
つまり仮想通貨FXは、取引している誰もが指針を探し求めている状態といえ、傾向を読み取ることなどできないものだと考えてしまった方が良いわけです。
傾向を読み取ることができないとするならば、よほど投資費用準備している人以外、長くポジションを持ち続けることは、負ける確率を高めることにつながりやすいといえます。
仮想通貨FXにマッチするのは短時間のポジション
長くポジションを保持することがリスクにつながるのであれば、仮想通貨FXを取引するには短い時間のポジションを持つ方が、リスクは少なくて済むといえます。
デイトレードやスキャルピングなら、自分なりに傾向を読み取りながら攻略していくことが可能になってきます。
上で紹介したチャート図でも分かるように、短時間のポジションでも十分な利益を得ることができます。
チャートのように1分間で1,900円、21分間で4,950円の値動きがあれば十分な利益になるでしょう。
そしてもうひとつ、重要なポイントがあります。
海外の仮想通貨FXなら高いレバレッジを使うことが可能という点です。
高いレバレッジを使って、自分なりの読みを駆使し、短時間の取引をすれば、リスクを少しでも抑えながら利益を確保できる可能性が高まるのではないでしょうか。
デイトレードで気を付けるべき点
では仮想通貨FXのスキャルピングやデイトレードで気を付けておくべきことにはどのようなものがあるのでしょう。
それはエントリーするべきタイミングを正確に見計らってポジションを持つようにするということです。
エントリーするべきタイミングとは、自分なりの読みで、ここしかないと感じられるタイミングのことです。
これはおそらく1日に何度もあるものではないはずです。
そのタイミングだけでポジションを持つということは、すなわち自分なりの読みを確立させなければならないということでもあります。
自分なりの読みに沿ってポジションを持つようにすれば、その読みが正しかったのか、間違っていたのかがはっきりします。
もし読みが間違っていて損失を出してしまったら、読み方を変えていけば良いことなのです。
ポジポジ病に注意が必要
仮想通貨FXをデイトレードやスキャルピングで取引きする場合、最も注意しなければならないのがポジポジ病です。
ポジポジ病とは、エントリーするタイミングではないにも関わらずポジションを持ってしまうことを指します。
特にデイトレードやスキャルピングなど、短いタイミングで完結する取引をしている場合にポジションを持ちたくなってしまうケースが多いのが特徴です。
エントリーするべきタイミングでないにもかかわらずポジションを持ってしまうと、そのポジションは全て賭けと同じものになってしまいます。
どうして勝ったのか、どうして負けたのかが一切分からない運だけの勝負です。
しかも何度も売り買いを繰り返すほど、損失も増えていくのが普通です。
どうしてポジションを持ちたくなるのか
ではどうしてエントリーするタイミングではないにも関わらずポジションを持ってしまうのでしょうか。
それには以下のような要因があるといわれています。
- 少しでも稼げると思うから
- 根拠はないが勝てると思ってしまう
- ポジションを持たないことで不安になる
- 負け分を少しでも早く取り返したい
これを見るとお分かりだと思いますが、勝てるという自分なりの根拠が全く見当たりません。
つまり、気持ちだけでポジションを持ってしまっています。
これでは勝てるはずはありません。
ポジポジ病にかからないようにするために
ポジポジ病は仮想通貨FXだけでなく、外国為替FXを取引している人の中にも経験者が多いでしょう。
ポジポジ病は自分なりの根拠=ルールができていない人が陥ってしまいます。
ルールがないから稼げると勘違いし、不安になるのです。
まず自分なりのポジションを持つ際のルールを決めることが重要です。
そしてルールができたら、必ずそのルールに従うようにし、それ以外のタイミングでポジションは絶対に持たないようにします。
これができればポジポジ病に陥ってしまうことはありません。
まず、自分なりの明確なルールづくりから始めてみましょう。
まとめ
仮想通貨FXを取引する際、ポジポジ病に陥ってしまいやすい理由からご説明しました。
ポジポジ病は仮想通貨FXにとって百害あって一利なしの悪癖です。
そのためにも必ず自分なりのルールを作り上げ、それに沿って取引するようにしてください。
もちろんそれができたからといって、必ずしもすべての取引で利益が出るわけではありませんが、損失を抑えながら、少しでも利益が出やすくなっていくはずです。
是非参考にして、まずはポジションを持つ際のルールを作ってみてください。