仮想通貨FXのデモを実際の取引に活用するコツとは?
- 取引
- 2019.05.12.
- 仮想通貨FXブログ
- 仮想通貨FXのデモを実際の取引に活用するコツとは?
「仮想通貨の現物取引に慣れてきたし、そろそろ仮想通貨FX取引にも挑戦してみたい!」
そんなお考えのかたもいらっしゃるでしょう。
将来の値上がりや値下がりを見込んで注文を出しておき、売った時との差額分で収益を得るのがFXです。
下落相場の局面でも収益を狙えるなど、現物取引にはないメリットがFXの魅力です。
しかし、メリットがあるところには必ずデメリット(リスク)もあるものです。
「いきなり仮想通貨FXを実践するのは怖いし、できればどこかで練習してから、実際の取引を始めたいんだけど」。
そう思われる方は、仮想通貨FX取引所が無料提供するデモトレードツールを活用しましょう。
デモトレードとは、いわば「架空の取引」です。
あくまで架空ですので、実際のお金が動くことはありません。
しかし、あなたが見ている値動きや操作画面はリアルトレードとまったく同じもの。
デモトレードを使うことで、取引の基本的な操作や相場の値動きを体感できます。
本記事では「仮想通貨FX取引を始めたい、だけどまずは練習してから!」とお考えの方に、デモトレード活用のコツやメリットをお教えしましょう。
【始める前の基礎知識】そもそもFXとは?
「なんとなく儲かりそう」「レバレッジ(てこ)をかけられるって聞いたんだけど?」
このようなきっかけで仮想通貨FXに興味を持った方も多いと思いますので、まずはFXの性質を簡単におさらいしておきましょう。
そもそもFXとは、Foreign eXchangeの略。日本語では「外国為替証拠金取引」といいます。
FXのやり方は、「二国間の為替の動きで儲ける」というもの。
たとえば、1米ドル=90円の時に米ドルを買っておき、1米ドル=100円(円安)になったタイミングで円に交換すれば、差額の10円は利益になります。
安く買って高く売る。
基本は他の投資方法と同じことです。
ただ、FXには「証拠金」で取引するという特徴があります。
証拠金とは、一部のお金を担保に、その金額の何倍もの取引をすること。
てこ(英語で「レバレッジ」)のように、小さな力(お金)で大きな物(金額)を動かせるので、レバレッジ取引とも呼ばれます。
つまりFXとは少額のお金(証拠金)で大きな取引をする投資方法ということです。
デモトレードをする際に留意すること
仮想通貨FXを始める前におさえておくべき注意点として、値動きの激しさがあります。
仮想通貨FXの値動きは、外貨FXなどと比べても非常に激しく、しかも短時間で起こる傾向があります。
そのためにデモトレードで守るべきことが2つあります。
ポジションを持ったまま放置しない
値動きが激しい仮想通貨FX取引をする際に大切なことは、ポジションを持ったまま放置しないということです。
ポジションを持ったまま放置していると、大きな値動きがあった場合には、ロスカットされたり、追証が必要になったりすることもあります。
「ロスカット」とは、含み損が一定割合を超えた時に強制的にロス(損失)をカット(取引終了)してしまうというもの。
「追証(おいしょう)」とは、預けておいた証拠金が一定割合を下回った時に追加で請求されるお金です。
追加で証拠金が求められるので「追証」と呼ばれます。
これらを防ぐためにも、ポジションを長く持つのではなく、早めに決済することが重要になってきます。
仮想通貨FXのデモトレードであっても、実際の取引と同様、早めにポジションを決済することを心掛けるようにしましょう。
そうすることで、デモトレードをすることに意味が出てきます。
損切りの基準を決めておく
ポジションが含み損になっているにもかかわらず、このまましばらく持ちこたえていれば、含み損が解消するだろうと思うケースがあるかもしれません。
確かにそんなケースもあるでしょうが、問題はいつまで持ちこたえようとするのかという点です。
幾ら損になったら決済、つまり損切りをするのか、自分なりのルールを決めずにただ辛抱しているだけではロスカットや追証を支払う羽目になってしまいます。
仮想通貨FX取引で最も重要なことは、損を少なくし、利益を多くすることです。
例えばプロのトレーダーであっても、取引の度に利益が出ているわけではありません。
彼らは自分の予想と違う値動きになった場合には、損切りを幾らでするかをはっきり決めています。
つまり損を少なくして、取引のトータルで利益を出しているわけです。
これと同様に、マイナスが幾らになったら損切りをする自分なりのルールを必ず決めておくことが大切です。
この自分なりのルールをデモトレードでもしっかり守るようにしましょう。
仮想通貨FXデモトレードを実践で活用するコツ
仮想通貨FXデモトレードを実践で活用するには「デモトレードを通して何を身につけるか?」を明確にすることが必要です。
本記事でお伝えしたい、特に意識すべきポイントは次の2つです。
- 市場の値動きを体感する
- トレード画面の操作方法
それぞれのポイントについて、くわしく説明していきます。
1.実際の値動きを体感する
1つ目は「市場の値動きを体感する」ということです。
仮想通貨マーケットに休みはありません。24時間365日、世界中でトレードがおこなわれています。
しかし、まったく法則性がないわけではありません。
ビットコイン取引量が多い国の市場の取引時間帯にあわせて、仮想通貨マーケットも値動きする傾向があるのです。
たとえば、2018年7月に集計された調査によりますと、ビットコイン取引量最多はアメリカです。
したがって、日本時間の23時30分から翌日6時にかけてはニューヨーク市場の取引時間帯にあたるため、仮想通貨マーケットにおいても値動きが大きくなる傾向があります。
画面キャプチャ⇒Total Crypt Bitcoin Adoption: Trading Volume by Country
ただし、上記のビットコイン取引量データは2018年7月時点のものであり、今後大きく変動する可能性もあるため、定期的に確認するようにしましょう。
その他にも、仮想通貨関連のニュース報道や取引所の公式発表なども値動きにかかわってきます。
どんな出来事があったら相場はどのように動くか?
正確に見通すことは誰にもできませんが、ある程度自分で予測を立てながら見ていくようにしましょう。
2.トレード画面の操作方法
2つ目は、トレード画面の操作に慣れる・身につけるということ。
仮想通貨FX初心者が最初に戸惑うのは画面の操作方法ではないでしょうか。
現物取引多少は慣れていたとしても、FX取引では注文方法が多彩なため、一見画面構成が複雑に見えます。
たとえば、注文方法ひとつとってみても、
- 確実に売買を成立させる「成行」注文
- 売買が成立するレートを指定する「指値」注文
など、いくつかの方法があります。
株式投資やFX投資をおこなったことがある人にとってはおなじみの注文方法ですが、「はじめての投資が仮想通貨FX取引」という人にとっては、操作に対して不安もあるでしょう。
だからこそリアルトレードの前にデモツールで実際に画面操作し、使い勝手を実感しておくべきなのです。
たとえば、日本の仮想取引所BITPoint(ビットポイント)が無料提供する専用ツール「Meta Trader4」では、レバレッジ最大4倍の売買を練習することができます。
画像:BITPoint
インストール方法や操作方法についての詳細なマニュアルが完備されているので、初めての人にも使いやすいはずです。
デモ版利用は無料で、BITPointの口座開設をした後に利用することができます。
画像:BITPoint
まとめ
仮想通貨FX初心者にとって、本番と同じ環境でトレードできるデモツールの利用は必須ともいえます。
デモツールを通して相場の動きを予測したり、実際の画面操作に慣れたりと準備しておくことで、落ち着いてリアルトレードに臨むことができるでしょう。
ただ、デモツールはあくまで「架空の練習場所」です。
実際に自分の資金をかけてトレードするときの心理状況までは味わえません。
しかし実際のトレードと同じように、ポジションを長く持たない、損切りのラインを決めておくなどの決まり事を守ってデモトレードをすることで、緊張感を感じることはできるはずです。
デモツールは実際のトレードと同じように使ってみる。
これが一番のコツといえるのかもしれません。