Bybitのトレーリングストップ設定方法とは?
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- 2019.04.30.
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- Bybitのトレーリングストップ設定方法とは?
仮想通貨取引においては「損小益大」が鉄則となりますが、これを実現してくれる注文方法に「トレーリングストップ」があります。
初心者にとってはやや難しいイメージがあるかもしれませんが、実際の仕組みが分かれば実に画期的な方法であると思うはずです。
Bybitでは、このトレーリングストップを利用した取引が可能となっていて、初心者でも簡単に設定することが可能です。
ここでは、トレーリングストップの仕組みやメリット・デメリット、Bybitでの設定方法についてご紹介します。
トレーリングストップとは
トレーリングストップとは、仮想通貨を含むさまざまな投資シーンで利用される注文方法の一つです。
価格の高値・安値に合わせて、逆指値注文をリアルタイムに自動修正してくれる仕組みになっているため、まさに「損小利大」が実現できる夢のような注文方法だといえます。
たとえば、売りのポジションでトレーリングストップを利用すると、価格が上昇した場合は逆指値で売却し、価格が下落した場合は売却価格が自動的に切り下がり、価格の下落に追従することになるのです。
逆に買いポジションの場合は、価格の値上がりに追従することとなり、価格が下落した際は逆指値で決済してくれます。
つまり、価格変動に応じてロスカット価格が自動的に変動するということです。
トレーリングストップのメリット・デメリット
利食いと損切りを効率的に実行できるトレーリングストップは非常に便利な注文方法ですが、デメリットも存在しています。
トレーリングストップを利用する前には、メリット・デメリットをしっかりと理解しておくようにしましょう。
メリット
トレーリングストップのメリットは、損失を最小限に抑えつつも利益を最大限に伸ばせるというところです。
仮想通貨は価格変動が激しいため、場当たり的な取引をしているといつの間にか価格が暴落し、大きな損失を抱えてしまうことも少なくありません。
このようなことになるのを防ぐためにも、どこで決済するのかという判断が非常に重要となります。
トレーリングストップでは決済ポイントをあらかじめ設定することができるほか、価格変動に合わせて決済ポイントが有利な価格に調節されるため、知識がない人でも比較的安全な取引ができます。
また、トレーリングストップでは決済ポイントの調節も自動で行ってくれますので、わざわざチャートをチェックする必要がありません。
普段仕事や家事で忙しい人でも効率的に利益を出すことができるのです。
デメリット
多くのメリットがあるトレーリングストップですが、「ちょっとでも相場が上昇や下降すると決済してしまう」というデメリットもあります。
たとえば相場が上昇トレンドにある中、一時的に下降したような場合には、保有ポジションの価格は購入時から下がることになるため、即座に決済(売り)の対象となるのです。
つまり「利食い」ではなく「損切り」が多くなってしまう可能性があるということです。
また、現在は国内外を含めさまざまな仮想通貨取引所が存在していますが、その中でトレーリングストップに対応している取引所は少数になります。
そのため、利用できる取引所が限られることになるのです。
Bybitのトレーリングストップ
Bybitでは、トレーリングストップを利用した仮想通貨取引が可能です
実際にトレーリングストップを利用した際の具体的な例をみてみましょう。
たとえば、BTC/USDを8,000ドル分購入し、トレール幅を500ドルに設定したとします。
最終取引価格が8,000ドルを上回らなかった場合は7,500ドルでトレーリングストップが執行され、最終取引価格が9,000ドルに値上がりした場合はトレーリングストップが1,000ドル、トリガー価格が8,500ドルに修正されます。
その後、価格が最高値から500ドル下降した場合のみ損切りが行われる仕組みです。
<トレール幅とは>
トレール幅とは、トレーリングストップで自動調節する価格変動の幅を意味します。
Bybitのトレール幅は、最低0.5ドル刻みで設定が可能です。
Bybitのトレーリングストップの特徴
ユーザーのニーズに基づいてBybitのトレーリングストップ機能は、柔軟かつユーザーフレンドリーという特徴を持ち合わせています。
具体的には、新規注文と同時に「利食い」「損切り」「トレーリングストップ」の全てを設定することができます。
これにより最も高い収益性を、合理的に生み出すことができるようになっています。
また、MT4など他のプラットフォームでは、トレーリングストップを有効にするためにページを開いたままにしておく必要がありますが、Bybitの場合はページを閉じている時でもトレーリングストップが機能しています。
つまり、トレーリングストップさえ設定してしまえば、パソコンの電源を落としても問題ないということです。
トレーリングストップの設定方法
Bybitでは、取引画面の「ポジション」タブにてトレーリングストップの設定・調整が可能です。
引用元:Bybit HELPページ
<トレーリングストップ設定時の注意点>
- 複数のポジションを保有している場合、トレーリングストップは現在のポジションに適用されることになります。
- トレーリングストップは常に成り行き注文として執行されます。
トレーリングストップの効果的な利用方法
トレーリングストップは便利な注文方法ではありますが、かといって毎回利用した方が良いというわけではありません。
トレール幅の設定によっては損切りが増えてしまいますので、やはり利用するにはタイミングが重要です。
トレーリングストップを効果的に使えるシーンは主に2つあって、1つ目はトレンドに合わせてロスカット価格を調節したいとき、2つ目は価格が急騰・急落した後の反発を狙うときになります。
トレンドに合わせてロスカット価格を調節
たとえば、BTC/USDを5,000ドル分購入し、幅を500ドルで設定したとしましょう。
この時、価格は上昇トレンドにありますから決済価格も自動で上昇することとなり、自分で指値注文をするよりも大きな利益で利食いできる可能性があります。
また、損切りポイントについても常に「ポジション価格-500ドル」で変動するため、逆指値注文よりも有利になるといえるのです。
急騰・急落後の反発狙い
これは、価格が下がりきった(もしくは上がりきった)際に、その後の反発を狙って注文を入れるという方法で、どちらかというと上級者向けのパターンといえます。
仮想通貨の値動きにおいて、価格が大きく急落(もしくは急騰)した後は高い確率で価格の反発が起こります。
つまり、価格が大きく急落した場合には、今度は価格が急騰するということです。
価格が下がりきったタイミングで買い注文を入れ、そこでトレーリングストップを設定しておけば価格の急騰と一緒に決済ポイントも高く設定されるので、大きな利益が狙えます。
また、万が一読みが外れて急落が続いたとしても、トレール幅以上の損失が出ることはありません。
まとめ
トレーリングストップは損小利大を実現する実に便利な注文方法で、価格変動に応じて損切り価格が変動することが特徴です!
Bybitでは全てのユーザーがトレーリングストップを利用できる他、オンライン・オフラインに関係なく執行されるため、取引画面を閉じてしまっても設定どおりの取引が可能です。
ただし、下降トレンドでトレーリングストップを設定してしまうと損切りが多くなり、結果として損失が増えてしまいますので、活用するタイミングを見極めて活用するようにしましょう。
感情に流されて利食い・損切りができない人や、あまり知識のない初心者の方におすすめです。
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