Bybitで損切りを設定する方法は？

仮想通貨取引で損失を最小限に抑えるためには、「損切り」が大きなポイントです。

投資世界では「損切りできる人＝稼げる人」ともいわれており、一見損をしてしまう損切りも最終的には利益に繋がる仕組みになっているのです。

そのため仮想通貨上級者はもちろんですが、初心者の方は損切りについてしっかり理解しておく必要があります。

損切りの仕組みや重要性、Bybitでの設定方法についてご紹介しましょう。

損切りとは

そもそも損切りとは、損失がある状態でそのポジションを決済することをいいます。

つまり損失を確定させるということで、一般的には「ロスカット」「ストップロス」とも呼ばれています。

仮想通貨取引で損失を抱えてしまった際には「利益になるまで決済は待とう」と考えることが多いため、損切りの必要性が分からないという人もいるかもしれません。

しかし、ポジションをそのまま保有し続ければ損失がさらに膨らんでしまう可能性もあるため、まだ損失が小さいうちに決済すれば損失被害を最小限に抑えることができるのです。

もちろん損切りをせずにポジションを保有していれば価格が回復する場合もあるでしょうし、損切りばかりしていれば損失は増える一方ですから、一概に損切りが良いとはいえません。

損切りをする際は状況とタイミングをしっかりと見極める必要があります。

初心者は損切りを徹底するべし！

損切りは、仮想通貨取引に慣れていない人ほど徹底するべきだといえます。

なぜなら、プロの投資家たちは損切りのルール化が当たり前となっており、損失の発生を恐れることなく損切りができるものです。

しかし初心者であればあるほど損失を発生させまいという意識が働いてしまい、損切りよりもポジションを持ち続けることを選んで、最終的に塩漬けになるパターンがほとんどでしょう。

また、投資の世界では「損小利大」という考え方もあって、利益を大きくすることと同程度に、損失を最小限にとどめることが重要視されています。

損失が小さければ取り返すことも可能ですが、大きくなり過ぎると清算になる危険性が高くなってしまうので、やはり早めに決済しておいた方が得策だといえるのです。

損切りができない人の特徴

損切りが重要なことは分かっていても、実際に仮想通貨を取引するとほとんどの人は損切りできないのが実情です。

そこで、損切りができない人に共通する特徴についてまとめてみました。

仮想通貨取引の恐ろしさを知らない

これは主に初心者に多いのですが、仮想通貨のリスクを理解していないがために、ポジションを持ち続けることに危機感を感じていません。

仮想通貨の世界は価格変動が非常に激しいため、緩やかな値動きが一瞬で激変してしまうケースがあります。こうなると証拠金を全て失ってしまうだけでなく、最悪のパターンでは損失を抱えてしまうこともあります。

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損切り＝負けだと思っている

投資家の中にはプライドが高い人も多く、損切りを負けだと認識しているようです。

つまり、「少額でも負けるのは嫌だ！」と思っているのです。

たしかに投資をするのですから誰も損をしたくありませんが、そのプライドこそが損失を大きくするということを理解しておく必要があります。

目先の利益しか考えていない

仮想通貨取引に限らず、投資の世界ではトータルで利益を出していくのが一般的で、どんなプロでも「今まで一度も損失を出したことがない」という人は存在しません。

プロトレーダーは損切りを徹底しており、目先の利益ではなく広い視野で取引を行っています。そのため損切りをして、その時は損失を出てしまっても、トータルで見れば利益を出すことができるのです。

考えが楽観的

これも初心者に多い特徴ですが、「そのうち価格が上がるだろう（下がるだろう）」という楽観的な考えの人ほど損切りをせず、ポジションを持ち続ける傾向があります。

これは仮想通貨の大きな値動きの危険性を知らないだけでなく、仮想通貨取引に対して楽観的な考えを持っているからです。

仮想通貨取引は、楽観的な取引で勝てるほど甘くはありません。

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Bybitの損切り注文

Bybitでは、感情に惑わされることなく損切りができる「損切り注文」という注文方法が存在します。

損切り注文はポジションの損失額に制限をかける仕組みになっており、あらかじめ損切り価格を設定しておくことで、最終取引価格が損切り価格に到達した時点で自動的にポジションが決済される仕組みです。

また、損切り注文をすることで清算を回避することもできますので、非常に便利なシステムだといえるでしょう。

損切り注文の設定方法

Bybitでは、以下の3つの方法で損切り注文の設定が可能です。

「指値注文」もしくは「成行注文」の発注時

• 注文確認画面で設定
• ポジションの一部決済はできない
• 損切り成行注文として執行される
• 他のポジションを保有している場合は設定できない

オープンポジション欄で設定する

• ポジションの一部決済はできない
• 損切り成行注文として執行される

条件付き注文の指値／成行注文で設定する

• オープンポジションと反対の注文を作成
• ポジションの一部決済ができる
• 最終取引価格がトリガー価格に到達した際、損切り指値もしくは成行注文として執行される

確実に損切りをするための心得

Bybitの損切り注文であれば、初心者でも効率的に損切りを行うことができますが、設定をするのはあくまでも自分自身です。

そのため、仮想通貨取引で利益を出すためには、自分自身で損切りができるマインドを持つことが大切です。

確実に損切りをするための心得をまとめてみましたので、参考にしてみてください

損切りしなかった場合のリスクをしっかりと理解する

含み損のあるポジションを保有し続けた結果、大きな損失を抱えてしまった経験がある人は決して少なくありません。しかもそれは1度や2度の話ではないはず。

そのため、苦い経験をした人はその気持ちを忘れずに取引を行うようにしましょう。

また、こういった体験談はネット上でも確認ができますので、いろいろな失敗談をチェックしてみると良いでしょう。

最初に損切りのタイミングを決めておく

人間はどうしても感情に流されてしまうという場合は、ポジションを持つ際に損切りのタイミングも決めておくようにしましょう。

Bybitの損切り注文ではいつでも損切り価格を設定できますので、リスクを最小限にできます。これを活用しない手はありません。

損失額の許容範囲を決める

あなたの場合、1つのポジションに対する損失の許容範囲はいくらでしょうか？

この許容範囲を最初に決めておくと、損切りの目安にしやすくなります。

たとえば、許容範囲が1万円であれば損切り価格が1万円以下になるように設定し、絶対に1万円を超えないというルールを作りましょう。ルールを決めることで、意思決定も少なくてすみます。

この方法はなんとなくやっている人も多いですが、金額を決めておくことで実現性を高めることができます。

まとめ

損切りは、仮想通貨取引で効率的に利益を出すために必要不可欠なことです。

しかし、私たち人間には「欲」というものがあり、損失を確定することに抵抗を感じるのが普通です。

注文の際にあらかじめ損切り価格を設定できるBybitはとても良心的で使いやすく、初心者でも迷うことなく損切りができます。

しかし損切りが重要だからといって、損切りばかりしていては、利益は増えません。

投資の世界では「損小利大」が基本ですので、損失を最小限に抑えるとともに利益を大きくすることも大切ですので、自分のルールをはっきりと定め、それに沿って取引するようにしましょう。

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