ビットコイン価格は数年後に最大20倍との予想とその真実味
- ビットコイン
- 2021.02.05.
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- ビットコイン価格は数年後に最大20倍との予想とその真実味
ビットコイン価格は2021年に入ってすぐに400万円台を超え、史上最高値を更新しましたが、その後300万円台にまで下落しました。
しかし2021年2月4日には再び400万円台にまで回復し、現在は400万円を少し切ったところで推移しています。
このような値動きをしているビットコイン価格は、今後どのように動いていくのでしょうか。
今後のビットコイン価格について、世界最大手の仮想通貨取引所BINANCEのCEOであるChangpeng Zhao(ジャオ・チャンポン)氏が独自予想として、現在はまだピークではなく、数年後にピークを迎えるであろうこと。
さらにその時には現在のビットコイン価格の5倍から20倍の価格になるであろうと予想していることが分かりました。
またこの説に真実味を与えるニュースとして、ビットコインの長期保有アドレスが全供給量の15%をため込んでいることも報道されています。
この2つのニュースについて詳しくご説明しましょう。
BINANCEのCEOが数年後に5~20倍の価格を予想
世界でも最大手の仮想通貨取引所であるBINANCEのCEO、Changpeng Zhao(ジャオ・チャンポン)氏が、暗号コミュニティ向けのインタラクティブソーシャルキャストであるCrypto Banter(クリプト・バンター)からのインタビューで、ビットコイン価格は数年後に5~20倍になると考えていることを明かしました。
なおこのインタビュー内容は、デジタル資産関連ニュースメディアである「THE DAILY HODL」によって2021年1月28日に報じられています。
画像引用:dailyhodl.com
報道によると、ジャオ・チャンポン氏は現在のビットコインの状態について、緩やかなフラットパターン期と表現しており、まだ今は大きな波がきている状態ではないと説明しています。
その根拠となっているのが、ビットコイン価格が最高値を更新するまでに3年も費やしていることにあるというものです。
つまり2017年の年末に20,000ドルという最高値を記録してから、現在の40,000ドルになるまでに3年以上かかっているわけです。
そして2021年の最高値更新後、価格は30,000ドル台にまで下落している間に、機関投資家などが多く参入してきていることから、40,000ドルという価格はピークではなく、ビットコインがさらに価格を上昇していくための基盤作りであると位置づけています。
このことに関してジャオ・チャンポン氏は、ビットコイン市場に参入してきている人が増えてきていたとしても、新規取引ユーザーが急激に増えているわけでなないことも理由に挙げています。
このような状況から考えて、ビットコイン価格が上昇していたとしても、まだまだ熱狂的といえるような状態ではないと判断しているようです。
そのためジャオ・チャンポン氏はビットコイン価格がピークに達するまでにはまだ数年、おそらく4年ほどかかるのではないかと考えており、その時には現在の価格の5倍から、最大で20倍に達するだろうと予測しています。
ジャオ・チャンポン氏説の真実味を高めるデータ
ジャオ・チャンポン氏が予想している数年後のビットコイン価格20倍高騰説に直接的な影響はないものの、ピークはまだまだ先に訪れるであろうと考えている投資家が多いことが分かるデータが、ブロックチェーンデータ分析企業であるGlassnode (グラスノード)から発表されています。
画像引用:coindesk
Glassnodeが発表したデータは、最低でも2回はビットコインを購入しているものの、それ以外に使われた形跡のないアドレスが保有しているビットコイン量、すなわち長期保有されているビットコイン量を合計したものです。
これによると2021年2月2日のビットコイン保有量は2,851,608BTCとなり、この保有量はビットコインが供給されている総量18,618,081BTCの内、15.32%にも上ることが分かりました。
この保有量は、2020年と比べるとおよそ22%増加しているだけでなく、2月2日前のわずか1週間だけで80,000BTC増えていることになります。
ビットコインの長期保有率が高まることの意味
ビットコインの長期保有率が高まることにどのような意味があるのでしょうか。
長期保有率が高まると、市場に出回るビットコイン量が少なくなります。
つまり「売り」にでるビットコイン量が減少するということです。
その結果、ビットコイン価格の上昇につながるわけです。
市場に出回るビットコイン量が少なくなっていることを裏付けるものとして、仮想通貨取引所のビットコイン残高が減少していることが挙げられます。
仮想通貨取引所のビットコイン残高は、すなわち「売り」に出されるビットコインボリュームを示しています。
それが減少しているということは、明らかにビットコイン市場の流動性が低下しているということになります。
2021年2月1日現在の仮想通貨取引所のビットコイン残高は2,349,040BTCとなっており、この残高の低さはおよそ2年半前のレベルだといわれています。
投資家はビットコインの今後の高騰を理解しているのかも
ビットコインの長期保有率がこれほど高まるということは、それだけ多くの機関投資家を含めた投資家が、ビットコインは今以上に高騰することを十分理解しているからではないかと考えられます。
例えば2月2日前のわずか1週間だけで80,000BTCもの長期保有量が増えたということは、ビットコインが320~330万円ほどの価格で購入していることです。
つまり、その価格でビットコインを購入しても長期保有しておけば利益が出ると考えているわけです。
最初に紹介したように、ジャオ・チャンポン氏が将来的なビットコイン価格の値上がりを予想していますが、実は投資家はジャオ・チャンポン氏が取材で告げた予想は想定しており、既に行動に移しているのかもしれません。
そしてジャオ・チャンポン氏はそのことを肌で感じて説明した、ということも十分考えられます。
まとめ
ビットコインが数年後に現在の価格の最大20倍にまで高騰するという仮想通貨取引所BINANCEのCEO、ジャオ・チャンポン氏の予想に加え、Glassnodeが発表したビットコイン長期保有率が非常に高まっているというデータについてご紹介しました。
もちろん予想はあくまでも予想であり、ジャオ・チャンポン氏のいうように20倍にまで高騰するかどうかは分かりません。
しかし長期保有率の高まりを見る限りでは、機関投資家や大口投資家などは今よりもまだまだ上昇すると予想していることが分かります。
しかも市場の流動性が低下しているということは、明らかに強気相場であるといえるわけです。
この強気相場はまたとないチャンスといえます。
是非、仮想通貨FXで利益に結びつけてください。