Bybitで両替できる仮想通貨と手数料やルールについて

仮想通貨FXの取引において、普段はビットコインをFX取引しているけれども、値動きがはっきりしない状態が続いていれば、新たなポジションを立てるのに躊躇してしまうでしょう。

そんな時、アルトコインのリップルやイーサリアムの値動きが大きければFX取引してみたいと考えるのも当然です。

しかしどの仮想通貨FX取引所でも、取引したいと考えている仮想通貨のFX取引ができるとは限りません。

また取引したいと考えている仮想通貨を保有しているとも限らないでしょう。

そんな時BybitならFX取引ができる仮想通貨はビットコインを含め、アルトコインは一般的なものを全て取り扱いしており、なおかつBybit内で仮想通貨同士を両替することもできます。

Bybitで取引していれば、すぐに他の仮想通貨のFX取引も始めることができるというわけです。

このような利点を備えたBybitの仮想通貨両替機能と、必要な手数料、さらに両替に関するルールについてもご説明しましょう。

Bybitで両替可能な取り扱い仮想通貨

Bybitではトレードに必要な仮想通貨の両替に対応しており、2020年10月5日現在、Bybitでトレードできる種類は以下の通りです。

• 【インバース無期限契約として】
  • BTC/USD無期限契約
  • ETH/USD無期限契約
  • EOS/USD無期限契約
  • XRP/USD無期限契約
• 【USDT無期限契約として】
  • BTC/USDT無期限契約

それぞれのトレードの証拠金に必要な仮想通貨

各トレードでポジションを建てる際に必要になってくる証拠金は、以下のようにトレードごとに異なってきます。

• BTC/USD無期限契約の場合　→　ビットコイン（BTC）
• ETH/USD無期限契約の場合　→　イーサリアム（ETH）
• EOS/USD無期限契約の場合　→　イオス（EOS）
• XRP/USD無期限契約の場合　→　リップル（XRP）

• BTC/USDT無期限契約の場合 →　テザー（USDT）

これはつまりビットコインしか保有していなければ、「BTC/USD無期限契約」以外の「ETH/USD無期限契約」や「BTC/USDT無期限契約」などはトレードできないということです。

そこでBybitでは利用者の利便性を考慮し、上記5種類の仮想通貨同士を両替することができるようになっています。

Bybitにおける両替操作方法

両替操作をするには、自分のアカウントの「マイアセット」ページ、右上にある「資産交換」ボタンをクリックしましょう。

画像引用：Bybit

クリックすると以下の資産両替の画面になるので、上から順に説明します。

画像引用：Bybit

A.両替仮想通貨の選択

この項目では、両替したい仮想通貨を選択します。

画像ではビットコイン（BTC）をテザー（USDT）に両替する表示になっています。

もちろん右側の欄、左側の欄ともにBybitで使用できる仮想通貨が選択できるようになっています。

B.両替希望額の入力

この項目では、どれだけの額を両替したいのかを入力します。

手動で両替額を入力する方法だけでなく、保有している両替希望仮想通貨のうち何％を両替したいのかで選択することもできます。

両替希望額を入力し、「見積もりを取る」ボタンをクリックします。

これによって、その時点のインデックス価格に基づいた両替金額が計算されます。

なお、この項目にある「1回の交換可能額」や「24時間制限額」については、後述の「Bybitにおける両替のルールについて」の項でご説明します。

C.見積金額表示と両替の実行

この項目では、「B」で設定し、計算された見積金額が表示されています。

その見積金額で問題なければ、「交換」ボタンをクリックして交換を実行します。

なお「交換」ボタンをクリックすると、免責事項が記述された以下のポップアップ表示が出てきます。

画像引用：Bybit

赤枠内の免責事項「確認」ボタンをクリックすれば両替が実行されます。

ただし見積金額が表示されてから、実際に両替が実行されるまでには若干でも時間差があります。

見積金額が表示されたのは「見積もりを取る」ボタンをクリックしたタイミングの為替レートであり、例え短い時間であっても両替を実行するボタンを押すまでに価格が変動することがあります。

そのためBybitでは、見積りを算出した時と実際の両替タイミングで、レート差が0.5％以上になった場合には、両替をキャンセルする仕組みを取っています。

もしキャンセルになってしまった場合には、再度やり直す必要があります。

両替の成功

各操作が間違っておらず、見積りと両替実行のタイミングでレート差が0.5％以上広がっていなければ両替が実行され、以下の画面が表示されます。

画像引用：Bybit

Bybitにおける両替のルール

Bybitでは、仮想通貨の両替に際して幾つかのルールがありますので、覚えておきましょう。

両替手数料が必要

BybitではFX取引に必要な仮想通貨を両替することができますが、1回の両替あたり両替額の0.1％分の両替手数料が必要になります。

つまり何度も両替を繰り返すと、その度に両替手数料が必要になるということは覚えておきましょう。

ただし、仮想通貨の両替ができない仮想通貨FX取引所で両替するためには、一度出金して両替した後に、再度入金するという過程を踏まねばなりません。

その場合には送金手数料が2度かかるだけでなく、両替手数料も必要になるため、Bybit内部で両替する方が余計な費用が掛かりません。

キャンペーンボーナスは両替不可

Bybitではキャンペーンが定期的に実施されています。

このキャンペーンでは定められた条件をクリアした場合、ビットコイン（BTC）や入金したのと同じ仮想通貨が、クーポンやボーナスとして付与されます。

クーポンとして付与された仮想通貨は、もともと取引手数料としてしか利用することができないことが明記されていますが、ボーナスは取引手数料としてだけでなく証拠金や損失を穴埋めするためにも利用できるものです。

そのためボーナスを自分の資産と混同しがちですが、ボーナスとして受け取った仮想通貨は両替することができないことを覚えておきましょう。

両替制限が設けられている

Bybitでは1回あたりの最低両替額や両替上限額、1アカウントあたりの24時間両替上限額、さらにBybit全体での24時間両替上限額が設定されており、この規定から外れた額の両替はキャンセルされます。

Bybitでは両替制限を設けてある理由について公表はしていませんが、あまり小さな額の両替を受けてしまうと、両替依頼数が膨大になってしまう可能性が考えられます。

またあまりに大量の額の両替を受けてしまうと、実質的な「売り」と変わらなくなり、Bybitでの価格操作が可能になってしまう危険性があるからだと考えられます。

両替はあくまでも利用者へのサービスとして提供しているという位置付けから逸脱しないよう、制限が設けられているのでしょう。

1アカウントあたりの両替制限

1つのアカウントあたりの具体的な両替制限は、以下のように規定されています。

Bybit全体での両替制限

そしてBybit全体における制限として、各通貨別に24時間両替上限額が以下のように定められています。

• BTC：500
• ETH：5,000
• EOS：500,000
• XRP：5,000,000
• USDT：5,000,000

まとめ

Bybitで両替できる仮想通貨の種類と両替方法、さらに手数料やルールについてご説明しました。

Bybitでは主要な仮想通貨がトレードでき、それらの通貨同士は全て両替することができます。

両替には手数料がかかってしまいますが、出金してから両替し、再度入金する際の手間や送金手数料、両替手数料を考慮すると割安で、しかも短時間で両替できる両替機能は非常に使い勝手がいいはずです。

また値動きが活発な仮想通貨を選択してFX取引することも可能になります。

Bybitの両替機能は、上手く活用すれば大きな利益につないでいくことも可能なはずです。

これを機会にBybitでの取引や、両替機能も試してみてください。