BaseFEX-アルトコインFXができる注目の取引所の概要と6つの特徴
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- 2019.05.10.
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- BaseFEX-アルトコインFXができる注目の取引所の概要と6つの特徴
BNBやEOSなどの人気アルトコインのレバレッジ取引ができる海外仮想通貨FX取引所、それがBaseFEXです。
サービスを開始してからまだそれほど時間も経っていないにもかかわらず、人気が高まってきています。
本記事では、BaseFEXの概要と取扱通貨、手数料、セキュリティ対策について解説します。
BaseFEXの人気の秘密を知ることができるはずです。
取引所概要について
画像: Trade Bitcoin Futures -BaseFEX
BaseFEXは、2018年12月にサービスを開始した、仮想通貨先物取引を行える海外取引所です。
取引所の概要は、次の通りです。
取引所名 | BaseFEX |
---|---|
運営会社 | Base Investing Corporation |
法人の所在地 | セーシェル共和国 |
取引種類 | BTC/USD 無期限契約 EOS/XBT無期限契約 LTC/XBT 無期限契約 BNB/XBT 無期限契約 HT/XBT 無期限契約 OKB/XBT 無期限契約 |
レバレッジ倍率 | 100倍 |
入出金対応通貨 | ビットコイン(BTC) |
日本語対応 | ○ |
BaseFEXの特徴について
BaseFEXには他の仮想通貨FX取引所にはない、幾つかの大きな特徴があります。
ひとつはアルトコインのレバレッジ取引ができることです。
そしてもうひとつがトークンのレバレッジ取引ができることです。
それぞれについてご説明しましょう。
アルトコインのレバレッジ取引に対応
BaseFEXは、アルトコインのレバレッジ取引に対応しています。
当初はビットコインのレバレッジ取引のみでしたが、取引できる通貨ペアが段々と増えてきました。
アルトコインは、ビットコインと比べて値動きが大きいものが多く、短期間に大きな利益を生み出すことが可能です。
ビットコイン以外の通貨ペアでレバレッジ取引をしたいと考えている方にはおすすめです。
取引所トークンのレバレッジ取引に対応
BaseFEXは、取引所トークンのレバレッジ取引に対応しています。
取引所トークンとは、仮想通貨取引所が独自に発行している仮想通貨のことです。
トークンは、発行している取引所で利用すれば、料金の割引を受けることができたり、配当をもらえるなどのメリットがあるため、近年非常に人気があります。
またトークンを発行している取引所そのものが新たな事業展開を発表するなどして、大きな発展拡大が期待できることが分かると、トークンも一緒に値上がりする傾向にあります。
BaseFEXでは、以下の3つの取引所トークンをレバレッジ取引することができます。
- バイナンスコイン(BNB)
- フオビトークン(HT)
- オーケービートークン(OKB)
それぞれのトークンの特徴を見てみましょう。
バイナンスコイン(BNB)
バイナンスコイン(BNB)は、世界最大級の取引所Binanceが発行するトークンです。
時価総額第7位をマークしており、取引所トークンの中でも大変人気があるものです。
Binance内で実施されるトークンセールの購入通貨として使われるため、需要が増加しています。
さらに、Binance自体も分散型取引所(DEX)のサービスを開始するなど事業を拡大しているため、それに呼応するように価格も上昇しています。
2019年初頭から4月1日までに価格は2.6倍になっており、非常に勢いがあるトークンです。
フオビトークン(HT)
フオビトークン(HT)は、中華系の仮想通貨取引所Huobiが発行するトークンです。
Huobiでの手数料割引を受けられるだけでなく、Huobiが上場するコインの投票に使ったりもできます。
Huobiは日本や韓国など世界各国に進出し、サービスを提供する地域を広げており、ファンドサービスを提供するなど事業も拡大させています。
それに応じるようにフオビトークン(HT)の価格も上昇しています。
Huobiの取引所としての将来性が高まると同時に、フオビトークンの将来性も高くなっているといえるでしょう。
オーケービートークン(OKB)
オーケービートークン(OKB)とは、仮想通貨取引所OKexが発行するトークンです。
OKexは2019年6月に、独自開発したブロックチェーンである「OKChain」の運用を開始するだけでなく、Binanceと同様の分散型取引所(DEX)のローンチを発表しています。
この施策に対する期待が大きいため、オーケービートークンに対しても期待が高まり、値上がりが期待できるというわけです。
取引手数料について
BaseFEXの無期限取引には、以下の3種類の手数料がかかります。
- 取引手数料
- 資金調達手数料
- 入出金手数料
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
取引手数料
取引手数料は、注文が約定した際に差し引かれる手数料です。
BaseFEXの取引手数料は、次のとおりです。
契約 | Maker 手数料 | Taker 手数料 |
---|---|---|
BTC/USD | 0% | 0.05% |
EOS/XBT | 0% | 0.20% |
LTC/XBT | 0% | 0.20% |
BNB/XBT | 0% | 0.20% |
HT/XBT | 0% | 0.20% |
OKB/XBT | 0% | 0.20% |
取引の流動性をつくるメイカーは、いずれの通貨ペアにおいても取引手数料は無料です。
一方、取引の流動性を削ぐテイカーの場合は、BTC/USDは0.05%、その他の通貨ペアが0.20%となっています。
例えば、100万円分の注文をテイカーで行ったときは、ビットコインであれば500円、その他の通貨であれば2,000円分の手数料が差し引かれます。
なおBaseFEXのオープンを記念して、2019年6月30日までの取引であれば、すべてのユーザーが手数料の20%の割引を受けることができるので、それまでの間に取引きしておく手もあるでしょう。
資金調達手数料
資金調達手数料は、インデックス価格との差を解消するための手数料のことで、ポジションを保有していると、8時間毎に付与または徴収されます。
例えば、インデックス価格よりも市場価格が高いときは、BaseFEXはロングポジションからは資金調達手数料を徴収し、ショートポジションに対してはリベートを支払います。
インデックス価格よりも市場価格が低い場合は、ロングポジションに手数料を支払い、ショートポジションから手数料を徴収します。
もし資金調達率が「-0.008%」の場合、100万円のロングポジションであれば80円分のリベートをもらえますが、ショートポジションの場合は80円分の手数料を徴収されることになります。
この資金調達手数料を支払いたくない場合は、資金調達手数料が発生するタイミングの前に、ポジションを手仕舞いするとよいでしょう。
この資金調達手数料は相場の状況で常に変動しますが、取引画面の「資金調達率」欄に記載されていますので、発生するタイミングと合わせて確認しておくようにしましょう。
入出金手数料
BaseFEXの入出金はビットコインのみで、手数料は以下のようになっています。
入金手数料 | 無料(送金手数料は利用者の自己負担) |
---|---|
出金手数料 | 0.0005BTC |
セキュリティ対策
海外の仮想通貨FX取引所を利用する際に気になるのがセキュリティ対策です。
BaseFEXでは、日本の取引所と同レベルの厳しいセキュリティ対策が取られていますので、安心して取引することができます。
セキュリティの考え方としては、取引所外部からの侵入を防ぐもの、取引所内部の人間による犯行の防止、そして顧客の側での対策の三種類が張り巡らされています。
具体的には、次の3つの対策が取られています。
- コールドストレージ
- マルチシグネチャ
- 2段階認証
それぞれについてご説明しましょう。
コールドストレージ
コールドストレージとは、オフラインで通貨を保管する仕組みのことです。
万が一、ハッカーが何らかの方法でBaseFEXに侵入してきたとしても、通貨を保管しているストレージとはつながっていないため、たどり着くことは不可能です。
マルチシグネチャ
マルチシグネチャとは、通貨を外部に送金する際に、複数の署名を必要とする仕組みです。
「2つ以上の鍵を挿さないと開かない金庫」のようなもので、仮にひとつの鍵が盗まれたとしても、通貨を盗まれることがありません。
BaseFEXでは、この複数の鍵を別々の人が保管する仕組みになっています。
このセキュリティは、内部の人間が顧客の資産を盗み出そうとする危険性を防ぐためのものです。
2段階認証
2段階認証とは、パスワード認証に加えて本人確認を行う仕組みです。
万が一IDとパスワードが何らかの方法で流出してしまったとしても、二段階認証があれば、不正な出金を防ぐことができます。
つまり、顧客の側でのセキュリティを高めるためのものです。
BaseFEXのUIについて
2019年5月現在、BaseFEXはWEBブラウザから取引を行えます。
デスクトップアプリや他社製の取引ツール、スマホアプリなどは提供されていません。
取引画面は以下のようなものです。
画像:Trade Bitcoin Futures -BaseFEX
UIは、大手海外仮想通貨FX業者であるBitMEXの取引画面に非常に似ており、コンパクトにまとめられ、見やすいことが特徴です。
ただし、取引画面は若干縦長に作られていますので、スクロールしながら使う必要があるでしょう。
また、スマホアプリはAppStoreにすでに申請されているので、近々リリースされるはずです。
日本語対応
BaseFEXは、日本語に対応しています。
しかも機械翻訳された理解できない日本語ではなく、非常に正しい日本語となっています。
そのため、詳しい説明や使い方なども分かりやすく、悩むことはないでしょう。
安心して利用することができます。
BaseFEXが人気な理由
BaseFEXがサービス開始して間がないにもかかわらず、人気がある理由が理解いただけたのではないでしょうか。
仮想通貨FX取引所として必要なセキュリティ対策はしっかりとられ、UIも使いやすい、そのうえ他の仮想通貨FX業者では取り扱っていない取引所トークンのレバレッジ取引ができるのは大きな魅力です。
今後、これまで以上に人気が出てくる仮想通貨FX取引所といえるでしょう。