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ビットコイン10万6,000ドルを更新、来年の動きはどうなる?

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  • 2024.12.17.

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tradingview.com BTCUSD

画像引用:tradingview.com BTCUSD

ビットコインは2024年12月に入ってから価格が急上昇し、12月5日には10万3,000ドル台にまで達しましたが、11日には10万ドルを割り込みました。

しかしその後は再び上昇を始め、16日には10万6,000ドルを突破し、tradingviewのBTCUSDチャートによると106,397ドルにまで達していました。

 

年末の時期にこれほどビットコイン価格が上昇している背景にはどのような要素があるのでしょうか。

また来年2025年はどのような動きになると考えられているのでしょうか。

そして投資家の動きも気になるところでしょう。

 

これらのことについて詳しくご説明しましょう。

 

ビットコイン価格が最高値を更新した背景

ビットコイン価格が10万6,000ドルを突破した背景には幾つかの要因があると報道されていますが、それには全て来年大統領に就任するドナルド・トランプ氏の発言などが影響していると指摘されています。

 

米国としてビットコインを備蓄し国家資産に

ドナルド・トランプ次期大統領は選挙戦の最中であった2024年7月に米テネシー州ナッシュビルで開催された『ビットコイン2024』カンファレンスに参加。

その際の演説で「戦略的な国家ビットコイン備蓄」を立ち上げることを約束していました。

 

「戦略的な国家ビットコイン備蓄」とは、米司法省が犯罪組織などから押収したビットコイン21万2,000BTCを備蓄するだけでなく、今後取得するすべてのビットコインを100%保有し続け、全米国国民に利益をもたらす国家資産にすることを指します。

 

トランプ次期大統領が就任直後にビットコイン購入の可能性

ドナルド・トランプ次期大統領が正式に大統領に就任するのは2025年1月20日ですが、その就任初日にビットコイン購入の大統領令を発令する可能性があると報じられました。

Tim Pool YouTube Jack Mallersインタビュー

画像引用:Tim Pool YouTube

 

この発言をしているのは、決済プラットフォームSTRIKE(ストライク)のCEO兼創設者であるJack Mallers(ジャック・マラーズ)氏で、同氏がYouTuberであるTim Pool(ティム・プール)氏のポッドキャストインタビュー内で語っています。

 

またトランプ次期大統領が購入するのは「100万BTC」ほどの規模ではないものの、かなりのポジションになるとも発言しています。

この「100万BTC」という具体的な数字は、以下の事象があったために例として挙げられていることが考えられます。

 

「2024年ビットコイン法」が提出

仮想通貨支持派として知られている共和党Cynthia Lummis(シンシア・ルミス)議員が、2024年7月31日に米中央銀行(FED)の戦略的準備金としてビットコインの保有を義務化する法案「2024年ビットコイン法」を提出していました。

シンシア・ルミス議員 2024年ビットコイン法案提出

画像引用:Cynthia Lummis

 

この「2024年ビットコイン法」は、「国家的な投資最適化によるイノベーション、テクノロジー、競争力の強化法案」と題される法案で、米国財務省がビットコインを安全に保有できるよう、分散型の保存庫を有することが前提となっています。

つまり物理的に、そしてサイバー的にも十分なセキュリティを確保できるよう求めているわけです。

 

そして米国財務省とFRB(連邦準備制度理事会)が5年の間、毎年20万BTCの購入を続けることで、計「100万BTC」を購入し、それによって供給されるビットコインのおよそ5%を取得し、保有することが掲げられています。

 

上の項でジャック・マラーズ氏が「100万BTC」と表現しているのは、この法案内容のことを指しています。

 

これらの政策が実施されればビットコインは80万ドル超えか?

トランプ次期大統領が来年、正式に大統領に就任し、上記の政策が実施されたとしたら、ビットコイン価格はどうなるのでしょうか。

 

そのことに関してChamber of Digital Commerce(デジタルチェンバー)の創設者兼CEOであり、トランプ次期大統領がCFTC(米商品先物取引委員会)の委員長に任命することを検討していると報道されているPerianne Boring(ペリアン・ボーリング)氏は、FOXビジネスのインタビューで「ビットコインの供給量は一定なため、ビットコイン価格は青天井になるかもしれない」と述べています。

 

さらにペリアン・ボーリング氏は、PlanB氏の提唱するビットコイン価格予想手法のS2F(ストック・トゥ・フロー)モデルを例として挙げ、この手法に乗っ取って考えた場合には、ビットコイン価格は2025年末までに80万ドルを超える可能性があると述べています。

 

なおストック・トゥ・フローモデルを提唱しているPlanB氏本人は、2025年の平均的予想として50万ドル程度に達するだろうと予想していますが、最も高騰した場合には100万ドルに達する可能性があることを指摘しています。

PlanB X 2025年のビットコイン価格予想

画像引用:PlanB X

 

2024 年の私の将来の見通しは、ビットコインが 20,000 ドルだった 2022 年 10 月 6 日以来変わっていません (下記参照)。

2024年4月の半減期まで上昇

55kあたりで半減

半分にした後ポンプ

2024年に10万に達する

– 2025年にS2F目標平均約50万(範囲25万~100万)を達成

引用:PlanB X Google翻訳

 

ビットコイン価格が80万ドル超えになる前提条件と可能性

PlanB氏のストック・トゥ・フローモデルによるビットコイン予想価格は、前提としてビットコインの需要が今後も増加し続けなければなりません。

ビットコイン需要が減少していくと、この前提が崩れてしまうことになります。

しかし、もしトランプ次期大統領がこれまで発表してきた政策を実施する、つまり米国財務省が毎年20万BTCを購入し続けるとすると、ビットコイン需要は今よりも増え続けることになります。

また米国以外の国でもビットコインを準備資産にし始めるきっかけとなる可能性があるため、ビットコイン価格の80万ドル超えがより現実味を帯びてくることになります。

 

個人投資家もビットコイン価格の上昇に期待

ビットコイン価格がこれほどまでに上昇する背景には、投資家の動きも影響しているはずです。

ビットコインクジラや機関投資家の動きはもちろんビットコイン価格に影響を及ぼしますが、それ以上に見逃せないのが1BTC程度を保有する個人投資家の動きです。

個人投資家はクジラや機関投資家より圧倒的に人数が多く、ビットコイン価格の今後の上昇にどれほど期待しているかは、そのビットコイン保有アドレス数で把握することができます。

 

仮想通貨アナリストであるAxel Adler(アクセル・アドラー)氏が、1BTC未満保有のアドレス数は、ビットコイン価格が61,000ドルだった頃と比較すると20%以上増加していることを、2024年12月14日のXに投稿し、指摘しています。

Axel Adler X 1BTC未満のアドレス数増加

画像引用:Axel Adler X

 

1 BTC 未満を保有するアドレスの平均数は現在 323,000 です (BTC の価格は 101,000 ドル)。

この成長は、BTC が 61,000 ドルになったときに始まり、その時点ではそのようなアドレスが 265,000 個ありました。

それ以来、アドレスの数は 21.9% 増加しました。

「エビ」と呼ばれているにもかかわらず、これらの保有者はビットコインの成長に強い自信を示しており、現在の価格レベルでもコインを蓄積し続けています。現在の傾向を考えると、アドレス数はさらに増加し​​、近い将来に351Kに達すると予想されます。

引用:Axel Adler X Google翻訳

 

アクセル・アドラー氏が指摘しているのは、ビットコイン価格が61,000ドルだった頃、1BTC未満を保有しているアドレス数は265,000だったが、ビットコイン価格が101,000ドルになった時点のアドレス数は323,000となっており、21.9%も増加しているということです。

すなわち価格が上昇しているにも関わらず、高価になったビットコインを購入している人が増え、1BTC未満を保有するアドレス数が増えているという現実は、今後の価格上昇を信じている人が圧倒的に増えているということであり、これからもその傾向は続くだろうと述べています。

 

まとめ

ビットコイン価格が上昇し続け、10万6,000ドルをも更新した背景にあることに加え、2025年の価格予想や、どれほど多くの個人投資家が更なる価格上昇を信じているかということをご紹介しました。

 

来年1月20日にトランプ次期大統領が大統領に就任し、事前に掲げている公約をどれほど実施してくれるかは不明ですが、もし公約通りであればビットコインの価格上昇に拍車をかけることになるでしょう。

 

ただ価格が上昇するとしても、途中で調整が入ることはもちろんあるでしょうし、ひたすら上昇を続けることはあり得ません。

上昇度合いが大きいほど、下落する場合もあるはずです。

仮想通貨FXを取引するにあたっては、くれぐれも慎重な取引を心掛け、是非大きな利益を手にしてください。

 

海外の仮想通貨デリバディブ取引は、高水準のリスクを伴う投資であり、全ての投資家に適した投資ではありません。海外の高倍率のレバレッジは少額の資金で証拠金を上回る取引を行うことができますが、仮想通貨は急激な価格変動も多く、短期間に利益を出せる一方で、証拠金の大部分や全てを失ったり、取引額が証拠金を上回っていれば、証拠金額等を超える損失が発生するケースもございます。損失に耐えられない資金投資はするべきではなく、海外業者で仮想通貨FX取引を始めるにあたっては、投資目的やご自身の経験、リスクの許容範囲などを含めて慎重にご検討し、取引内容を十分にご理解いただいた上で、ご自身の責任と判断において取引を行ってください。

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海外の仮想通貨デリバディブ取引は、高水準のリスクを伴う投資であり、全ての投資家に適した投資ではありません。海外の高倍率のレバレッジは少額の資金で証拠金を上回る取引を行うことができますが、仮想通貨は急激な価格変動も多く、短期間に利益を出せる一方で、証拠金の大部分や全てを失ったり、取引額が証拠金を上回っていれば、証拠金額等を超える損失が発生するケースもございます。損失に耐えられない資金投資はするべきではなく、海外業者で仮想通貨FX取引を始めるにあたっては、投資目的やご自身の経験、リスクの許容範囲などを含めて慎重にご検討し、取引内容を十分にご理解いただいた上で、ご自身の責任と判断において取引を行ってください。

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