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現物ビットコインETFの承認予想に過熱する期待

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  • 2023.12.23.

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  • 現物ビットコインETFの承認予想に過熱する期待

著名投資家や市場アナリストたちは、SEC(米証券取引委員会)が複数提出されている現物ビットコインETFを2024年初めにも承認するだろうと予想しています。

現時点でSECが承認すると断言したわけではありませんが、実際にはSECと現物ビットコインETFを申請した企業との間で、何度か協議が行われ、細かな点で修正案を提出しているとのニュースも報道されています。

著名投資家や市場アナリストたちの予想だけでなく、SECと申請企業との協議のニュースを受け、現物ビットコインETFは間もなく承認されるはずだと仮想通貨支持者は非常に期待しているようです。

 

実際にどれほど期待しているかが分かる出来事などについてご紹介しましょう。

 

既に3つの現物ビットコインETF広告が出稿

現段階では現物ビットコインETFが承認されているわけではありませんが、既に現物ビットコインETFの広告が3つも出稿されており、期待がどれだけ高まっているかが伺えます。

TikTok Hashdex

画像引用:TikTok

 

2023年12月18日にBitwise(ビットワイズ)が、俳優であるJonathan Goldsmith(ジョナサン・ゴールドスミス)を起用した現物ビットコインETF広告を打ち出すと、2日後の12月20日にはHashdex(ハッシュデックス)が、「これまでの金融商品はクリプトではない」と意味する、否定的なキャプションで現物ビットコインETFをアピールする内容をダンプカーの映像とともに出稿しました。

 

さらに同日、再びビットワイズが最初の広告でも起用していた同じ俳優を登場させ、「サトシ・ナカモト」に言及している様を広告として出稿しています。

 

つまり短期間に資産運用会社2社が、3つもの現物ビットコインETF広告を出稿していたことになります。

 

現物ビットコインETFが投資市場に与える影響についても議論

現物ビットコインETFに対して期待感が高まるにつれ、投資市場にどのような影響を及ぼす可能性があるのか、仮想通貨業界の人々が次々と発言し、注目を集めています。

実際にどのような発言をしているのかご紹介しましょう。

 

グレイスケール・インベストメンツCEOの発言

SECに現物ビットコインETF の申請をしているGrayscale Investments(グレイスケール・インベストメンツ)のMichael Sonnenshein(マイケル・ソンネンシャイン)CEOが、2023年12月18日のCNBC Televisionに出演し、現物ビットコインETFはどのような影響をもたらすのか説明しています。

CNBC Television Grayscale Investments マイケル・ソンネンシャイン

画像引用:CNBC Television

 

マイケル・ソンネンシャインCEOはビットコインの現状について、多くの投資家がポートフォリオにビットコインを加え始めていることを説明するとともに、これまでビットコインに投資するタイミングを逃していた投資家が、現物ビットコインETFの登場で投資機会が増えることを待っているとも述べていました。

 

さらに今回説明している現物ビットコインETFは、すなわちアメリカの資産運用市場のことであり、約30兆ドル相当の資産であるとも述べています。

 

JAN3 CEOの発言

ビットコインに特化したデジタルテクノロジー企業であるJAN3のSamson Mow(サムソン・モウ)CEOはXに投稿し、現物ビットコインETFが資本の洪水をもたらすことは間違いないが、もっと重要なことはマーケティングやブランディングのために発信されるメッセージやメモであると説明しています。

Samson Mow X 現物ビットコインETF

画像引用:Samson Mow X

 

ほとんどの人はETFがマーケティングやブランディングの観点からどれほど重要であるかを理解していません。

それらは資本の洪水をもたらすでしょうが、同様に重要なのは、発信されるメッセージやメモです。

引用:Samson Mow X

 

つまり資産運用会社が運用資産を増やすために競って広告出稿するのは、ビットコインにとってみれば良い広告戦争になるということです。

 

またサムソン・モウCEOは現物ビットコインETFの登場が、ビットコイン価格を100万ドルにまで上昇させる可能性があることも言及しています。

 

マイクロストラテジーのエグゼクティブ・チェアマンの発言

MicroStrategy(マイクロストラテジー)のエグゼクティブ・チェアマンであるMichael Saylor(マイケル・セイラー)氏が、2023年12月19日のBloombergTVに出演し、現物ビットコインETFの及ぼす影響について自身の見解を述べました。

 

マイケル・セイラー氏は、投資市場はまもなく登場するであろう現物ビットコインETFを過小評価してはならないこと。

そして現物ビットコインETFの登場は、ウォール街の過去30年において最も大きな発展につながると予測することは決して不合理なことではないとする主旨を述べています。

 

またマイケル・セイラー氏は、この現物ビットコインETF によってビットコインの需要ショックが起き、続いて2024年4月におこなわれる半減期が今度はビットコインの供給ショックにつながるだろうとも述べています。

 

そして、これらのことがビットコインの非常に大きな強気相場につながるとは説明していますが、実際にビットコイン価格が幾らまで高騰するのかは言及しませんでした。

 

著名な起業家で仮想通貨投資家であるポンプの発言

通称ポンプの名で知られるAnthony Pompliano(アンソニー・ポンプリアーノ)氏は、仮想通貨とそれに関連したテクノロジーの第一人者であり、起業家、投資家、ビットコイン支持者としての顔も持つ人物です。

 

このアンソニー・ポンプリアーノ氏が、現物ビットコインETFが承認されることでビットコイン価格の高騰を予測して歓喜している人々に対して、やや否定的な考えを2023年12月20日にXに投稿しました。

Pomp X 現物ビットコインETF

画像引用:Pomp X

 

全ビットコインの90%以上がすでに流通しています。

70%以上は販売を拒否する人々によって占められています。

スポットETFには数百億ドルの需要が見込まれています。

経済学 101 の教授が需要と供給を教えたときに、次に何が起こるかを学びました。

野生。

引用:Pomp X Google翻訳

 

アンソニー・ポンプリアーノ氏は、ほとんどのビットコインは既に流通しており、しかもそのほとんどが売却するつもりのない人たちによって所有されているため、現物ビットコインETFが承認されたとしても需要と供給のバランスが取れず、市場を大きく動かすほどの影響力がないのではないかと述べているわけです。

 

このアンソニー・ポンプリアーノ氏の説は、上で紹介したマイケル・セイラー氏の需要ショックと供給ショックの考え方に類似する部分があるといえます。

 

まとめ

現物ビットコインETFの承認を強く期待しているため、やや過熱気味ともいえる反応を示している様子をご紹介しました。

 

まだ実際に承認されていないにもかかわらず、広告が出稿されているのは、どれほど期待が大きいかが分かる事象といえます。

また多くの専門家が現物ビットコインETFの承認によって起こることを予想していますが、その内容も様々です。

 

現物ビットコインETFの承認は、仮想通貨FXを取引する人にとっても大きな利益を得るチャンスといえますが、過剰な期待をするのは損失につながりやすい場合もあるでしょう。

常に慎重な取引を心がけ、現物ビットコインETFの承認を利益に結びつけてください。

 

海外の仮想通貨デリバディブ取引は、高水準のリスクを伴う投資であり、全ての投資家に適した投資ではありません。海外の高倍率のレバレッジは少額の資金で証拠金を上回る取引を行うことができますが、仮想通貨は急激な価格変動も多く、短期間に利益を出せる一方で、証拠金の大部分や全てを失ったり、取引額が証拠金を上回っていれば、証拠金額等を超える損失が発生するケースもございます。損失に耐えられない資金投資はするべきではなく、海外業者で仮想通貨FX取引を始めるにあたっては、投資目的やご自身の経験、リスクの許容範囲などを含めて慎重にご検討し、取引内容を十分にご理解いただいた上で、ご自身の責任と判断において取引を行ってください。

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