半減期まで200日を切ったビットコインの今後の値動き予想
- ビットコイン
- 2023.10.11.
- ニュース
- 半減期まで200日を切ったビットコインの今後の値動き予想
ビットコインの4回目となる半減期は、2024年4月24日頃にありそうだといわれています。
もちろん多少の前後はあるでしょうが、もし4月24日におこなわれるとすれば、残り200日を切ったということになります。
半減期が近づくにつれ、半減期前後のビットコイン価格の値動きについて、予想が続々と出てきています。
これはあくまでも予想であり、その通りの値動きになるかどうかは分かりませんが、仮想通貨FXを取引きするうえで参考になるはずです。
半減期を契機としたビットコイン価格の値動き予想について、そのいくつかをご紹介しましょう。
過去の半減期における値動きを参考にした予想
ビットコインにはこれまで3度の半減期があり、その際の値動きが参考になるはずです。
そして半減期まで200日を切った現在までの値動きが、過去と同様の動きをしていたとするならば、急騰する可能性は十分にあるということになります。
最近のビットコインの値動きが過去の動きに似ているとの主張
仮想通貨アナリストであるMiles Deutscher(マイルズ・ドイチャー)氏が、2023年10月10日、ビットコインの最近の値動きに対し、過去の半減期前の動きと似ていることをXに投稿しています。
画像引用:Miles Deutscher X
ビットコインの最近の価格変動は依然として過去 2 サイクルを反映しています。
これは、半減期前の第 2 四半期から第 4 四半期にかけて発生する典型的な横向きの価格変動です。
11月21日は歴史的に強気シフトの重要な転換点となってきた。 ビットコインがどのように反応するかを見るのは興味深いでしょう。
つまりマイルズ・ドイチャー氏は、半減期の前年には、第2四半期から第4四半期に価格が横ばいになると指摘しており、2024年の前年である2023年の第2四半期から第4四半期も過去と同様の動きになっていると説明しているわけです。
さらにマイルズ・ドイチャー氏のXで引用されているCryptoConのチャートに書き込まれた11月21日は、過去のデータを見ても次に迎える半減期に向かって価格が上昇していくポイントになっていることを示しています。
このチャートにある過去の半減期の例を見てみると、2度目の半減期だった2016年7月の前年である2015年は、およそ6ケ月ほど価格が横ばいだったものの、11月に入ってから価格が上昇し始めていることが分かります。
3度目の半減期だった2020年5月の前年2019年には、年間を通じて大きな変動はなかったものの、年末が近づくにつれて価格が大きく上昇しています。
マイルズ・ドイチャー氏と似た予想を主張するアナリストも
マイルズ・ドイチャー氏と同じような予想をしているのがアナリストであり、トレーダーでもあるMags氏です。
画像引用:Mags X
ビットコインはわずか 200 日で半減
前回の半減期の 200 日前にビットコインがどこにあったか考えたことはありますか?
2016年、BTCはATHを-65%下回りました。
2019年、BTCはATHを-60%下回りました。
2023年、BTCは現在ATHを-60%下回っています。
したがって、ビットコインの価格はあまり動いていないように見えますが、以前のサイクルと同様のパターンに従っています。
Mags氏の主張は、2016年の半減期の200日前にビットコイン価格は過去の最高値から65%下落しており、2020年の半減期の200日前には60%下落している。
そして2024年に迎える半減期の200日前である現時点でのビットコインは、最高値から60%下落しているというものです。
そのため、次の半減期後は価格が大きく上昇するだろうと予想しているわけです。
半減期と金融危機により2024年6月か7月に70,000ドルを更新
2024年に半減期を迎えるだけでなく、米をはじめとする世界で金融危機が起こることによって、ビットコイン価格は2024年6月か7月に70,000ドルを更新するだろうと主張しているのが、BitMEXの共同創業者であり、元CEOでもあるArthur Hayes(アーサー・ヘイズ)氏です。
アーサー・ヘイズ氏はYouTube番組に出演し、この持論を主張しました。
画像引用:YouTube Tom Bilyeu
アーサー・ヘイズ氏の「2024年には70,000ドルを更新するだろう」との説は、2023年5月30日のニュース記事「ビットコインは2024年の半減期で大きく価格上昇との説」内でも紹介させていただきましたが、YouTube番組内ではより詳しく説明しています。
2024年に70,000ドルを更新、その後は75万ドルから100万ドルへ
アーサー・ヘイズ氏は、ビットコインは2024年に半減期を迎えた後、同年6月もしくは7月に70,000ドルを更新し、その後はより強気市場となって75万ドルから100万ドルにまで達するだろうと主張しています。
アーサー・ヘイズ氏は大規模な金融危機が原因と予想
ビットコイン価格が70,000ドルどころか、75万ドルから100万ドルにまで達すると主張する理由についてもアーサー・ヘイズ氏は詳しく説明しています。
アーサー・ヘイズ氏は経済危機が起こるたび、米国政府による介入、すなわち通貨の発行を繰り返してきたことにより、株などの資産価格は上昇するものの、インフレが発生する事態になっていることが大きな問題だと指摘しています。
つまり国の債務が膨らむと、それから逃れるために借り換えを繰り返してきたことで、債務は膨大になっており、なおかつ紙幣を刷り続けることで極度のインフレ状態に陥ってしまうということになります。
しかし株式や不動産、そして仮想通貨は供給量が決まっているため、極度の強気市場となると説明しています。
そしてこれに追い打ちをかけるのが、銀行の収益性と債務管理の厳しさであり、銀行にとって危機的状況になる可能性もあり、その結果、一部の投資家が新たな投資先として仮想通貨を選ぶという旨を主張しています。
まとめ
ビットコインの半減期が残り200日を切ったため、今後のビットコイン価格の動きに関する予想が多く取り上げられており、その内の幾つかの説をご紹介しました。
現在のビットコイン価格が、過去の半減期前後の動きと同じパターンを示していることに着目しているのは新たな視点といえるでしょう。
またアーサー・ヘイズ氏が主張する70,000ドルどころか、75万ドルから100万ドルにまで達するとの説も、やや過剰すぎるように思われます。
しかしビットコインがこれだけ世の中に浸透し、保有する人が増えている中で、市場に供給される量が半分になってしまう半減期は、十分価格上昇のきっかけとなる可能性があるはずです。
仮想通貨FXを取引する方にとっても、利益を生むタイミングになるかもしれません。