ビットコインは2024年の半減期で大きく価格上昇との説
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- 2023.05.30.
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- ビットコインは2024年の半減期で大きく価格上昇との説
ビットコインには、マイニング報酬を半分に減らすプログラムが創始者によって組み込まれています。
これがビットコインの半減期です。
マイニング報酬が半分に減ると、必然的に市場への供給量が下がると同時に、ビットコインの価値がより一層高まっていくわけです。
このビットコインの半減期はこれまで3回行われており、次の半減期は2024年の3月もしくは4月頃に行われるのではないかと予想されています。
本記事執筆時点のビットコイン価格は390万円ほどですが、次の半減期まで1年を切った現在、半減期に関連して価格が上昇するとの発言や主張が大きく注目されているようです。
価格についてはそれぞれ異なりますが、どの説も現在の価格より大幅な上昇の可能性を指摘しています。
いったいどのような説なのか、詳しくご紹介しましょう。
S2Fモデル構築のアナリストは最大100万ドルの可能性を指摘
仮想通貨アナリストであり、市場に存在する量(ストック)と年間供給量(フロー)の比率で理論的に価格を算出するS2Fモデルを構築したPlanB氏が、2022年12月7日にポッドキャストのインタビューを受け、次の半減期でビットコイン価格は10万ドル(約1,360万円)~100万ドル(約1億3,600万円)に到達する可能性について言及しました。
画像引用:Scott Melker YouTube
PlanB氏はこのインタビューの中で、自身が構築したS2Fモデルによる予測は今も有効であることに加え、ビットコインは今後価格が上昇していくことを主張しました。
そしてS2Fモデルが正しければ、次の半減期でビットコイン価格は、10万ドル(約1,360万円)から100万ドル(約1億3,600万円)の間まで価格が上昇する可能性があると説明しました。
またこの価格まで到達しない場合は、S2Fモデル自体が無効だと証明されるか、もしくはビットコインの価値がなくなってしまうケースしかないため、自身の予想は正しいとも説明しています。
インタビュー時のビットコイン価格
PlanB氏がポッドキャストのインタビューを受けた2022年12月7日のビットコイン価格は233万円付近を推移していました。
その頃の価格を考えると、現在は160万円ほど上昇していることになります。
JPモルガンのアナリストが630万円到達に言及
米の大手金融機関であるJPモルガンのアナリストが、顧客に提供している資料の中で、ビットコインが45,000ドル(630万円)に到達する可能性があることを記していたことが、仮想通貨関連メディアであるThe Blockによって 2023年5月26日に報じられました。
画像引用:The Block
The Block の報道によると、JPモルガンのアナリストがこの価格上昇を主張する理由は、大きく分けて2つあります。
ひとつはGOLD価格との相関関係によるものです。
ビットコインはデジタルゴールドとも呼ばれ、リスクヘッジの観点からポートフォリオに加える投資家も増えていますが、近年では特にGOLD価格との相関関係が注目されています。
報道によるとJPモルガンのアナリストは、現在GOLDの価格が2,000ドルを上回って推移しており、中央銀行が保有しているGOLDの価値はおよそ3兆ドル(422兆円)ともいわれています。
そしてビットコインが個人投資家のリスクキャピタル、すなわちリスクが顕著になった場合に備えてある資本であり、GOLDと同規模であるなら、ビットコイン価格は45,000ドルまで上昇すると述べています。
そしてもうひとつが2024年の3月もしくは4月頃と予想されている、4度目のビットコイン半減期の存在です。
半減期はマイナーのマイニング報酬が半分になることを指しますが、JPモルガンは次回の半減期によってマイナーの損益分岐点、つまりビットコインをマイニングするのに必要なコストは今の倍である40,000ドル(560万円)ほどになるだろうと考えています。
そしてこの損益分岐点は、ビットコイン価格のサポートラインとしてこれまでも機能していたため、そのことを考慮すると4回目の半減期を経ると40,000ドル(560万円)以上に上昇する可能性があると指摘しています。
加えて、ビットコイン価格の過去の推移から、2回目(2016年)と3回目(2020年)の半減期の頃に、ビットコインは強気相場になっていたため、次回の半減期でも同様の動きを示すのではないかと説明しています。
過去の半減期後のビットコイン価格
JPモルガンが指摘している、過去の半減期経過後にビットコイン価格がどのように変化したのかご紹介しておきましょう。
・2回目半減期(2016年7月9日)
半減期時点のビットコイン価格 650.63ドル
半減期150日後のビットコイン価格 758.81ドル
半減期後の最高値 20,000ドル(2017年12月)
・3回目半減期(2020年5月11日)
半減期時点のビットコイン価格 8821.42ドル
半減期150日後のビットコイン価格 10,943.00ドル
半減期後の最高値 30,000ドル(2020年12月)
BitMEXの元CEOも半減期後の価格上昇を予想
仮想通貨デリバディブ取引所の大手であるBitMEXの元CEO アーサーヘイズ(Arthur Hayes)氏も半減期以降のビットコイン価格上昇を確信していることを、2023年5月26日に公開されたポッドキャスト内で発言しています。
画像引用:What Bitcoin Did
ポッドキャスト内でアーサーヘイズ氏は、2024年に実施されるビットコインの半減期は非常に重要であり、半減期を経ることによって2024年中に70,000ドル(980万円)を超えるであろうことを予想しています。
さらに2025年、2026年ともに、これまでの最高価格を超えるだろうと発言しています。
ただし、2023年の第3四半期から第4四半期にかけては、ビットコインのボラティリティは激しくなると述べています。
これは米の銀行危機に加え、米国政府が何兆もの債務発行をおこなったことによる影響であるが、結果的にはビットコインが有利になるとも説明しています。
まとめ
2024年の3月もしくは4月頃と予想されているビットコインの半減期を経ることによって、ビットコイン価格が大きく上昇すると主張している説についてご説明しました。
実際に彼らの説通り上昇していくのか、また上昇したとしても彼らが主張している額にまで上昇するのかどうかは分かりません。
しかし過去の半減期後の価格推移を調べてみると、明らかに上昇していたことが分かります。
いったいどのタイミングで上昇し始め、幾らまで上昇するのでしょうか。
今後の値動きに注目しておくとともに、仮想通貨FXで利益を得られるタイミングを見計らっておく必要があるのかもしれません。
今回の情報は是非参考になさってください。