まもなくビットコイン価格は上昇との説を複数紹介
- ビットコイン
- 2021.12.13.
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画像引用:Bybit BTCUSD 1時間
ビットコイン価格は2021年12月13日18時現在48931.5USD(Bybit)を推移しており、11月初旬の史上最高値から下落し続けています。
2021年12月3日のニュース記事「ビットコイン2021年年末に向けた下落要素と上昇要素」内でもご紹介したように、仮想通貨アナリスト達も今後の値動きについて意見が分かれていました。
そのため、本サイトでも下落要素と上昇要素を情報としてご紹介したわけです。
しかし下落のショックから落ち着きを取り戻したのか、現在のビットコインの置かれている状況分析が進み、仮想通貨アナリスト達も今後の値動きに言及する動きが目立ってきたようです。
現在のビットコイン価格の背景にあることに加え、仮想通貨アナリスト達が今後の値動きに関して言及している幾つかの意見をご紹介しましょう。
ビットコインが売られ過ぎているとの主張
現在のビットコインが売られ過ぎていることについてツイートしている人物がいます。
それはビットコインの分析情報を提供しているプラットフォームLookIntoBitcoinの創設者であるPhilip Swift(フィリップ・スイフト)氏です。
Philip Swift氏は2021年12月7日に以下の内容をツイートしました。
画像引用:Philip Swift Twitter
現在の市場には多くの恐れがあり、堅調になっています。
多くの指標は、私たちが底に近づいていることを示唆しています。
Advanced NVT Signalは、オンチェーントランザクションに関連する価格を調べます。
これは数回前に売られ過ぎであり、そのたびに強い跳ね返りが生じました。
引用:Philip Swift Twitter Google翻訳
Philip Swift氏のツイート内容を解説しましょう。
同氏が説明しているAdvanced NVT Signal(アドバンスドNVTシグナル)とは、ビットコインの時価総額に加えてネットワークボリュームを使い、ビットコインがどの価格帯で買われ過ぎていたのか、それとも売られ過ぎていたのかを示すものです。
同氏のツイートによると、アドバンスドNVTシグナルで調べると、現在のビットコインは売られ過ぎにあると説明しているのです。
2021年12月13日時点のアドバンスドNVTシグナルグラフは以下のようになっています。
画像引用:LookIntoBitcoin
Philip Swift氏がツイートした時点より、赤丸内のシグナルが下がっていることを読み取ることができます。
これは同氏のツイート時点、つまり12月7日よりビットコインが売られ過ぎている状態がより進んだとみることができます。
売られ過ぎが反発につながる可能性を指摘
Philip Swift氏のツイートの主張で注目すべきは、ビットコインが売られ過ぎていることによって反発が起こるというものです。
ツイート内にある、アドバンスドNVTシグナルのグラフに矢印が付いている個所は、ビットコインが売られ過ぎている個所を示しています。
そして売られ過ぎた後には必ずシグナルが買われ過ぎ方向、つまり価格が上昇する動きになっています。
この売られ過ぎシグナルは2015年以降、これまで5回しか発生しておらず、しかも全てのケースでその後に価格が上昇していることが分かります。
そして今回のシグナルは6回目となるため、Philip Swift氏は反発につながる可能性があると指摘しているわけです。
デリバディブの建玉減少が価格上昇につながる
仮想通貨への投資やコンサルティングをおこなっているDelphi Digital(デルフィ・デジタル)が発表している2021年12月6日付の投資家向けレポートによると、ビットコイン価格が暴落したことでデリバディブ市場のロングポジションが決済され、デリバディブ建玉数が半分近くになってしまったことを明らかにしています。
画像引用:Delphi Digital
BTCの先物/先物に対する建玉は、11月下旬の300億ドル弱から、今日では150億ドル強に低下しました。
センチメントは悪化し、市場はほとんど失われているようです。
引用:Delphi Digital Google翻訳
デルフィー・デジタルはデリバディブ市場の状況を説明しつつ、このような出来事が強気のセットアップにつながっていく可能性があることも指摘しています。
しかし歴史的に、(このような)深いレバレッジ解消イベントは強気のセットアップへの道を開きます。
引用:Delphi Digital Google翻訳
つまりデルフィー・デジタルは、多くのロングポジションが決済されてしまった状況は、ビットコインの底値を示しているか、底値に近々達する可能性があるということであるとしています。
底値に達すれば、必然的に今後は上昇していくということが考えられるはずです。
年内は今の状況が続くとの予想も
ブロックチェーン分析ツールの提供や調査などを手掛けるJarvis Labsの創設者であり、仮想通貨エコノミストでもあるBen Lilly(ベン・リリー)氏が発表している説によると、2021年12月の月末までは現在の状況が続くのではないかと主張しています。
画像引用:Jarvis Labs
勢いをつけるまでには少し時間がかかるでしょう。
前回の建玉がこのように強打されたのは、建玉が再び上昇傾向に入るまでに数か月かかったことがわかります。
(中略)
幸いなことに、毎週または現在の取引範囲の下部に蓄積したい人にとって、これは素晴らしい設定です。
引用:Jarvis Labs Google翻訳
Ben Lilly氏は多数のロングポジションが決済されてしまった現在、建玉数が上昇するには多少の時間がかかることを指摘しており、それが年内いっぱいかかるのではないかと説明しているのです。
そして現在の状況について、ビットコインを買い増ししたい人にとっては最高の条件ではないかとも述べています。
つまりこれは、2021年のうちは価格は上昇しないが、2022年に入れば価格が上昇していくので、ビットコインを買うには今が最適なタイミングだと説明しているのと同義になります。
指数移動平均線による上昇トレンド
ビットコイン価格の値動きをEMA(指数移動平均線)によって分析し、今後の値動きを予想している仮想通貨アナリストのツイートも注目されています。
仮想通貨トレーダーであり、アナリストでもあるRektCapital氏は、2つの指数移動平均線とビットコインの値動きをひとつのチャートに示しています。
そして現在のビットコイン価格がこの2つの指数移動平均線の間で保ち合いになっていることを指摘し、以下のように主張しています。
全体として、#BTCは現在2つの主要なEMA内に統合されています。
2021年5月のように。
そして5月のように…。
これら2つのEMA間の継続的な価格の安定と統合は、新しいマクロの上昇トレンドに先行します。
引用:RektCapital Twitter Google翻訳
つまりRektCapital氏はタイミングには言及していないものの、2021年4月末から5月中旬にかけてビットコイン価格が上昇していったのと同じように、今後上昇していく可能性を主張していることになります。
まとめ
ビットコイン価格について、現在の状況だけでなく、今後の値動きに言及したレポートやツイートなどをご紹介しました。
これらの情報をみていくと、ビットコイン価格はタイミングは分からないものの、今後価格が上昇していく可能性について主張しているものばかりでした。
現在のビットコインチャートをみていると、まだまだ下落するのではないかと疑ってしまいますが、下落傾向にはあるものの、実際にはそれほど大きく下落していません。
ご紹介した情報通り、間もなく上昇トレンドになっていくのかどうかは不明ですが、長期的視点でビットコインを考えると価格が上昇していくことは間違いないでしょう。
そのことを考慮すると、今は上昇に転じるタイミングを見計らって、仮想通貨FXで利益を上げる良いタイミングなのかもしれません。
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