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既にビットコインは20万ドルへ向けて上昇との見方も

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  • 2021.10.01.

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tradingviewBTCJPY 3ヶ月

画像引用:tradingviewBTCJPY 3ヶ月

ビットコイン価格は2021年7月に大きく落ち込んだものの、9月初旬に580万円近くにまで盛り返しましたが、9月下旬に入ると一転して下落し始めました。

9月の下落は中国における仮想通貨取引が完全禁止になったことなども影響していると考えられますが、例外はあるもののほぼ毎年9月は下落傾向にあったことが指摘されています。

 

2021年8月5日のニュース記事2021.8.4時点で下落傾向のビットコインは反発するのか内でご紹介しましたが、ビットコインの価格予想モデル「S2F」モデルの提唱者であるPlanB氏は価格が下落するおよそ1月半前の6月20日時点で、9月は43,000ドルと低迷することを予想していました。

 

さらにPlanB氏は10月、11月と月を重ねるほど価格は上昇し、12月には悪くても135,000ドルにまで達することも予想しています。

 

そして間もなく10月を迎える現在、既に20万ドル以上に向けFOMOラリーが始まっているとの主張が報道されました。

 

この報道内容について、詳しくご説明しましょう。

 

既にビットコインのFOMOラリーは始まっているとの報道

現在はウォレットサービスBalletのCEOであり、以前は中国最大のビットコイン取引所であるBTCCのCEOであったBobby Lee(ボビー・リー)氏がBloombergのインタビューを受けた時の様子が報道されました。

 

このインタビュー内でボビー・リー氏は、ビットコインが弱気市場になっているのではないかとの質問に対し、既にビットコインではFOMOラリーが始まっており、今後20万ドルもしくはそれ以上になる可能性があると述べました。

Bloomberg Bobby Lee

画像引用:Bloomberg

 

現在のビットコイン下落傾向についての見解

このインタビューでボビー・リー氏は、現在のビットコイン価格が下落傾向にあることに対し、わずか5%しか価格がダウンしていないと強気のコメントを返しました。

 

実はボビー・リー氏と同様に、ビットコイン価格が下落傾向にある中でも、今後の動きは強気になるとする仮想通貨専門家の意見が多くあります。

 

ボビー・リー氏の今後のビットコイン価格予想

今後のビットコイン価格についてボビー・リー氏は、これまでにない最高価格に到達するとし、10万ドルどころか20万ドル、ひょっとするとそれ以上の価格になるのではないかと予想しました。

 

10万ドルはあくまでも通過点であり、比較的簡単に超えてしまうこと。

またその時の上昇具合によっては20万ドル程度で止まってしまうか、もしくは簡単にその価格を超えてしまうかもしれないと述べています。

 

さらにこの価格がいつ実現するのかという点については、2021年のうちに到達することも考えられるが、そうでないにしても大幅な価格上昇は年内に起こり始めるだろうと説明しています。

 

既に起こっているFOMOラリー

ボビー・リー氏のインタビューで注目すべきは、FOMOラリーが既に起こっているとの説です。

 

FOMOとは、「Fear of Missing Out」の略で、「見逃すことに対する恐怖」や「取り残されることに対する不安」を意味します。

ボビー・リー氏が説明しているこのケースでは「自分が取引していない間に、自分以外の他の人がビットコインで利益を上げているかもしれない」という不安感を指します。

 

そしてボビー・リー氏は、大幅なビットコイン価格上昇の背景にFOMOラリーの存在があると指摘しているのです。

ビットコイン価格が20万ドルにまで上昇すれば、その事実はメディアなどで大々的に取り上げられることになります。

この報道がFOMOを引き起こし、それが連鎖していくというわけです。

 

さらにFOMOラリーについて、普通は数年に一回起こるかどうかという現象ではあるが、ボビー・リー氏の説によると、実は既にFOMOラリーは起こっており、長い間続いていると主張しています。

 

FOMOラリーの影響が疑われるクジラの行動

ボビー・リー氏のFOMOラリー説に信憑性を感じさせる行動を、最近クジラと呼ばれる人々がおこなっていることが明らかになっています。

Lex Moskovski Twitter glassnodeデータ

画像引用:Lex Moskovski Twitter

 

ブロックチェーンデータ分析企業であるglassnodeによると、直近の数週間でビットコインのクジラがこれまでにないほどの量のビットコインを移動させていることが分かりました。

この移動したビットコインボリュームは、ビットコインが史上最高値になった時より多いとのことです。

 

上のグラフの折れ線グラフはビットコイン価格を示しており、緑色のグラフがビットコインの移動ボリュームを表しています。

 

そしてこのクジラの行動を詳しく調べているのが、オンチェーン分析企業であるMaterial Indicators社です。

Material Indicators Twitter

画像引用:Material Indicators Twitter

 

Material Indicators社のデータからは、規模の小さいクジラはビットコインを売るために移動させており、規模の大きなクジラほどビットコインを買うことで移動させているということが分かりました。

 

これはつまりクジラと呼ばれる存在の人々でさえも、その行動がFOMOの心理に左右され、真逆の方向に動いているのではないかと考えられるわけです。

 

ビットコイン20万ドル到達へのハードル

ボビー・リー氏が主張するように、ビットコインが20万ドルに到達するには多くの投資家の積極的な行動が必要になりますが、それには幾つかの越えなければならないハードルがあります。

 

そのひとつが米国インフラ法案です。

これは道路や橋、鉄道、港湾、空港など米国内におけるインフラ投資の財源確保に向け、仮想通貨業界に対して課税義務を拡大する条項が組み込まれたものです。

 

この対象として「仮想通貨ブローカー」という表現があるものの、その定義が曖昧であることが問題視されていました。

 

この法案が2021年9月30日の議会で採択されると、米における仮想通貨業界の発展に大きな障害となる恐れがあります。

つまりビットコイン価格が下落、もしくは上昇の大きな足かせとなってしまう恐れがあります。

 

もうひとつのハードルとなるのが、2021年10月1日におよそ30億ドル分のオプション取引が満期になるという事実です。

これは10月1日にビットコインを買う、もしくは売る権利が満期となり、その総額が30億ドルにもなるということです。

これもビットコイン価格の大きな変動を招く要因となる可能性があります。

 

すなわちビットコインが20万ドルに到達するには、これらのハードルを乗り越えて価格上昇していかなければならないということになります。

 

まとめ

仮想通貨取引所BTCCの元CEOであるBobby Lee(ボビー・リー)氏の説を詳しく解説するとともに、同氏が主張するFOMOラリーについて、さらに同氏の説通りの価格に上昇するために乗り越えなければならないハードルについてもご説明しました。

 

2021年のうちにビットコイン価格が大きく高騰するかどうかは不明ですが、長期的視点であれば上昇していくことは間違いないはずです。

10月に入ってから上昇に転じるのかどうか、しっかりと見定めていく必要がありそうです。

 

海外の仮想通貨デリバディブ取引は、高水準のリスクを伴う投資であり、全ての投資家に適した投資ではありません。海外の高倍率のレバレッジは少額の資金で証拠金を上回る取引を行うことができますが、仮想通貨は急激な価格変動も多く、短期間に利益を出せる一方で、証拠金の大部分や全てを失ったり、取引額が証拠金を上回っていれば、証拠金額等を超える損失が発生するケースもございます。損失に耐えられない資金投資はするべきではなく、海外業者で仮想通貨FX取引を始めるにあたっては、投資目的やご自身の経験、リスクの許容範囲などを含めて慎重にご検討し、取引内容を十分にご理解いただいた上で、ご自身の責任と判断において取引を行ってください。

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