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ビットコインの資産価値は2020年5月より高まったとの説

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  • 2020.10.24.

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2020年の9月上旬からボラティリティが低下し、106万円台から116万円の間を推移していたビットコイン価格は、10月中旬になってやっと上昇を始めました。

2020年10月23日21時現在は136万円台を推移しています。

仮想通貨関連メディアなどで繰り返し報道されていた強気市場が、やっと現実ものになってきたというわけです。

 

ビットコイン価格は現在上昇しつつありますが、最近になってビットコインの資産価値がより高まったとする有名な投資家の説が注目されています。

 

その説とはいったいどのようなものなのでしょう。

また、その説を裏付けるような事象はあるのでしょうか。

 

このビットコインの資産価値が高まったとする説について詳しくご説明しましょう。

 

ベテラン投資家が自身のビットコインへの投資を紹介

ブラックマンデーでの株価暴落を予想しただけでなく、ヘッジファンド界での巨星とされるPaul Tudor Jones(ポール・チューダー・ジョーンズ)氏が、2020年10月22日の米CNBC番組「Squawk Box」出演時に、自分自身のビットコイン投資について説明しました。

CNBC Paul Tudor Jones氏出演

画像引用:CNBC

 

番組内でJones氏は、ビットコインの現在の価格上昇について未だ初期段階であり、先行きの長い資産であるものの、魅力は高まってきていることを説明しました。

 

私は当時よりもビットコインが好きです。

私たちはビットコインの最初のイニングにいると思います。

そしてそれには長い道のりがあります。

引用:CNBC Google翻訳

 

Jones氏は自分自身でもビットコインに投資していることに触れており、投資をしようと決めた時よりも、今の方が魅力を感じることを説明しています。

 

Jones氏がビットコインに投資をしたのは2020年5月であり、5カ月後の10月現在はその時よりも価値が高まっているということになります。

 

また新型コロナウイルスの経済対策として実施されているFRB(米連邦準備理事会)による量的緩和策がいずれインフレを招くとし、ビットコインはその際のヘッジ手段としてGOLDや国債と同じように最高のものになると述べています。

 

さらにビットコインへの投資について、以下のようにも説明しています。

 

それは、スティーブジョブズやアップルに投資したり、Googleに早くから投資したりするようなものです。

引用:CNBC Google翻訳

 

この言葉はすなわち、Jones氏はビットコインにアップル社やGoogleと同じだけの価値を見いだしていると受け取ることができます。

そして今後はビットコイン先物を取引することについて、現在検討している最中であることも述べています。

 

Paul Tudor Jones氏のビットコインへの巨額投資

Jones氏の純資産額は2020年時点で51億ドル(日本円で約5,350億円)とされています。

そして2020年5月に、資産のうちの2%をビットコインにしたと公表していました。

つまりおよそ1億ドル(日本円にして約100億円)をビットコインに投資したということです。

 

そして今後さらにビットコイン先物に対する投資の検討をするということは、100億円の投資をしたうえに、さらに追加投資しようということになります。

 

ビットコインの資産価値が高まった背景

Paul Tudor Jones氏が説明していたように、ビットコインの資産価値が高まったのは新型コロナウイルスによる量的緩和策に起因していることは多くの人が感じているはずです。

つまりFRBが大量の米ドルを発行しているため、いずれはインフレが訪れると多くの人が予想しているということです。

 

このことを裏付けるように、上場企業がビットコインを購入し始めています。

その例をいくつかご紹介しましょう。

 

MicroStrategy社が合計450億円のビットコイン購入

米NASDAQに上場しているソフトウェア企業MicroStrategy社が、2020年8月11日に日本円にしておよそ260億円相当のビットコインを購入したことを発表しました。

businesswire MicroStrategy社の260憶ビットコイン購入

画像引用:businesswire

 

さらに2020年9月15日には、約1.75億ドル分のビットコインを追加購入したことを発表しています。

この2度の購入で、同社のビットコイン保有枚数は38,250BTCになる計算です。

 

MicroStrategy社がこれほどまでに大量のビットコインを購入する理由として挙げているのが、新型コロナウイルスでFRBによる米ドルの大量印刷でインフレリスクを懸念しているからだと、Michael Saylor CEOは明言しています。

 

米Square社がビットコイン53億円分を購入

米のソフトウェア企業であり、Twitter創設者のJack Dorsey氏が経営することで知られるSquare社が2020年10月8日、5000万ドル(日本円で約53億円)のビットコインを購入したことを発表しました。

Square IR Twitter

画像引用:Square IR Twitter

 

5000万ドル分のビットコインを購入した理由としてSquare社が挙げているのが、仮想通貨はここにきて一気に発展していることに加え、経済の先行きに不透明感が漂っていることです。

そして、米ドル構成のSquare社のバランスシートを充実させるためにもビットコイン投資は今がベストなタイミングであると考えていることも明らかにしています。

 

英上場企業Mode Global Holdings PLCでも購入計画

ビットコインを準備資産にしようと考えていたのは米の上場企業だけではありませんでした。

ロンドン証券取引所に上場している金融テクノロジー企業であるMode Global Holdings PLC社が2020年10月21日、投資戦略として今後ビットコインを大量に購入する予定であることを発表しています。

Mode Global Holdings PLC news ビットコイン購入計画

画像引用:Mode Global Holdings PLC news

 

同社のニュースリリースによると、保有している資産のうち最大10%をビットコインに交換するとしています。

 

またその理由として挙げているのが、新型コロナウイルスに端を発したイングランド銀行におけるこれまでにない低金利に加え、ビットコインの長期的価値への信頼度の高さです。

つまり法定通貨の価値がインフレによって下落することから顧客の資産を守るための戦略であると説明しているのです。

 

インフレへの懸念がビットコインの資産価値を高める

米の上場企業であるMicroStrategy社とSquare社、そして英の上場企業であるMode Global Holdings PLC社によるビットコイン購入についてご説明しました。

 

この3社に共通しているビットコイン購入理由は、インフレを懸念していることです。

すなわちこの3社はインフレを懸念し、そのリスクヘッジのためにビットコインを購入、もしくは購入しようとしているわけです。

この上場企業がビットコインを購入する流れは、今後ますます増えてくるはずです。

 

そして本記事の冒頭で説明したPaul Tudor Jones氏の説である「今年5月よりもビットコインの価値が高まっている」は、インフレがますます現実味を帯びてきており、そのリスクをヘッジするためにビットコインを購入する企業や人が増えているということと同義だといえるでしょう。

 

まとめ

ヘッジファンド界の巨星ともいわれるPaul Tudor Jones氏の、ビットコインの価値は2020年5月より現在の方が高まっているという説についてご説明しました。

 

ビットコインを金融資産としてみた時、インフレからリスクヘッジできる有望株として非常に期待されていることがお分かりいただけたでしょう。

 

資産価値が高まるということは、もちろん価格も連動して上昇していくということであり、仮想通貨FXにおいても利益を出しやすいタイミングといえます。

この絶好のチャンスを逃さないようになさってください。

 

海外の仮想通貨デリバディブ取引は、高水準のリスクを伴う投資であり、全ての投資家に適した投資ではありません。海外の高倍率のレバレッジは少額の資金で証拠金を上回る取引を行うことができますが、仮想通貨は急激な価格変動も多く、短期間に利益を出せる一方で、証拠金の大部分や全てを失ったり、取引額が証拠金を上回っていれば、証拠金額等を超える損失が発生するケースもございます。損失に耐えられない資金投資はするべきではなく、海外業者で仮想通貨FX取引を始めるにあたっては、投資目的やご自身の経験、リスクの許容範囲などを含めて慎重にご検討し、取引内容を十分にご理解いただいた上で、ご自身の責任と判断において取引を行ってください。

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