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インフレに強いビットコインは今の45倍の価格になるとの説

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  • 2020.08.29.

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  • インフレに強いビットコインは今の45倍の価格になるとの説

ビットコイン価格は数年後には幾らまで値上がりするとか、最大で幾らまで高騰するだろうといった推測はニュースなどでも数多く報道されています。

仮想通貨FXを取引している人にとって非常にワクワクする話でしょうが、その値上がりするといっている金額の根拠などが実際に示されているケースはそれほど多くありません。

このような話題には、多分に期待が込められているからかもしれません。

 

米の大手仮想通貨取引所が、ビットコインは今後、今の45倍の価格になるとの説を発表しました。

この説には、もちろん仮想通貨取引所としての期待も込められているはずですが、説得力のあるしっかりとした理由も合わせて発表されています。

 

この説について、詳しくご説明しましょう。

 

米大手仮想通貨取引所がビットコイン50万ドル到達を予想

ビットコイン価格は現在の45倍、すなわち50万ドル近くまで値上がりするとのレポートを、米の大手仮想通貨取引所Geminiの共同設立者であるTyler Winklevoss(タイラー・ウィンクルボス)氏が2020年8月27日に公開しました。

Winklevoss CAPITAL

画像引用:Winklevoss CAPITAL

 

「50万ドルのビットコインのケース(Google翻訳)」と題されたレポートは、ビットコインの今後について、米ドルやGOLD、原油と投資の観点から比較したものとなっています。

 

そして米ドルやGOLDを投資対象として長所や短所を見極めた結果、ビットコインが長期的なインフレ防止策にもなっていくとしています。

 

また安全資産としての価値からいってもビットコインはGOLD以上の価値になること。

さらに時価総額から試算するとGOLDが9兆ドル、ビットコインはおよそ2,000億ドルであることから、ビットコイン価格がGOLDを超えると時価総額は現在の45倍相当となるため、50万ドルにまで上昇するはずだと主張しています。

 

米ドルについての問題点

レポートでは米ドルの価値として、FRBによる管理や米経済の強さなどから、世界中で保有されていること、さらに国際貿易においても利用される基軸通貨であることを評価しています。

 

しかしながら今後起こるであろうインフレなど、その価値が不安定であることが大きな問題点であるとも指摘しています。

つまり、新型コロナウイルス対策における量的緩和などが、今後長期的に米ドルの問題点をより大きくする可能性があるということです。

 

そしてインフレが長い間続いた場合、銀行に蓄えられている米ドルよりもGOLDやビットコインの価値の方が高まっていくことが考えられるとしています。

 

GOLDや原油の問題点

投資対象としてGOLDや原油を考えた場合でも、やはり問題点があることをTyler Winklevoss氏は指摘しています。

 

それはどちらも天然資源であるため発掘や採掘の必要があり、なおかつ輸送や保管が必要になるという点です。

また実際には確率は低いものの、大量に発掘や採掘でき、供給過多になった場合には価値が低下することも指摘しています。

Winklevoss CAPITAL ビットコイン VS GOLD

画像引用:Winklevoss CAPITAL

 

ビットコインが他と異なる点

このレポートでは米ドルやGOLD、原油とビットコインが異なるポイント、つまり投資対象としてのメリットといえるポイントを幾つか挙げています。

 

まずビットコインの供給量についてです。

ビットコインは全供給量が2,100万BTCとあらかじめ定められているため、米ドルのように供給過多でインフレになることはありません。

 

さらに輸送や保管に関しても大きな違いがあります。

ビットコインはどれだけ大量であったとしても、輸送や保管が面倒になることはありません。

特にGOLDや原油と比べると、このことが大いに異なることを挙げています。

 

ビットコインの今後の価値について

上記に記述した点から、ビットコインは今後訪れる可能性の高いインフレから資産を守るための、唯一の効果的で長期的な保護手段だと訴えています。

 

そのうえで、今後のビットコイン価格については以下のように述べています。

ビットコインはすでにGOLDよりも重要な基盤を築いており、ホワイトペーパーから10年以内に時価総額で2,000億ドル以上に達しました。

今日、地上のGOLDの時価総額は保守的に9兆ドルです。

GOLDと同じ枠組みでビットコインを評価することに問題がなく、ビットコインがこの道を進んでいるとすれば、ビットコインの強気のシナリオは、45の倍数となり、今は過小評価されているということです。

つまり、ビットコインあたり500,000米ドルの価格が表示される可能性があります。

引用:Winklevoss CAPITAL Google翻訳

 

すなわちTyler Winklevoss氏は、ビットコインが50万ドルにまで上昇する可能性があると述べているわけですが、実はそれ以上に上方修正される可能性も示唆しています。

 

それは、政府が外貨準備金の一部をビットコインに置き換える可能性があることです。

既に米の上場企業が国庫準備資産として、ビットコインを準備し始めており、もし政府中央銀行が外貨準備金の10%だけでもビットコインに置き換えたとしたら、ビットコイン価格は45倍などではなく、55倍へと上方修正しなければならないと説明しています。

 

55倍の価格というのは、60万ドルという計算になりますが、外貨準備金の10%をビットコインに置き換えただけでこれだけ上昇するのであれば、その比率が20%などになればどれほど上昇することになるのでしょうか。

 

まとめ

米の大手仮想通貨取引所Geminiの共同設立者が発表した、今後のビットコイン価格予想についてご説明しました。

 

このレポートは投資対象としてみた場合のビットコインが、米ドルやGOLD、原油と比較して優れているかだけでなく、予想価格の根拠などについても説明しており、非常に説得力のあるものになっています。

 

このレポート通りにビットコイン価格が推移するかどうかは分かりませんが、少なくとも主張している根拠そのものには誤りはありません。

つまりビットコイン価格の今後は、投資家がビットコインを投資対象としてどのように捉えるかにかかってくるのかもしれません。

 

海外の仮想通貨デリバディブ取引は、高水準のリスクを伴う投資であり、全ての投資家に適した投資ではありません。海外の高倍率のレバレッジは少額の資金で証拠金を上回る取引を行うことができますが、仮想通貨は急激な価格変動も多く、短期間に利益を出せる一方で、証拠金の大部分や全てを失ったり、取引額が証拠金を上回っていれば、証拠金額等を超える損失が発生するケースもございます。損失に耐えられない資金投資はするべきではなく、海外業者で仮想通貨FX取引を始めるにあたっては、投資目的やご自身の経験、リスクの許容範囲などを含めて慎重にご検討し、取引内容を十分にご理解いただいた上で、ご自身の責任と判断において取引を行ってください。

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