お問い合わせ

取引所のビットコイン保管額低下は高騰への期待

  • 取引所
  • ビットコイン
  • 2020.08.21.

  • ニュース
  • 取引所のビットコイン保管額低下は高騰への期待

tradingviewBTCJPY 1ヶ月 20200820

画像引用:tradingviewBTCJPY 1ヶ月

以前からビットコイン価格は、長期的には高騰していくという説が多く見受けられました。

しかし実際には2020年3月に大きく値下がりしてから回復基調ではあるものの、2020年8月17日に130万円台にまで上昇しましたが、20日現在は124万円台で推移しています。

これまで高騰説が数多く見受けられただけに、はっきりしない推移に戸惑っているトレーダーの方も多いはずです。

 

今後ビットコイン価格は、どう動いていくのでしょう。

数多くあった高騰説の通り、上昇していくのでしょうか。

 

今後のビットコイン価格がどう動くか、確実なところは分かりませんが、多くのトレーダー達はどう考えているのかを知る手掛かりとなる情報が相次いで報道されています。

 

この情報について、詳しくご説明しましょう。

 

データ分析企業が取引所のBTC保有量低下を公表

ブロックチェーンデータ分析結果を提供しているglassnodeが、仮想通貨取引所が保有している2020年8月17日のビットコインボリュームが、2018年11月24日以来最も低いレベルを示しているデータを公表しました。

glassnode 仮想通貨取引所ビットコイン保有量の変化

画像引用:glassnode

 

glassnodeが発表した上記グラフは、オレンジのグラフが仮想通貨取引所の保有しているビットコイン量、つまり残高をあらわしており、黒いグラフはビットコイン価格(USD)をあらわしています。

 

このグラフによると、仮想通貨取引所が保有しているビットコイン量は7月に3%減少し、直近の1週間では1.4%減少していることが分かります。

また新型コロナウイルスの影響でビットコイン価格が大きく下落したタイミングで、仮想通貨取引所のビットコイン保有量が増加していた時と比較すると、11%以上減少していることが読み取れます。

 

glassnodeのデータから読み取れること

glassnodeのグラフからは、幾つかの傾向を読み取ることができます。

 

それは、現在のビットコイン価格に対する不安感や不透明感を強く感じると、トレーダーは保有しているビットコインを売却するため、自身のウォレットから仮想通貨取引所に移動するということです。

 

これはすなわち、仮想通貨取引所にビットコインを移動させずに自身のウォレットに保管し続けている場合は、ビットコイン価格が今後上昇すると考えているためであり、移動させる必要がないということになります。

 

つまり、仮想通貨取引所のビットコイン保有量が大きく減少しているのは、トレーダーの多くがビットコイン価格は上昇すると考えていると判断できます。

 

他の仮想通貨分析企業も同様の指摘

仮想通貨取引所のビットコイン保有量の大幅な減少に注目しているのは、glassnodeだけではありません。

 

仮想通貨データ分析企業CryptoQuantのKi Young Ju CEOが、仮想通貨取引所のビットコイン保有量に関してだけでなく、マイナーのマイニング報酬保管に関するツイートを2020年8月19日に公開しています。

Ki Young Ju Twitter

画像引用:Ki Young Ju Twitter

 

ツイートの仮想通貨取引所に関する内容はglassnodeと同様のもので、2020年3月にビットコイン価格が大きく下落した当時と比較すると、現在のビットコイン保有量は非常に少ないことを指摘しています。

同様の内容のグラフとして、CryptoQuantが「全ての仮想通貨取引所のウォレットに転送されたBTCの合計金額」グラフを公開しています。

CryptoQuant  Bitcoin: All Exchanges Inflows

画像引用:CryptoQuant Bitcoin: All Exchanges Inflows

 

このグラフをみると、今年3月のビットコイン価格暴落時には仮想通貨取引所のウォレットに大量のビットコインが転送されていますが、直近のデータでは平常時とほとんど変わらない転送量になっています。

 

マイナーも強気姿勢を示している

ビットコインのマイナーに関するツイートでは、マイニング報酬として得られたビットコインを売却することなく保管し続けていることを指摘しています。

 

この行動は、マイナーはビットコイン価格が今以上に上昇すると予測しており、マイニング報酬として得られたビットコインを今は売却せず保管しておく方が得策だと判断しているということです。

 

トレーダーもマイナーも強気姿勢

GlassnodeやCryptoQuantのCEOが示したデータからは、仮想通貨取引をおこなっているトレーダーだけでなく、マイナーまでもがビットコインは今後値上がりすると考えていることが読み取れます。

 

特にマイナーの動きは値動き予想の指標にも活用されるケースが多くあります。

例えばハッシュレートが上昇している時は、マイナーが今後ビットコインは値上がりすると予測しているからこそマイニングマシンの稼働率を上げているなど、信頼性の高い指標として活用されています。

つまり非常に精度の高い予想だということです。

 

トレーダーだけでなく、マイナーさえもが値上がりを予想しているビットコインは、中長期的にみると値上がりしていくことはほぼ間違いないといえるでしょう。

 

まとめ

仮想通貨取引所が保管しているビットコイン量が大きく低下していることに加え、マイナーさえもがマイニング報酬で得たビットコインを売却せずに保管している実態についてご説明しました。

 

長期的視点でみるとビットコイン価格が上昇するといわれても、仮想通貨FXを取引している方にとって重要なのは、いつ上昇し始めるのかという点でしょう。

こればかりはチャートをテクニカル分析するか、上昇のきっかけになる何らかの出来事を待つしかないかもしれません。

ただ、ほとんどの人が価格上昇を予想していることを考えると、いつでも取引できるように準備を整えておく方が良いのではないでしょうか。

 

海外の仮想通貨デリバディブ取引は、高水準のリスクを伴う投資であり、全ての投資家に適した投資ではありません。海外の高倍率のレバレッジは少額の資金で証拠金を上回る取引を行うことができますが、仮想通貨は急激な価格変動も多く、短期間に利益を出せる一方で、証拠金の大部分や全てを失ったり、取引額が証拠金を上回っていれば、証拠金額等を超える損失が発生するケースもございます。損失に耐えられない資金投資はするべきではなく、海外業者で仮想通貨FX取引を始めるにあたっては、投資目的やご自身の経験、リスクの許容範囲などを含めて慎重にご検討し、取引内容を十分にご理解いただいた上で、ご自身の責任と判断において取引を行ってください。

リスク警告

海外の仮想通貨デリバディブ取引は、高水準のリスクを伴う投資であり、全ての投資家に適した投資ではありません。海外の高倍率のレバレッジは少額の資金で証拠金を上回る取引を行うことができますが、仮想通貨は急激な価格変動も多く、短期間に利益を出せる一方で、証拠金の大部分や全てを失ったり、取引額が証拠金を上回っていれば、証拠金額等を超える損失が発生するケースもございます。損失に耐えられない資金投資はするべきではなく、海外業者で仮想通貨FX取引を始めるにあたっては、投資目的やご自身の経験、リスクの許容範囲などを含めて慎重にご検討し、取引内容を十分にご理解いただいた上で、ご自身の責任と判断において取引を行ってください。

Copyright ©   BitcoinFXpro All Rights Reserved.