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ビットコインハッシュレートの上昇とその背景

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  • 2020.04.17.

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blockchain.comハッシュレート

画像引用:blockchain.com

新型コロナウイルスの感染拡大が深刻になり、ビットコイン価格も急落した2020年3月13日以降にはビットコインのハッシュレートも大幅に下がりました。

ハッシュレートとはマイナーが計算をする際の1秒あたりの計算回数のことを指しますが、ハッシュレート大幅に下がったということは、マイナーがマイニングの稼働率を下げたということになります。

 

しかし3月26日以降はハッシュレートが急上昇していることが上のグラフからもみて取れます。

この背景にはどのようなことがあるのでしょうか。

詳しくご説明しましょう。

 

ハッシュレート急落後の急上昇

新型コロナウイルスの影響で価格が大きく下落したビットコインのハッシュレートは、2020年3月22日には94.158TH/sにまで落ち込みました。

同年3月8日のハッシュレートが123.287 TH/sであったことからすると、いかに大きな落ち込みであったかが分かるでしょう。

 

この影響もあって、3月26日のディフィカルティは「-15.95%」と難易度が大きく下がりました。

 

しかしこれを合図のように、今度は一転してハッシュレートは上昇し始めました。

2020年4月15日時点のハッシュレートは115.87 TH/sとなっており、3月2日頃の高かった時期と同等レベルにまで持ち直しています。

 

ハッシュレートの急落は、ビットコイン価格が大きく下落したことでマイニング事業では採算が取れないと判断したマイナーが多く、撤退につながったのではないかと見られていました。

その後ビットコイン価格が持ち直したこと、さらに間もなく半減期を迎えることなどから、再びマイニング事業に取り組んでいるのではないかともいわれています。

 

ハッシュレートが上昇した理由とは

ではハッシュレートが再び上昇し、しかもその上昇率が急であった理由とはどのようなものなのでしょうか。

 

マイナーとして世界でも最大規模であるPoolin のAlejandro De La Torre氏は、Twitterでその理由について言及しています。

Alejandro De La Torre Twitter

画像引用:Alejandro De La Torre Twitter

 

Alejandro De La Torre氏は、3つの理由があるとツイートしています。

 

1.マイナーの新しいバッチがオンになっている

2.他のSHA-256コインからのマイナーのいくつかの切り替えBCH BSV

3.半分になる前に利益の最後の量を絞ろうとしている全員

引用:Alejandro De La Torre Twitter Google翻訳

 

Alejandro De La Torre氏が説明している1つ目は、新しいマイナーが参入している可能性があるだけでなく、新しいマイニングマシンが導入された影響を指しています。

 

2つ目に、これまでビットコインキャッシュやビットコインSVをマイニングしていたマイナーが、ビットコインのマイニングにスイッチしたことを説明しています。

 

3つ目はビットコインの半減期を前にして、今のうちにマイニングしておこうとする動きのことを指しています。

 

Alejandro De La Torre氏の説明しているこれらの内容について、具体的に説明しましょう。

 

新たなマイナーの参加

新たにビットコインのマイニングに企業が参加してくることで、ハッシュレートが上昇することは十分考えられ、それだけの能力を備えた企業の参入情報はいくつか確認されています。

 

マイニング業界に新たに参入してくる企業に関しては、2020年1月10日のニュース記事「マイニング業界での発掘力UPに向けた更なる動き」でもご説明しましたが、改めて簡単にご説明しましょう。

 

マイニング業界に大手と呼べる企業が参入してきた例では、Riot Blockchain社とSBI Crypto社のケースが挙げられます。

 

Riot Blockchain社はNASDAQに上場している仮想通貨関連企業ですが、2020年に入ってからマイニング事業を開始し、最近になって北米にもマイニング施設を確保して稼働を始めるようです。

またRiot Blockchain社ではこれまでに4,000台ものマイニングマシンを購入していることが分かっており、その事業規模はハッシュパワーに換算すると240%プラスに転じさせるだけの能力があるとされています。

Riot Blockchain

画像引用:Riot Blockchain

 

SBI Crypto社は、SBIホールディングスとGMOインターネットがマイニング企業であるWhinstone USと契約して出来上がった企業です。

米の40万5,000平方メートル以上もある巨大な施設でマイニングをおこなうことが発表されています。

この情報が発表されたのは2020年1月7日であり、その時には施設は建築中とのことでしたが、3ケ月経った現在では既に稼働しているはずです。

SBI Crypto

画像引用:SBI Crypto

 

新しいマイニングマシンの導入

新しい高性能マイニングマシンの存在も、ハッシュレートを上昇させる大きな要因です。

 

中国の大手マイナーであり、マイニングマシンメーカーでもあるBitmain社は最新マシンとしてS17+に加え、T17+を発売し、これらは発注先に既に納入されています。

このマシンの高い能力によってハッシュレートが上昇していることも考えられます。

 

またBitmain社のS17+とT17+は納入時期に合わせ、12ドルから最大272ドル分のクーポンが付与されることになっています。

このクーポンは、次回以降にBitmain社で商品購入した際の割引に使えるものです。

 

クーポンが付与されるのは、マイニングマシンの価格はビットコインの市場価格に連動するものであり、3月のビットコイン暴落より以前に予約した際の差額を埋めるためのものとされています。

これらのことから最新のマイニングマシンを、通常のタイミングより早く購入に踏み切るマイナーが増えている可能性も否定できません。

 

ビットコインのマイニングにスイッチ

上記以外に、これまでビットコインキャッシュやビットコインSVをマイニングしていたマイナーが、ビットコインのマイニングにスイッチした可能性が挙げられます。

 

これはどちらも半減期を4月上旬に迎えたからであり、ビットコインキャッシュは4月8日に、ビットコインSVは4月10日に半減期を迎えています。

つまり、これ以降はマイニング報酬が半分になってしまうわけです。

 

ビットコインキャッシュやビットコインSV、そしてビットコインは同じASICマシンを使って、マイニングの対象を切り替えることが可能です。

半減期を迎えた後のビットコインキャッシュなどと比較して、ビットコインの方がマイニング報酬が高く、しかも半減期をおよそ1ケ月後に控えているとなれば、スイッチするのは当然のことかもしれません。

 

まもなく迎えるビットコインの半減期

ビットコインは半減期を2020年5月上旬に迎える予定になっています。

半減期はマイニング報酬が半分になってしまうため、必然的にマイニングされるビットコインの量も少なくなります。

このことによってビットコインの希少性が高まり、価格も上昇していくことが考えられます。

そのため、半減期の前にマイニングしておこうと考えるマイナーが増えていきます。

 

まとめ

ビットコインのハッシュレートが上昇していることに加え、その背景についてもご説明しました。

 

ハッシュレートが上昇する理由はいろいろありますが、最もシンプルな考えとして一般的なものは、ビットコイン価格が上昇するだろうとマイナーが考えているというものです。

 

いくらマイニングできる環境が整ったとしても、ビットコイン価格が今後下落するとマイナーが考えれば、必然的にハッシュレートは下がっていきます。

それはマイニングして受け取る報酬はビットコインであり、価格が下がったビットコインでは利益が出なくなってしまうからです。

そのためにマイナーはビットコイン価格の動向を常に注視しています。

 

だからこそハッシュレートをみながら、ビットコイン取引の参考にする投資家もいるほど重要な指標にもなっています。

 

仮想通貨FXにおいても、ハッシュレートを確認することは大いに参考になるはずです。

是非、今後の取引の役に立ててください。

 

海外の仮想通貨デリバディブ取引は、高水準のリスクを伴う投資であり、全ての投資家に適した投資ではありません。海外の高倍率のレバレッジは少額の資金で証拠金を上回る取引を行うことができますが、仮想通貨は急激な価格変動も多く、短期間に利益を出せる一方で、証拠金の大部分や全てを失ったり、取引額が証拠金を上回っていれば、証拠金額等を超える損失が発生するケースもございます。損失に耐えられない資金投資はするべきではなく、海外業者で仮想通貨FX取引を始めるにあたっては、投資目的やご自身の経験、リスクの許容範囲などを含めて慎重にご検討し、取引内容を十分にご理解いただいた上で、ご自身の責任と判断において取引を行ってください。

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