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下落したビットコイン価格は半減期に向けてどうなる

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  • 2020.03.03.

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tradingviewBTCJPY3ヶ月チャート

画像引用:tradingviewBTCJPY3ヶ月チャート

2020年2月24日から下落を始めたビットコイン価格は、2020年3月2日20時前の時点で94万円台を推移しています。

 

2020年の年明けから比較的順調に価格が推移していたにもかかわらず、ここにきて大きく下落したのは、中国で発生した新型コロナウイルスの影響だともいわれています。

新型コロナウイルスの感染はまだまだ広がっていくことが予想されており、ビットコイン価格もこの影響を受け、これからもまだ価格は下落するのでしょうか。

 

ビットコインは2020年5月に半減期を迎えることが分かっており、半減期前には価格が上昇するといわれていましたが、チャートをみる限りではその兆候は見られません。

半減期を目前にしたビットコイン価格は、今後どうなっていくのでしょうか。

 

仮想通貨取引所CEOやアナリスト、著名トレーダーなどが今後のビットコインの値動きに関連したコメントを公表していますので、彼らの意見とともに興味深いデータも合わせてご紹介しましょう。

 

BinanceのChangpeng Zhaoは過去の例を紹介

世界最大の仮想通貨取引所であるBinanceのCEOであるChangpeng Zhao(通称CZ)氏は、ビットコインの過去の価格上昇例について言及したツイートを公開しました。

CZ_ binance Twitter

画像引用:CZ_ binance Twitter

 

ビットコインは最後の金融危機の後に作成されました。

法定通貨と株が強かった過去10年間で9,000,000%上昇しました。

次の金融危機でどうなると思いますか?

引用:CZ_ binance Twitter Google翻訳

 

ツイート内容を見ると、具体的にビットコイン価格の上昇を示唆しているわけではありません。

しかし過去にあった金融危機後のビットコイン価格の上昇率を具体的に示しながら、今回の新型コロナウイルスによる影響を金融危機ととらえ、その後にどれほど上昇するのかを楽しみにしている姿勢をアピールしています。

 

つまり長い目で今回の大幅下落を見た時には、非常に些細なことであり、今後も大きく上昇していくだろうと、暗に訴えているわけです。

 

ビットコイン半減期に向け順調な推移

2020年5月に予定されているビットコインの半減期に向けて、現在の下落傾向にある価格推移はどうなるのかということに言及している人もいます。

 

ビットコイン価格予想に、金などの希少性を測定して指標とするS2F(ストックフローモデル)を導入していることで知られる仮想通貨アナリストであるPlanB氏が、ビットコインの半減期に対する動向についてツイートしています。

 

PlanB氏は、下落傾向にある現状でも順調に推移しているとしています。

また2月時点で、8,200ドルを下回ることはないだろうと説明しており、下回ることがなく現在の価格帯を維持しているのであれば、半減期の後に10,000ドルになるのではないかと予想していました。

 

つまりPlanB氏は下落することも織り込み済みで、そのことを考慮したうえで10,000ドルに達すると予想していると考えられるわけです。

さらにS2Fに基づいて、2021年12月までには10万ドルに達するとPlanB氏は予想しているようです。

PlanB Twitter

画像引用:PlanB Twitter

 

ハッシュリボンから価格の底値と判断

過去のビットコインの例やS2F(ストックフローモデル)による予想だけでなく、ハッシュリボンによって現在のビットコイン価格が底値であると主張している人物もいます。

 

ハッシュリボンとは、ハッシュレートの健全性をあらわすインジケーターです。

マイニングの難易度が高くなっていくと、小さなマイニング業者は大手業者とのマイニング競争に勝つことができなくなるため、マイニングを中止せざるを得なくなります。

そうなるとマイニング業者からのビットコイン売りが減り、ビットコイン価格の上昇につながっていくというものです。

この考え方に基づくと、ハッシュリボンが圧縮された時点が、ビットコイン価格下落の際の底値であると位置づけることができます。

 

仮想通貨トレーダーであるAnondran氏は、現在はハッシュリボンが圧縮されていることを挙げ、今のビットコイン価格が底値であると主張しています。

 

さらに以下のようにもツイートしています。

 

BTCハッシュリボンは、半分に近づいているので見栄えがよくありません。

マイニングコストは現在、〜7700ドルです。

マイナーが彼らの家族を養うことを望むならば、ビットコインは前半で15000ドル以上に集まるべきです。

鉱夫とその家族のためにそれをポンプでくみます。

引用:Anondran Twitter

 

Anondran氏は、現在1BTCをマイニングするためにはおよそ7,700ドルかかり、半減期を迎えるとマイナー報酬が半分になってしまうことから、7,700ドルの2倍、つまり15,000ドル以上に価格が回復しなければならないとも述べています。

Anondran Twitter

画像引用:Anondran Twitter

 

ハッシュレートの動向からは上昇が予測

ではビットコイン価格に大きな影響を与えるとされるハッシュレートはどうなっているのでしょうか。

 

以下のハッシュレートチャートは、2020年3月2日現在のもので、直近をあらわす赤丸の中を見ると、一気に大きく上昇していることが見て取れます。

blockchain hash-rate

画像引用:blockchain hash-rate

 

一般的にハッシュレートが上がると、ビットコイン価格も上昇することが予想されるといわれています。

それは、マイナーがビットコイン価格は今後上昇すると予想しているからこそ、マイニングに注力するのであり、今の価格より下落すると予想している場合には、マイニングして得られるビットコイン額が少なくなり、マイニングすればするほど赤字になるため、マイニングしなくなるからです。

 

それを考えると、ハッシュレートが一気にこれだけ上昇したことは、ビットコイン価格の値上がりが期待できる可能性があるということになります。

 

ただ、このハッシュレート上昇には注意しておくべき点が幾つかあります。

そのポイントをご説明しましょう。

 

MicroBTのマイニングマシン生産再開

中国にはマイニングマシンを製造している世界的な大手企業であるMicroBT社がありますが、2020年1月から新型コロナウイルスの影響によって生産や出荷ができない状態になっていました。

 

半減期を目前にして、おそらく多くのマイニング業者から注文を受けていたはずですが、それがこれまでは滞っていたわけです。

2月中旬になって、やっと生産・出荷が再開されたとのことであり、そのことによってハッシュレートが上昇している可能性があります。

 

中国政府によるマイニングの強制停止

中国で発生している新型コロナウイルスの封じ込め対策として、中国政府は人の移動や集まることなどを禁止していました。

マイニング業者もその対策に沿って業務を強制停止させられていたため、マイニング作業ができなかったようです。

 

最近になって中国国内では封じ込め対策が緩和されてきているようであり、それによりマイニング業務が再開されたとみることができます。

 

まとめ

新型コロナウイルスの影響から大きく下落してしまったビットコイン価格が、今年5月の半減期を前にして、今後どう動いていくのか予想できそうなニュースをまとめてみました。

 

実際にビットコイン価格がどうなっていくのかは分かりませんが、強気な見方をしているケースが多いことは事実でしょう。

 

ただ新型コロナウイルスの拡大は、今後ますます進んでいくことが予想されます。

ビットコインにとって、世界的な経済悪化は初めてのケースであり、どういう影響が出てくるのか、誰にも予想することはできません。

 

ビットコイン価格が、もし今後値上がりしていくのであれば、今はビッグチャンスといえますが、それには慎重な判断が必要でしょう。

資産的に無理な取引をするのではなく、くれぐれも余裕を持った範囲での取引を心掛けてください。

 

海外の仮想通貨デリバディブ取引は、高水準のリスクを伴う投資であり、全ての投資家に適した投資ではありません。海外の高倍率のレバレッジは少額の資金で証拠金を上回る取引を行うことができますが、仮想通貨は急激な価格変動も多く、短期間に利益を出せる一方で、証拠金の大部分や全てを失ったり、取引額が証拠金を上回っていれば、証拠金額等を超える損失が発生するケースもございます。損失に耐えられない資金投資はするべきではなく、海外業者で仮想通貨FX取引を始めるにあたっては、投資目的やご自身の経験、リスクの許容範囲などを含めて慎重にご検討し、取引内容を十分にご理解いただいた上で、ご自身の責任と判断において取引を行ってください。

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