ビットコイン価格はしばらくは下落してもその後に上昇?
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- 2024.07.12.
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- ビットコイン価格はしばらくは下落してもその後に上昇?
ビットコインは2024年4月20日ごろに半減期を迎えましたが、その後のビットコイン価格は2024年3月中旬の最高値を更新することもなく、じりじりと下落しており、本記事執筆時点では57,307USD付近を推移しています。
もちろん下落するにはそれなりの理由があるはずですが、仮想通貨FXを取引している人にとっては、今後ビットコイン価格が上昇するのかどうかが気になるところでしょう。
ビットコイン長期保有者や機関投資家は今後のビットコイン価格がどう動くと考えているのでしょうか。
また2024年はどのような値動きになっていくのでしょうか。
仮想通貨FXを取引している人なら誰もが知りたい、これらのことに関して幾つかの報道があったのでご紹介しましょう。
ビットコイン価格が上昇に転じるまでにはもう少し時間が必要
オンチェーンデータや市場データの分析企業であるCryptoQuantが、2024年7月10日付に公開したレポート内で、現在のビットコイン価格は下落基調にもかかわらず、ビットコインの大口保有者が買い増しのペースを上げていること。
そしてビットコイン価格が上昇するにはもう少し時間が必要になるだろうと予想しています。
ビットコイン大口保有者の買い増しが増加
CryptoQuantのレポートによると、現在のビットコインは前月比で6.3%プラスのペースで買い増しされており、このペースは2024年4月12日以降で最も早いペースとなっていることが明らかになりました。
これはすなわち、ビットコイン価格が下落したことにより大口保有者が価格の上昇を見込んで買い増しをしているということになります。
画像引用:coinpost
ビットコイン価格上昇にはUSDTの流動性が重要
CryptoQuantはレポート内で、ビットコイン価格が現在の下落傾向から上昇傾向になるまでにはもう少し時間が必要だろうとの見解を示しています。
その背景にあるのがステーブルコインで、特にUSDTの流動性が重要だと説明しています。
過去の傾向として、USDTの大量発行で流動性が高まることにより、ビットコイン価格が上昇傾向になることを指摘しています。
現在のUSDTは上昇傾向にないため、ビットコイン価格の上昇を促していないわけです。
ビットコインの長期保有者は今もビットコインを売却していない
オンチェーンデータ分析企業であるGlassnode(グラスノード)が定期的に発表している「The Week Onchain」によると、ビットコインの長期保有者はビットコインが下落基調にある現在もビットコインを売却していないことが明らかになったと報告しています。
画像引用:Glassnode
グラスノードは155日未満のビットコイン保有者を短期保有者と位置づけ、155日以上ビットコインを保有しているウォレットを長期保有者と位置付けています。
そして過去にビットコイン価格が大きく下落し、大量のビットコイン売却につながった2019年9月、2020年3月、2021年5月などでは短期保有者と長期保有者の両方から大量のビットコイン売却があったと説明しています。
しかし今回のビットコイン価格の下落に伴う売却に長期保有者は参加することなく、今もビットコインを保有し続けていることがデータで明らかになったと説明しています。
これはすなわち過去のビットコイン価格下落とは異なり、市場構造が堅牢になったということであるとともに、長期保有者は今後ビットコイン価格が上昇に転じる可能性が高いと考えていることを示しているといえます。
ビットコイン価格は年内に10万ドルに到達の可能性
世界最大規模である米国仮想通貨運用企業であるBitwiseのCIO、Matt Hougan(マット・ホーガン)氏がビットコイン価格について、2024年のうちに10万ドルに達する可能性があると2024年7月10日に発表しました。
画像引用:Bitwise
現在の市場の反落は長期投資家にとって贈り物のように見える。
主な追い風により、ビットコインは年末までに10万ドルに達する可能性がある。
引用:Bitwise Google翻訳
マット・ホーガンCIOは、現在のビットコインはネガティブ要素が多くあるものの、視点を広げると追い風の要素が多いため、ビットコインを長期的に保有しようと考えている人にとっては絶好の買いのタイミングだと主張しています。
ネガティブ要素としてはマウントゴックスで弁済が開始されたことに加え、ドイツや米国政府によるビットコインの売却が挙げられますが、これらはビットコインの流動性が低いタイミングでおこなわれたため、下落基調に拍車をかけているものの、これらは長く続くものではないと指摘。
そして2024年のうちに10万ドルに達する可能性の背景にあるものとして、以下の点を挙げています。
まず、今年4月にビットコインが半減期を迎えていること。
そして、今年の1月に承認されたビットコイン現物ETFなど、仮想通貨関連の金融商品に対する資金の流入が話題になっているが、この流入自体はまだ初動であること。
さらに、ビットコイン現物ETFに次いで、イーサリアム現物ETFもまもなく米国でローンチされる予定になっていること。
また、先送りにされているFRB(米連邦準備理事会)による利下げが、2024年から開始される可能性があること。
そして、前述したビットコイン現物ETFの承認やイーサリアム現物ETFのローンチに加え、大統領選挙で仮想通貨を支持するかどうかが大勢に影響する可能性があるなど、米国政府の仮想通貨に対する認識が変化しつつあること。
これらに加えて、ステーブルコインの成長やレイヤー2の開発、大手企業の仮想通貨分野への参入も好材料だと説明しています。
ビットコインは33万ドルまで上昇する可能性
ソーシャルメディアの責任者であり、自身をビットコインセラピーと名乗っているArsen(アルセン)氏が、ビットコイン価格が下落基調であることを認識したうえでもなお33万ドルにまで上昇するとの主張を2024年7月10日、Xに投稿しました。
あなたが怖がっている間に、賢いお金は倍増しています。
これは、この下落が目新しいものではないからです。
ご覧のとおり、ビットコインは4年ごとに史上最高値を更新しています。
2012年:ビットコインが12ドルから1000ドルに上昇 = 約9,000%の増加
2016年:ビットコインが650ドルから19Kドルに上昇 = 約3,000%の増加
2020年:ビットコインが8Kドルから69Kドルに上昇 = 約1,200%の増加
2024年:?
連続するすべてのサイクルで、#Bitcoinのリターンが約60%減少していることに注目してください。
これは、このサイクルで価格が450%上昇し、ビットコインが1コインあたり約330,000ドルになることを意味しています。
ご意見は?
引用:Arsen X Google翻訳
画像引用:Arsen X
アルセン氏は、ビットコイン価格が下落基調にある中で、機関投資家や金融のプロたちがビットコインを買い増ししていることを指摘しています。
この指摘は、上の項で紹介したBitwiseのマット・ホーガンCIOが主張している説と同様のものです。
そしてビットコイン価格の下落は、過去のビットコインの値動きからみても決して目新しいものではないと説明し、強気サイクルが4年毎に起きて大幅な価格上昇につながっていることと主張しています。
4年毎の価格上昇の例を挙げると、2012年には強気サイクルが800日続いて、ビットコイン価格は9000%上昇しました。
次の強気サイクルは2016年に発生し、やはり800日続いて、価格は3000%上昇しました。
そして2020年にも強気サイクルが800日続き、価格は1200%上昇しています。
アルセン氏は、ここで注目すべきは価格の上昇がおよそ60%づつ減少しているということであり、そのことに沿って計算してみると2024年は450%の上昇となり、価格は33万ドルになると主張しています。
まとめ
今回はビットコイン価格に関連したニュースに限定してご紹介しました。
今回紹介したニュースをまとめると、ビットコイン価格はまだしばらくは下落基調が続く可能性があるものの、もう間もなく上昇基調に転じる可能性が高く、ビットコインの長期保有者や機関投資家などは今が買いのチャンスだと考えていることが分かります。
もちろん必ず上昇するとは限らず、仮に上昇したとしても、年内に10万ドルやいずれ33万ドルにまで達するとは限りません。
しかしどの説も単なる理想論ではなく、色々な背景を考慮したうえで算出した予想であり、可能性は高いともいえます。
仮想通貨FXを取引する人にとっては、いつビットコイン価格が上昇に転じるのか、目が離せないタイミングではないでしょうか。
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