FXGT(エフエックスジーティー)レビュー
FXGTは、最大500倍のハイレバレッジで取引ができるセーシェル共和国を拠点とした海外のハイブリッド取引所です。
- 取引所レビュー
- FXGT
目次
第1章 FXGTとは?
FXGTは、仮想通貨FXに加えて外国為替証拠金取引(FX)や株式取引などが行えるハイブリッド取引所です。
FXGTの運営企業である「360 Degrees Markets Ltd.」は、セーシェル共和国に登記され、金融ライセンス(ライセンス番号SD019)を取得しています。
セーシェル共和国の金融規制当局の公式サイトで、「証券ディーラー(Security Dealer)」として登録されていることが確認できます。
出典:https://www.fsaseychelles.sc/capital-markets/
FXGTは、最大500倍ものハイレバレッジ(※証拠金維持率50%でロスカット)に対応しているため、資金が少なくても、大きな金額の取引をすることが可能です。
たとえば1,000円の証拠金を差し入れた場合、最大で50万円ものポジションを持つことができます。
しかも、万一ロスカットが間に合わず口座の資金がマイナスになったとしても、追証は一切ありません。
FXGTが損失を補填してくれるため、差し入れた証拠金以上の負債を抱えることがないわけです。
第2章 FXGTの安全性
FXGTでは、顧客から預かっている資産をひとつのハードウォレットに集中保管せず、複数のハードウォレットに分散して管理しています。
顧客から受け取ったビットコインのほとんどはマルチシグネチャーハードコールドウォレットで管理されており、このハードコールドウォレットは、弊社が指定した金額および弊社が決定した金額を超えるBTCを保持しません。これらのBTCは、他のハードコールドウォレットによって管理されます。したがって、複数のハード/コールドウォレットを管理します。
引用:https://www.fxgt.com/en/security Google翻訳
また複数の署名が必要なマルチシグのしくみを採用しており、入出金用のコンピューターはインターネットから切り離されたオフライン状態で管理されています。
外部からのハッキングや顧客資産が流出してしまうリスクを低減しているわけです。
お客様から受け取ったビットコインの一部は、複数の署名が必要なマルチシグネチャーウォレットで管理されており、このコンピューターは基本的にオフライン状態で、入出金時のみオンライン状態として管理されます。
引用:https://www.fxgt.com/en/security Google翻訳
第3章 FXGTの際立った3つのメリット
FXGTを利用するメリットは次の3つです。
- 外国為替証拠金取引(FX)や株価指数取引など他の金融商品の取引ができる
- 日本円建てで取引できる
- 取引ツールにMT5が使える
1.FXなど他の金融商品の取引ができる
FXGTでは、仮想通貨FXのほかに外国為替証拠金取引(FX)や株価指数取引など他の金融商品を取引できます。
ゆえに「FXにも興味がある」または「仮想通貨もFXも両方取引してみたい」という方におすすめです。
仮想通貨FX業者とFX業者をわざわざ分けなくても、FXGT一本で取引できる環境が整います。
2.日本円建てで取引できる
多くの海外仮想通貨FX業者において、仮想通貨の通貨ペアは米ドル建てが多いです。
しかしFXGTでは、メジャーな米ドル以外に日本円建ての通貨ペアがあります。
具体的には、BTC/JPY、ETH/JPY、XRP/JPY、BCH/JPYです。
取引価格が日本円で表示されるため直感的でわかりやすく、国内取引所に慣れている方にも使いやすいでしょう。
3.取引ツールにMT5が使える
FXGTでは、取引ツールに世界中の機関投資家が利用している信頼性の高い取引ツールMT5が使えます。
MT5は、さまざまな注文方法が行え、相場を分析するためのインジケーターも豊富にありますので、より快適な環境でトレードが行えます。
出典:https://web.fxgt.com/?_ga=2.108652226.1149780279.1590146682-143459648.1590146682
MT5にはWebブラウザ版とデスクトップ版(Windows)、スマホアプリ(Android、iOS)がありますので、どのようなデバイスからもアクセス可能です。
また自動売買ツール(EA)も利用できますので、取引をするための時間があまり割けないという人にでも効率的に取引が行えます。
第4章 FXGTの手数料
FXGTで取引する際に支払う手数料は以下の3つです。
- スプレッド
- スワップ(レバレッジ手数料)
- 出金手数料
取引手数料は無料です。
取引手数料が無料でスプレッドのみであることは、他の仮想通貨FX取引所と大きく異なります。
外国為替証拠金取引(FX)専門の取引所の多くが「取引手数料は無料でスプレッドのみ」となっており、FXGTのしくみはこのFX業者の慣習に沿っています。
1.スプレッド
スプレッドとは「売値」と「買値」の差額のこと。
たとえばビットコインの「売値」が975,800円で「買値」が976,300円のとき、スプレッドは500円(976,300円-975,800円)となります。
注文画面に表示されている「買値」と「売値」にはFX業者の取り分が含まれていますので、このスプレッドが実質の手数料となります。
FXGTでは、最低スプレッドを次のように提示しています。
- BTC/USD 75ドル(約193円)
- BTC/JPY 210円
相場の状況によっては、上記のスプレッドはより広がる場合があります。
実際にスプレッドを確認してみたところ、BTC/JPYでは397円(2020年5月24日12時ごろ)でした。
FXGTが仮想通貨FX取引所の中で最も狭いスプレッドを提示しているとはいえません。
実質手数料として他の取引所と比較した場合、同程度か相場の状況により若干安い場合もあるといえるでしょう。
2.スワップ(レバレッジ手数料)
スワップ(レバレッジ手数料)は、ポジションを保有しているときに支払う必要がある手数料です。
トレーダーがレバレッジをかけて、証拠金よりも大きな額のポジションをもつとき、証拠金以外のお金は取引所から実質借りていることになります。
ゆえにスワップ(レバレッジ手数料)は、取引所に支払う利息といえます。
FXGTでスワップが発生するタイミングは、03:00/07:00/11:00/15:00/19:00/23:00(サーバータイムGMT+3)の1日6回です。
このタイミングでポジションを保有しているとスワップ手数料がかかるので注意してください。
BTC/USDとBTC/JPYにおける平均スワップは次のとおりです。
- 過去の買いポジションの平均スワップ-0.0105%
- 過去の売りポジションの平均スワップ-0.0085%
たとえば100万円の買いポジションを持ってスワップ発生のタイミングを迎えると、105円(100万×0.0105%)のスワップ手数料が差し引かれます。
売りポジションを持っていると85円のスワップ手数料がかかります。
FXGTでは、買いポジションと売りポジションのどちらにおいてもスワップ手数料が差し引かれる点に注意してください。
FXGTのスワップは、他の仮想通貨FX取引所の無期限契約で設定されている「資金調達手数料」に該当するものと考えられます。
「資金調達手数料」は、買いポジション保有者と売りポジション保有者の間で手数料が交換されるしくみのため、一方で手数料が引かれてももう片方は手数料を得られます。
しかしFXGTのスワップでは、どちらのポジションをもっていても手数料を差し引かれます。
また手数料が引かれるタイミングが1日6回とやや頻回である点にも注意が必要です。
たとえばBybitやBinance Futuresは、「資金調達手数料」が引かれるタイミングは1日3回ですが、FXGTはその倍の6回になっています。
必然的に、FXGTの方がコストが多くかかることになります。
3.出金手数料
FXGTでは、仮想通貨の出金手数料は無料です。
法定通貨を出金する場合は、銀行振込の場合にのみ出金手数料がかかります。
第5章 FXGTのカスタマーサポートについて
FXGTでカスタマーサポートを利用するときは、Eメールまたはライブチャットで問い合わせします。
ライブチャットは24時間対応です。
日本語で問い合わせが可能なので、英語が苦手な方でも問題ありません。
FXGTのトップページ右上にある「登録」または「ログイン」ボタンをクリックして表示されるページの右下にあるアイコンをクリックすればライブチャットを起動できます。
第6章 まずはデモ口座でFXGTの使い勝手を試してみよう
FXGTで取引を始めるには、本人確認書類や現住所確認書類の画像を送付してKYC認証を済ませなければなりません。
ですが、KYC認証を行う前に注文画面の使い勝手を試したい方は多いのではないでしょうか。
そこで役立つのがデモ口座です。
デモ口座を作る手順は次のとおりです。
- アカウント登録
- デモ口座を有効化させる
- デモ口座を起動
1.アカウント登録
最初にメールアドレスを入力してアカウントを作成しましょう。
FXGTのトップページ右上にある「登録」ボタンを押すと、名前とメールアドレスを入力する画面が表示されます。
出典:https://portal.fxgt.com/register
名前とメールアドレス、パスワード、居住国を入力して「登録」ボタンを押します。
送られてきたメールに書かれているリンクをクリックすると、アカウント登録は完了です。
2.デモ口座を有効化させる
デモ口座を有効化させるには、上部メニューの「MT5アカウント」をクリックします。
出典:https://portal.fxgt.com/accounts
そして「デモ口座」をクリックしましょう。
次にどの通貨を証拠金として利用するかを選択します。
出典:https://portal.fxgt.com/accounts
次にレバレッジ倍率を選択します。
出典:https://portal.fxgt.com/accounts
選択できるレバレッジ倍率は「5倍・10倍・25倍・50倍・100倍・200倍・500倍」の7種類です。
そして「進む」を押すと、デモ口座用のIDとパスワードが表示されます。
3.デモ口座の起動
続いてMT5をダウンロードしましょう。
デモ口座のIDとパスワードが表示された画面の下に、ダウンロード用のボタンがあります。
出典:https://portal.fxgt.com/accounts
MT5はWindows用、Android用、iOS用、Webブラウザ用があります。
自分が使用しているデバイスに応じて選択してください。
なお「ウェブ」をクリックすると次の画面になります。
出典:https://web.fxgt.com/?_ga=2.75058130.1149780279.1590146682-143459648.1590146682
先ほど表示されたデモ用口座のログインIDとパスワードを入力すると、デモ口座へ接続できます。
第7章 実際に取引を始めるにはKYC認証が必要
デモ用口座で使い勝手に納得したら、実際に取引を始めるとよいでしょう。
リアルで取引を始めるには、KYC認証が必要です。
KYC認証を済ませていない状態ですと、入金・取引・出金を行えません。
KYC認証するには、右上の「設定」アイコンから「アカウント認証」に進みます。
KYC認証でアップロードが必要な画像ファイルは次の2つです。
- パスポートまたは運転免許証
- 現住所が記載されている各種請求書またはクレジットカード明細書、水道料金請求書など公的な書類
FXGTが送られた情報を確認した後、アカウントが承認され取引を始めることができます。
第8章 FXGTへの入金方法
FXGTの口座へは、法定通貨と仮想通貨の両方を入金できます。
上部メニューの「eWallet」を選択して、入金したい通貨の「入金」ボタンを押します。
出典:https://portal.fxgt.com/ewallets
法定通貨を入金する方法
法定通貨は、米ドル(USD)、ユーロ(EUR)、日本円(JPY)の3種類に対応しています。
法定通貨の入金方法は以下の3つがあります。
- クレジットカード(Visa、MasterCard、JCB)
- オンラインウォレットサービス「Bitwallet」
- 銀行送金
上記のうち、クレジットカード入金がおすすめです。
なぜなら、クレジットカードでの直接入金は手数料がかからないからです。
オンラインウォレットサービス「Bitwallet」を利用する場合も手数料はかかりませんが、そもそもBitwalletの口座に対して入金するときに手数料がかかります。
Bitwalletの口座への入金方法は、クレジットカード入金とみずほ銀行からの国際送金の2つがありますが、クレジットカードは入金額の8~8.5%、みずほ銀行は振込手数料と中継銀行手数料の負担が必要です。
また、3つ目の方法である銀行送金は国際送金+中継料金の手数料を送金者が負担しなければなりません。
たとえば楽天銀行から10万円を送金する場合、4,750円の手数料がかかります。
ゆえに法定通貨を入金する場合は、クレジットカードでの直接入金が最も手軽だといえるでしょう。
使用できるクレジットカードのブランドは、次の3種類です。
- Visa・・・日本円
- MasterCard・・・日本円、米ドル、ユーロ
- JCB・・・日本円、米ドル、ユーロ
入金する通貨を選択したあと、クレジットカードのブランドを選択します。
出典:https://portal.fxgt.com/deposit-by/TVRNMA==
そして入金額を入力した後、クレジットカードの情報を入力しましょう。
出典:https://portal.fxgt.com/process-deposit/TVRNMA==/TlRnM09EST0=
仮想通貨を入金する方法
FXGTへ入金できる仮想通貨は、次の4種類です。
- BTC
- ETH
- XRP
- USDT
eWalletの画面で入金したい通貨の「入金」ボタンを押した後、「仮想通貨入金」と進みます。
出典:https://portal.fxgt.com/deposit-by/TVRFeQ==
そうすると、入金用アドレスとQRコードが表示されます。
そのアドレス宛に指定した通貨を送金しましょう。
第9章 FXGTからの出金方法
FXGTから出金するには、まずMT5アカウントからeWalletへ資金を移動します。
仮想通貨の出金であれば、仮想通貨の送金手続きを行います。
法定通貨の出金の場合、出金方法は次の3種類から選べます。
- クレジットカード
- オンラインウォレットサービス「bitWallet」
- 銀行振込
クレジットカードで入金した場合は、クレジットカード経由での出金を選べます。
ただし金額は入金額までです。
それ以上の金額を出金したい場合は、超えた金額を「bitWallet」を使って出金します。
上記の2つがどうしても使えないときは、銀行振込を利用します。
ただし銀行振込のときだけ、利用者は出金手数料を負担する必要があります。
第10章 終わりに
FXGTは海外の事業者ですが取引ツールやサポート等日本語に対応しています。
日本語での問い合わせにも対応しているので、英語が苦手な方でも使いやすく、海外の取引所を初めて利用する場合でも戸惑うことは少ないと考えられます。
大きな特徴である最大500倍ものハイレバレッジで取引すれば、少額の資金でもかなりの大きな金額の取引が行えます。
しかし、もともとがボラティリティの大きい仮想通貨をさらにハイレバレッジで取引した時には、それに伴うリスクも増大することは理解しておかなければなりません。
取引の際には、ロスカットになる価格を念頭に入れ、自己資金に照らし合わせてレバレッジを設定するようにしましょう。
まずはアカウント登録してデモトレードを行ってみてからリアル取引に移行されることをおすすめします。